ワインの世界には同じ産地の中に「レギュラー扱い」と「補欠扱い」的な序列があるような、ないような(笑)
例えばボルドーのカベルネソーヴィニヨンとメルロは正選手として認知され、カベルネフランは補欠的な認知度。
ブルゴーニュの赤ではピノノワールが正でガメイは補、白ならシャルドネが正でアリゴテやピノブランなどが補。
先日はスペインのアイレンのことを書きましたが、アイレンは生産量こそ巨大ですが扱いは補欠扱い。
実際のところボルドーのカベルネフランは少し前まではそうだったかもしれませんが、今では他の産地での台頭と温暖化によるのかスター化してきました。
ガメイはヌーボーでの位置づけは変わらないかもしれませんが「クリュ」と言われる「良い畑」のものは「熟成させて飲もう」というのが珍しくなくなってきた様子も見受けられます。
アリゴテに至ってはカシスリキュールと合わせてカクテル「キール」に使われたりしましたが、最近では「○○が造ったアリゴテは凡庸なシャルドネに負けない」などと言われるようになっています
しかし私的にはアリゴテに関しては昔のままであって欲しいな、という思いもあります。
爽やかで酸があって香りが控えめ。
スルスルと飲めて豚系の惣菜とは抜群の相性なんですね。
「ポテンシャルがあるのにヒドイ扱い」はよくありませんが、「無理な飾り」は要らないなあ・・・・とも思います。
先述の「シャルドネに負けない」という表現はアリゴテのアイデンテティとしては屈辱的な気もするんですね。
実は12月はアリゴテを使いますが「アリゴテらしさ」を楽しんで頂ければと思います。
冷たい肉料理に活躍してくれますよ!!
樋口誠
例えばボルドーのカベルネソーヴィニヨンとメルロは正選手として認知され、カベルネフランは補欠的な認知度。
ブルゴーニュの赤ではピノノワールが正でガメイは補、白ならシャルドネが正でアリゴテやピノブランなどが補。
先日はスペインのアイレンのことを書きましたが、アイレンは生産量こそ巨大ですが扱いは補欠扱い。
実際のところボルドーのカベルネフランは少し前まではそうだったかもしれませんが、今では他の産地での台頭と温暖化によるのかスター化してきました。
ガメイはヌーボーでの位置づけは変わらないかもしれませんが「クリュ」と言われる「良い畑」のものは「熟成させて飲もう」というのが珍しくなくなってきた様子も見受けられます。
アリゴテに至ってはカシスリキュールと合わせてカクテル「キール」に使われたりしましたが、最近では「○○が造ったアリゴテは凡庸なシャルドネに負けない」などと言われるようになっています
しかし私的にはアリゴテに関しては昔のままであって欲しいな、という思いもあります。
爽やかで酸があって香りが控えめ。
スルスルと飲めて豚系の惣菜とは抜群の相性なんですね。
「ポテンシャルがあるのにヒドイ扱い」はよくありませんが、「無理な飾り」は要らないなあ・・・・とも思います。
先述の「シャルドネに負けない」という表現はアリゴテのアイデンテティとしては屈辱的な気もするんですね。
実は12月はアリゴテを使いますが「アリゴテらしさ」を楽しんで頂ければと思います。
冷たい肉料理に活躍してくれますよ!!
樋口誠