ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ブログに何を書こうか・・・・

2015年11月21日 02時16分12秒 | ちょっと休憩
それは事前に決まっていることもありますし、帰ってから考えることもあります。

ただハッキリとしているのは・・・

カテゴリーを散らす

ワインの話をあまり難しく書かない
実は書けないんです・・・)

くらいのものです。


今日は営業途中で知ったニュースで決まりました。

先日プロレスの天龍源一郎さんの引退のことを書きましたので「古い時代の郷愁」的なことは避けたいところなんですが「北の湖親方の訃報」を聞いては・・・・


私の小さなころの英雄は横綱大鵬さん。

しかし「テレビの中の強い人」でした。


北の湖さんの頃にはそれなりの歳になっていましたので人間観察的なこともしていたかもしれません。

優勝回数などは抜かれていますが横綱在籍、横綱としての勝利などは歴代一位。

「横綱は強くなければならない」という信念から怪我で勝てなくなるとスパっと引退されましたが、もう少し続けていると更に記録を重ねたろうと思います。


何しろ「憎らしいほど強い」のです。

で、傲慢そう、に見える。

実は細やかな心遣いの人であることは解説などを聞いているとわかります。

また「何年の何場所の何日目の何関との○○という技の・・」と、いつでもズバッと出てくるのには舌を巻きました。

私は相撲フリークではありませんが「カッコいいなあ!!」と少年から青年に代わる時代に憧れたものです。


まさに巨星が天に召されたのです。

ご冥福をお祈り申し上げます。


             樋口誠

VD○とかVD△とか・・・・・・

2015年11月20日 03時10分20秒 | ワインの事
先日終わった年に一度のソムリエ協会の呼称資格認定試験。


受験生は色々と勉強をするわけです。

どんな世界の試験でも出てきそうなのが「略称」です。

ワインの場合、MC法(昨日のヌーボー等の作り方です)とかMLF(マロラクティック発酵)とか・・・・・


それと並んで「覚えなさい」と言われるのがVDLとかVDNとかいうものです。

酒精強化ワインのタイプを指す言葉ですね。


代表的なものにはポルトガルのポートワインやマデイラ、スペインのシェリー、イタリアのマルサラなどがあります。

上記のVDL、VDNはフランスでの言い方です。

「L」が付くのは「発効前の果汁にアルコールを添加しミュート=発酵停止により強化されたワイン」で「N」が付くのは「発酵前」でなく「発酵中の果汁に・・・・」となります。

いずれにせよ殆どのものが甘口。


何しろこのタイプの場合、ポートワイン、マデイラ、シェリーなどがあるが故にVDNもVDLも出番が少ない「可哀そうな存在」です。

が、それ故にお値段が安く、しかも掘り出しものがあったりするものです。

例えば今月私が入手したのは南仏のルーションというところにあるリヴザルトというVDNの古酒。

1953年=62年前の甘口ワイン。

色は琥珀を帯びて輝きを放ち、香りも芳醇です。

得てして濁りがあったり、不用意な酸化を帯びていることもありますが、ご愛敬の範囲なんです。

とはいえ今回入手のものは樽のまま眠っていたものを最近ボトリングしたばかりですから濁りもなく素晴らしい出来栄え。

そんなものがグラス1,500円で飲めるなんて幸せですね。


皆さんも探してみてください。

「リヴザルト」のほかに「バニュルス」「モーリー」「ラストー」などで探すと良いと思います。

あ、もしスペインの「フォンディジョン」というのが見つかればハッピーかなあ・・・・

食後はチョコのお供、フォワグラなんかとも合いますし、単独でも楽しめます。


            樋口誠

チャリティ送金のご報告

2015年11月19日 14時46分25秒 | ニュース
一昨日開催されました【「Girls can do it!!!」ソムリエールディナー 美味しく楽しく、そして前を向く】

無事に終了し集まった金銭も無事に送金されましたことをご報告いたします。

島田靖子さんからの送金分


竹内景子さんからの送金分


いずれも子供や特に女児が社会に復帰、参画出来るように頑張る団体への義捐になります。


またこういった機会を作ります。

その際は是非ご参加賜りますように!!!



             樋口誠

ボージョレ→ボジョレー・・だそうです。

2015年11月19日 02時11分42秒 | ニュース
私はこれまで「ボージョレ」と呼んでいました。

というのもソぺクサ=フランス食品振興会さんがそういう表記をしておりまして、ま、右に倣えをしていたわけです。

しかし、どういう訳か今年から「ボジョレーにします」というご通達。

ちなみに私の苗字樋口をグチとかとかヒグッチャンとか色々言われますので、ボジョレーでもボージョレでも大きな問題ではありませんね(笑)

さてさて先ほど24時に今年のボジョレーヌーボー解禁しましてお客様も私も口にさせて頂きました。


例年の「数十年に一度の」とか「稀に見る」とかの表現で行くと「記憶に残る素晴らしい年」ということだそうです。

ま、どの年も同じということはありまえんし「一期一会」なのですから「収穫出来たことを祝いたいものです。


しかし、今年のヌーボーは凝縮感がしっかりとありましたねえ。

2009年、2010年、少し前の2003年、2005年もしっかりしていましたが私の感覚では並外れているように感じました。


勿論、造り方はMC法=炭酸ガス浸漬法だし、新しい樽で長期間寝かせるわけでもありませんので強いタンニンや樽からの甘い香り、複雑みはないのですが「あ、これならヌーボーでないのも濃厚なワインになるやろなあ」と・・・・・


いや、濃厚がいいと言っているわけではありません。

しかし「薄っぺらい」とか「水っぽい」的な要素がないことは大事なことですし、寝かせても面白い存在です。


今日、明日は「まずはシュワシュワッといきますか?」と泡ものを勧めるのをやめて「獲りたて、もぎたてのヌーボーで乾杯しませんか?」です。


百聞は一見に如かず、です。

自然の生み出す「年に一度の」葡萄の姿を見てやってくださいね!!




             樋口誠

記念になるイベントでした。

2015年11月18日 02時05分45秒 | 日記
昨日は「Girls can do it!!!」ソムリエールディナー《楽しく美味しく、そして前を向く》と言うイベントを催しておりました。
島田靖子、竹内景子、竹内香奈子、小山田順子、井下奈未香と言う立場の違うソムリエール5名がタイトル通りにイベントを進行。

言い出しっぺの私はちょっと楽をさせていただきました。
売上げとオークションでの温かい義捐金を二つの宛先に送ります。
これらに関しては後日担当ソムリエールからFB等でご連絡させていただき、それを私を含めたメンバーでシェアいたします。
参加された皆様の意思を無駄にしませんようにしっかりとしたいと思います。

3月にもこの種のイベントを企てる予定です。
どうぞご参集下さいますように………

樋口誠

年に何回かの・・・・・

2015年11月17日 03時59分20秒 | スケジュール
大人数の、言い換えればグループの予約が増える時期があります。


年末年始の忘新年会、3月から4月上旬の歓送迎会のシーズン、GWや盆の家族や旧友が集う時。


コレから暫くは忘新年会の問い合わせがありそうです。

しかし、ご周知のようにそむりえ亭は5名以上のグループは一組しか入りません。

他はカウンター7席と4名掛けテーブルが2卓。
奥の半個室が計10名入るのですが一組お入りいただくのみなんです。


ですので大人数でご利用をお考えの場合はお早めにお電話を頂けると幸いです。

ちなみにご予算は通常の平均単価で申し上げますと12,000円から13,000円くらい。

よーく食べスッゴイ飲まれる方ばかりの場合で20,000円かからない位です。

また5名以上でのご予約は必ずお料理をお任せ頂いています。

お苦手、アレルギー等をお伺いしたうえで最適な料理とワインを組んでお待ちしております。





さて今日はお休みを頂いて外部でイベントを運営させて頂きます。

準備期間3か月ほどのイベントですが、サイコロはどう転びますやら楽しみな一日です。


             樋口誠

スターでした。

2015年11月16日 02時58分58秒 | 日記
子供の頃は自分でするスポーツとしてはサッカー、皆で何かしようかと言う時は野球でした。

それとは別に相撲では「大鵬、柏戸」が光り輝く存在。

しかし当時はプロレスも相当な人気でして、力道山が活躍した後の日本プロレスと私の脳裏には国際プロレスが残っていて・・・

タンスの上から飛び降りたり、布団の上で暴れたりしていました。


国際プロレスにはサンダー杉山さん、怪力豊登さん、グレート草津さんなどがおり暫くしてストロング小林さんがスターになりました。

住んでいた堺の家の近くにある金岡公園の体育館で興行をおこなったときは切符も買わずに覗こうとしてストロング小林さんの「お前ら、何やってんだあああ!!!!」と怒鳴られたものです。

そのうち日本プロレスから二つに分かれた新日本プロレスと全日本プロレスが勝ち組になって、国際プロレスは無くなってしまいます。

その頃からの強豪の一人が天竜源一郎さんでした。

武骨で不器用。

色々な団体を渡り歩き・・・・

しかし偉大な先輩であるジャイアント馬場さんやアントニオ猪木さんにピンフォール勝ちした唯一の日本人選手です。



その天龍さんも引退。


数年前の三沢光晴さんの試合中の事故による死もショックでしたが、なにか大きな穴が開いたような寂しさです。

引退理由は年齢によるものでしょうが「これからは病気の妻を支えるのは自分だ」という優しさも泣かせます。


最近ではマスコミが「滑舌の悪さ」を売りにしようとしているようですが、私にはとんでもないことだな、と感じています。

「レジェンドやぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!」と言いたくなりますね!!

いずれにせよ「時代の火」がまた一人消えていきました。



               樋口誠

「目には目を、歯には歯を」という言葉

2015年11月15日 02時36分56秒 | ちょっと休憩
昨日のパリでのテロのニュースや少し前のロシアの航空機撃墜のニュース。

いずれもISISの犯行声明が出ているのですね。


何故か表題の言葉が浮かんできて「報復の繰り返しはいつまで続くのだろう」と思い、知らぬ間に意味を調べていました。


通常「やられたらやり返す」「やられたことと同じようにやり返す」のような捉えられかたをしています。

ハンムラビ法典の言葉です。

実際は逆の意味だそうです。

例えば「何かを奪われた人がいたら、町でそれを補償してあげなさい」的な博愛を持ったもののようです。


今回に限らず被害にあった人達にはお悔やみの言葉、犯行を起こしたものへは怒りしかありません。


しかし、空爆による報復などを繰り返していたら、同じレベルか「倍返し」的な報復が待っていることも簡単に予想できます。

「根こそぎ叩き潰せば大丈夫」という声もあります。

そうでしょうか?


そんなことは不可能なのではないでしょうか?


マハトマ.ガンディーは言っています。

「暴力によって得られた勝利は敗北に等しい。それはほんの一瞬しか続かない」

被害者のご家族やお仲間にとっては「成敗したい」に違いないし、私も自分がその立場ならそう思うんだろうと思います。


繰り返して億万の被害者を未来永劫増やし続けるより、ガンディーの唱える「非暴力」と「非服従」が平和へのキーワードのように思えます。


               樋口誠

昔と今では・・・・・・

2015年11月14日 03時03分09秒 | ちょっと休憩
あらゆるものが劇的に変化しています。

例えば電話。

私の幼い頃、家には電話はなく近くのお金持ちの家にある電話で呼んでもらっていたり、受話器も喋る方と聞く方が分かれたタイプで交換士を通してかけるものだったり・・・・・

小学生の半ばくらいで家に電話が来て、いつ頃からかダイヤル式からプッシュホンに替わり・・・・

ポケットベルの時代を挟み、携帯電話が出始めますが「お金持ちだけしか持てない肩掛け式の高級品」でした。

それから凄い速度で新しき機種が出てきますが、あっという間に「スマホ」です。


昔「鉄腕アトム」や「鉄人28号」「スーパージェッター」などというマンガを見て「未来はあんな風になるのか」と思っていましたが、あながち間違ってもいない変化でもあります。

少なくても機械的なものは相当な進歩ですね。


しかしワインも含む「口に入れるもの」は意外と変わっていませんね。

確かにコルクでない栓や新しい産地のワイン、生産方法が出てきています。

が、昔ながらのものがなくなるわけでもなく、むしろ支持を得るのは古いものだったり、なのですね。



料理も変わったようで卵かけご飯は美味しいですし、チキンラーメンは生産を続けていて、土鍋で焚くご飯も戻っていますね。


沢山の選択肢の中で変わるものと変わらないもの。

自分の店で提供するワイン、料理。

楽しい選択の繰り返しです。



                樋口誠


ちょっと「良かったかも」と・・・・・

2015年11月13日 03時12分45秒 | ちょっと休憩
昨日は木曜の割に忙しくさせて頂きました。

で、後半のお客様。

お馴染みの「あるクリニック」の先生と職員がおられ、ま、簡単に言うと職員さんの日頃の働きに対する慰労会ということでした。


たいてい、医療関係の職員さんというと女性が多く、男性だけで運営している店の店主としては羨ましい限りです。



で、このお席のメインディッシュ以降に突入すると女子トーク炸裂。

先生は「タジタジ」

いやあ、そのパワーには男性は太刀打ちできませんね(汗)



お話の内容を聞いていると医療や運営に関しての「熱意ある意見」や「家族に対する愛情や観察」が見て取れ、感心することしきり・・・・・


男ばかりの職場とは違う雰囲気と、それを上手に受けて頷く先生にも拍手です。



しか~~し



男だけの店で「良かったかも・・・・」(笑)




あまりお客様のことを書かない私ですが、これは書いても叱られないだろうなと思って書くのですが、そんな風景を見て仕事を出来る私たちは恵まれていますね。

他人様の日常や感情を垣間見れる。


言ってみれば「真実は小説より奇なり」を毎日見れるのです。


それもまた「良かったかも」です。


今日も沢山予約を頂いています

色々な風景を楽しんで仕事をしたいと思います。


             樋口誠