読んだ本の数:22
読んだページ数:4541
ナイス数:103

図書館の職員さんに「逢坂剛の鬼平が面白い」と聞き、棚を探しに行った 目指す本がなく、適当に選んだら、これもシリーズの中の一冊だった きっと知るべき情報が足りていないまま読了しているが、大迷走しているさまが面白かった 十分楽しんだ 次は順番に出合うようにしたい
読了日:09月30日 著者:逢坂 剛

「戦争をやめた人たち」を読んだのはいつだったかと読メをさかのぼった モーパーゴのこれはもっとドラマティックに描かれているが、読んでいて手が震え、涙が出そうになった 白髪のコニーが、この手紙と過ごした長い時間が伝わってくる 本のサイズが手の中に入るようなもので、それに塩梅よく収まった絵がやさしく刺さる 今ウクライナで、ガザで、起こっていること 1914年クリスマスに起こった奇跡が、かの地でもあるように 民衆の心を指導者と呼ばれる人が第一義にとらえるようにと思う
読了日:09月29日 著者:マイケル モーパーゴ

再読と気が付かず読了 己のコメントを読んで初読の時を思い出した 組織の中で伸びる才能と、自由な中で伸びる才能に目がいっていた 10年たっての再読で、その間にオリンピックや国が絡んだ大規模なイベントがらみの不正が表に出てきてこの本で共感する部分が別なものであった 息苦しいよなあ アスリートそれぞれに背景があり一概にどうのとは言えないと思うが、組織に育成され、金メダリストになりスポーツ省に入った主人公が後輩の気持ちが理解できず、段々役人になっていくさまが見事に描かれていた 最後黒崎君はどこ走ったのかな?
読了日:09月28日 著者:堂場 瞬一

わかる場所がいくつかあり、あそこがこういう絵になるのかと思った 画家の頭の中ではみた風景がこう変換されるのか…それがとても面白かった
読了日:09月24日 著者:村上 健
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「つれあい」という言葉が浮かんだ どの物語も残した気持ちや、届かなかったもの、かけ違いや、思い違い、改めての気持ち…どうなるんだろうと推理小説を読むように頁をめくった 恋する人への思い 愛する人や、愛した人への気持ち いとおしかった
読了日:09月24日 著者:中島 京子

銀座に住みたいけれど千葉に暮らす筆者が、23区内の家賃5万円の物件の環境を観て歩いたエッセイ 一つ一つは面白くて、楽しいのだが、まとめて読むと同じことの繰り返しなので、時間を空けて読みつないだ 図書館により、自分の本があるかと確認して安堵する様子が楽しかった
読了日:09月21日 著者:小野寺 史宜

「ネコ」確かに猫です 仕草や表情は、我が家にのんびりと暮らす飼い猫に瓜二つ サバンナの中にある人間の暮らしに近いもの あっという間に最後までたどり着いてしまいました
読了日:09月20日 著者:井上 冬彦

読了日:09月19日 著者:髙田 郁

読了日:09月19日 著者:髙田 郁

関西人らしい笑いの含む、それなのに歯に衣着せぬはっきりとした物言いが好きです この本が出たとき読みたかったが、機会がなく今に至った 苦笑いが出た 「情報化・多様化が進み、様々な価値観に触れるようになった現代でも、「おっさん社会」はまるで形状記憶合金みたいに、いつの間にかその形を取り戻してしまうのです」「おっさん化は中高年男性に限ったことではない 若い人でも、女性でも「おっさん体質」の人はいる」 その通りだと思う 煮えたぎった鍋のような文章なのが残念だが、共感することは多かった ほかの本も読んでみようと思う
読了日:09月16日 著者:谷口真由美
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この本は私の子育ての中での思い出の一冊です 図書館から借りて何度も何度も子どもたちと読みました お金がなくて買えなかったのです 「Uだけは押すな」子どもと声を合わせて読みました 図書館の棚に見つけて懐かしさのあまり手に取りました どうなったのかな、また不思議なエレベーターと出会えたのだろうか ちょっと妖艶な絵柄が「Uだけは押すな」を引き立たせているように思う 再会 しみじみと過ごしてきた時間を思いました 本に感謝
読了日:09月14日 著者:パウル マール

表題に 表紙のライオン ライオンを誘っているの?と手にとった ふむそうか…大人の役割を担っている お姉ちゃんの思いなんだ ラストの写真が少し安易すぎるネタばらしのように感じた そこまでのなんとも言えない流れが、ちょっと止まった様に感じた 何か別のラストがあった様にも思います
読了日:09月13日 著者:ハイロ・ブイトラゴ

じっくりと作品を見たことがなかった いやすごいや! この才能に、じんじんときた セツさんの過ごされた時間が思われた お元気で製作が続いているという ほかの本も拝見しようと思う そしていくつからでも好きなことに熱中する その素晴らしさを改めて思いました
読了日:09月13日 著者:木村 セツ

コロナウイルスが蔓延し始めたころ、イタリアのヴォルタ高校の校長先生が生徒たちに発信したメッセージ 読みたかったのだが己の目先に追い回され今になった 先の見えなかったあの時の事を思うと、この文章に敬服する また教育者として学校を「決まった時期に行事が行われることで、時の移り変わりを感じ、市民生活がきちんと送れていることを認識する場所です」と学校と社会との関係を明記している また、「私たちの貴重な財産ー社会組織や人間性を守るためには、理性的な思考を持ってください」と結んでいます イタリアの教育の深さを感じた
読了日:09月13日 著者:ドメニコ・スキラーチェ

本棚の整理をしていて、手放そうかと再読 読んだら、何といったらよいのだろう…もっと何かがつかめそうな感じがして、もう少し手元に置き、再読を重ねるべきと思った
読了日:09月12日 著者:デビッド マコーレイ

映画を観た 痛快だったし、言っていることが至極もっとものように感じた 原作はどんな感じなんだろうと手に取った まず文字の大きさがありがたかった 映画に劣らず痛快 潔く憤慨しているさまが気持ちよい 昔はこうだったと言われると抵抗も多いのだろうが、こういう考え方をしていたもんだと、名前をさらし、顔をさらし、正々堂々と言ってのける様はこうありたいと望むものだ 今治で起こった事故の裁判を取り上げた章では、法律の解釈と、こうあっていいのではないかという記述に、朝ドラでも似たことがあったと思った 面白く読了した
読了日:09月10日 著者:佐藤 愛子

あれ?読んでなかったっけ?と思いながら読みだし、読メで確認 再読でした! 以前と違った場面で胸に来た 田舎に戻ったおやじが、兄姉たちとの母親に対する思いの違いの場面が刺さった すべての子どもが手元を離れて数年がたつ 大人になった彼らとどのような距離を置いたらよいのか手探りでいる 都会の有り様と 地方の有り様は違う また時間をおいて読んでみようと思う その時はどこにひっかかるのか楽しみです
読了日:09月09日 著者:垣谷美雨
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オシムが日本サッカーに与えたもの その時代を知っているものとして読みながらうんうんそうだったんだよね…そうやって今があるんだよねと頁を繰った 「オシムの言葉」再読したい
読了日:09月08日 著者:島沢 優子

農水省の白石さん とてもわかりやすく日本の農業の状況を説明している 「令和の米騒動」という状況の今 農政のかじ取りについて考えてしまう 食料自給率40%以下の日本でいいのか 国内の生産地を守るには、国産の生産物を食べること 白石さんは最後にそう教えてくれています
読了日:09月08日 著者:白石 優生

ユダヤ人の子どもを疎開させる映画や本ががる 命からがらドイツやポーランドから子どもを脱出させるものだ これはイギリス人の子どもがロンドンから疎開する物語 ロンドンも空襲にあっている 後見人になる人を探して戦時下疎開すると言う奇策に出たわけ 3人そろって本を読むことが好き その本を読むことから縁を紡いでいく 「雪割草」という映画がある やはり親を失った7人の兄弟が一人ずつ引き取られていく物語だ 血縁にない子どもと暮らすことにそれほどハードルが高くないのを感じる 読みごたえがあった
読了日:09月06日 著者:ケイト・アルバス

NHKドラマの再放送をたまたま観た なかなかよくて原作を読みたいと思った 原作者が「ドラマは少し原作と変えてあるが伝えたいことは抑えている」と言っていると知り、ますます読みたくなった 確かに、ドラマは原作より少しドラマティックに作られていた でも、だからどちらがどうかという感想も持たなかった どこまでもこういうことがあったと淡々と語られる空気が、ドラマでは最後に語られた「自分の頭で考える」を示しているように思った
読了日:09月05日 著者:椰月 美智子
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これはすごい あの時代の、南アフリカの、政治囚たちの、とてもとても気の長い、限りなく永遠に近いような時間の積み重ねで、つかみ得たゆるぎないもの こういう歴史の上にたった南アフリカのサッカーと、日本のサッカーを思ってしまった サッカーはボール一つあれば始められるスポーツで、やるのも、見るのも面白い 誰もが平等に楽しめるそういう世界をと思う
読了日:09月03日 著者:チャック コール,マービン クローズ
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