つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

9月の本

2024年10月01日 | 本・・・
ようやく関東の夏も終わりに向かっているようです
それでもまだまだ汗は出て「読書の秋」は今少し
体調に気を付けて、良い読書を楽しみたいと思います
 
9月は、読メの「読みたい本」に登録していた本のうち
何冊か図書館で予約をいれて探してもらい、読書しました
はやった時期に読むべきかもと思うこともありますが、
時間がたっても共感できる本
そういう出会いを楽しみにしています
 
 
9月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:4541
ナイス数:103

大迷走 御茶ノ水警察シリーズ大迷走 御茶ノ水警察シリーズ感想
図書館の職員さんに「逢坂剛の鬼平が面白い」と聞き、棚を探しに行った 目指す本がなく、適当に選んだら、これもシリーズの中の一冊だった きっと知るべき情報が足りていないまま読了しているが、大迷走しているさまが面白かった 十分楽しんだ 次は順番に出合うようにしたい
読了日:09月30日 著者:逢坂 剛
世界で一番の贈りもの世界で一番の贈りもの感想
「戦争をやめた人たち」を読んだのはいつだったかと読メをさかのぼった モーパーゴのこれはもっとドラマティックに描かれているが、読んでいて手が震え、涙が出そうになった 白髪のコニーが、この手紙と過ごした長い時間が伝わってくる 本のサイズが手の中に入るようなもので、それに塩梅よく収まった絵がやさしく刺さる 今ウクライナで、ガザで、起こっていること 1914年クリスマスに起こった奇跡が、かの地でもあるように 民衆の心を指導者と呼ばれる人が第一義にとらえるようにと思う 
読了日:09月29日 著者:マイケル モーパーゴ
独走独走感想
再読と気が付かず読了 己のコメントを読んで初読の時を思い出した 組織の中で伸びる才能と、自由な中で伸びる才能に目がいっていた 10年たっての再読で、その間にオリンピックや国が絡んだ大規模なイベントがらみの不正が表に出てきてこの本で共感する部分が別なものであった 息苦しいよなあ アスリートそれぞれに背景があり一概にどうのとは言えないと思うが、組織に育成され、金メダリストになりスポーツ省に入った主人公が後輩の気持ちが理解できず、段々役人になっていくさまが見事に描かれていた 最後黒崎君はどこ走ったのかな? 
読了日:09月28日 著者:堂場 瞬一
グッとくる横丁さんぽ 全国50の裏通りを味わうイラストガイドグッとくる横丁さんぽ 全国50の裏通りを味わうイラストガイド感想
わかる場所がいくつかあり、あそこがこういう絵になるのかと思った 画家の頭の中ではみた風景がこう変換されるのか…それがとても面白かった
読了日:09月24日 著者:村上 健
オリーブの実るころオリーブの実るころ感想
「つれあい」という言葉が浮かんだ どの物語も残した気持ちや、届かなかったもの、かけ違いや、思い違い、改めての気持ち…どうなるんだろうと推理小説を読むように頁をめくった 恋する人への思い 愛する人や、愛した人への気持ち いとおしかった
読了日:09月24日 著者:中島 京子
銀座に住むのはまだ早い銀座に住むのはまだ早い感想
銀座に住みたいけれど千葉に暮らす筆者が、23区内の家賃5万円の物件の環境を観て歩いたエッセイ 一つ一つは面白くて、楽しいのだが、まとめて読むと同じことの繰り返しなので、時間を空けて読みつないだ 図書館により、自分の本があるかと確認して安堵する様子が楽しかった 
読了日:09月21日 著者:小野寺 史宜
サバンナのネコサバンナのネコ感想
「ネコ」確かに猫です 仕草や表情は、我が家にのんびりと暮らす飼い猫に瓜二つ サバンナの中にある人間の暮らしに近いもの あっという間に最後までたどり着いてしまいました
読了日:09月20日 著者:井上 冬彦
幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)
読了日:09月19日 著者:髙田 郁
契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)
読了日:09月19日 著者:髙田 郁
おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)感想
関西人らしい笑いの含む、それなのに歯に衣着せぬはっきりとした物言いが好きです この本が出たとき読みたかったが、機会がなく今に至った 苦笑いが出た 「情報化・多様化が進み、様々な価値観に触れるようになった現代でも、「おっさん社会」はまるで形状記憶合金みたいに、いつの間にかその形を取り戻してしまうのです」「おっさん化は中高年男性に限ったことではない 若い人でも、女性でも「おっさん体質」の人はいる」 その通りだと思う 煮えたぎった鍋のような文章なのが残念だが、共感することは多かった ほかの本も読んでみようと思う
読了日:09月16日 著者:谷口真由美
ふしぎなエレベーターふしぎなエレベーター感想
この本は私の子育ての中での思い出の一冊です 図書館から借りて何度も何度も子どもたちと読みました お金がなくて買えなかったのです 「Uだけは押すな」子どもと声を合わせて読みました 図書館の棚に見つけて懐かしさのあまり手に取りました どうなったのかな、また不思議なエレベーターと出会えたのだろうか ちょっと妖艶な絵柄が「Uだけは押すな」を引き立たせているように思う 再会 しみじみと過ごしてきた時間を思いました 本に感謝
読了日:09月14日 著者:パウル マール
いっしょにかえろういっしょにかえろう感想
表題に 表紙のライオン ライオンを誘っているの?と手にとった ふむそうか…大人の役割を担っている お姉ちゃんの思いなんだ ラストの写真が少し安易すぎるネタばらしのように感じた そこまでのなんとも言えない流れが、ちょっと止まった様に感じた 何か別のラストがあった様にも思います
読了日:09月13日 著者:ハイロ・ブイトラゴ
90歳セツの新聞ちぎり絵90歳セツの新聞ちぎり絵感想
じっくりと作品を見たことがなかった いやすごいや! この才能に、じんじんときた セツさんの過ごされた時間が思われた お元気で製作が続いているという ほかの本も拝見しようと思う そしていくつからでも好きなことに熱中する  その素晴らしさを改めて思いました
読了日:09月13日 著者:木村 セツ
イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ 「これから」の時代を生きる君たちへイタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ 「これから」の時代を生きる君たちへ感想
コロナウイルスが蔓延し始めたころ、イタリアのヴォルタ高校の校長先生が生徒たちに発信したメッセージ 読みたかったのだが己の目先に追い回され今になった 先の見えなかったあの時の事を思うと、この文章に敬服する また教育者として学校を「決まった時期に行事が行われることで、時の移り変わりを感じ、市民生活がきちんと送れていることを認識する場所です」と学校と社会との関係を明記している また、「私たちの貴重な財産ー社会組織や人間性を守るためには、理性的な思考を持ってください」と結んでいます イタリアの教育の深さを感じた 
読了日:09月13日 著者:ドメニコ・スキラーチェ
アンジェロアンジェロ感想
本棚の整理をしていて、手放そうかと再読 読んだら、何といったらよいのだろう…もっと何かがつかめそうな感じがして、もう少し手元に置き、再読を重ねるべきと思った 
読了日:09月12日 著者:デビッド マコーレイ
増補版 九十歳。何がめでたい (小学館文庫 さ 38-1)増補版 九十歳。何がめでたい (小学館文庫 さ 38-1)感想
映画を観た 痛快だったし、言っていることが至極もっとものように感じた 原作はどんな感じなんだろうと手に取った まず文字の大きさがありがたかった 映画に劣らず痛快 潔く憤慨しているさまが気持ちよい 昔はこうだったと言われると抵抗も多いのだろうが、こういう考え方をしていたもんだと、名前をさらし、顔をさらし、正々堂々と言ってのける様はこうありたいと望むものだ 今治で起こった事故の裁判を取り上げた章では、法律の解釈と、こうあっていいのではないかという記述に、朝ドラでも似たことがあったと思った 面白く読了した
読了日:09月10日 著者:佐藤 愛子
定年オヤジ改造計画定年オヤジ改造計画感想
あれ?読んでなかったっけ?と思いながら読みだし、読メで確認 再読でした! 以前と違った場面で胸に来た 田舎に戻ったおやじが、兄姉たちとの母親に対する思いの違いの場面が刺さった すべての子どもが手元を離れて数年がたつ 大人になった彼らとどのような距離を置いたらよいのか手探りでいる 都会の有り様と 地方の有り様は違う また時間をおいて読んでみようと思う その時はどこにひっかかるのか楽しみです
読了日:09月09日 著者:垣谷美雨
オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉感想
オシムが日本サッカーに与えたもの その時代を知っているものとして読みながらうんうんそうだったんだよね…そうやって今があるんだよねと頁を繰った 「オシムの言葉」再読したい
読了日:09月08日 著者:島沢 優子
タガヤセ!日本 「農水省の白石さん」が農業の魅力教えます (14歳の世渡り術)タガヤセ!日本 「農水省の白石さん」が農業の魅力教えます (14歳の世渡り術)感想
農水省の白石さん とてもわかりやすく日本の農業の状況を説明している 「令和の米騒動」という状況の今 農政のかじ取りについて考えてしまう 食料自給率40%以下の日本でいいのか 国内の生産地を守るには、国産の生産物を食べること 白石さんは最後にそう教えてくれています 
読了日:09月08日 著者:白石 優生
図書館がくれた宝物図書館がくれた宝物感想
ユダヤ人の子どもを疎開させる映画や本ががる 命からがらドイツやポーランドから子どもを脱出させるものだ これはイギリス人の子どもがロンドンから疎開する物語 ロンドンも空襲にあっている 後見人になる人を探して戦時下疎開すると言う奇策に出たわけ 3人そろって本を読むことが好き その本を読むことから縁を紡いでいく 「雪割草」という映画がある やはり親を失った7人の兄弟が一人ずつ引き取られていく物語だ 血縁にない子どもと暮らすことにそれほどハードルが高くないのを感じる 読みごたえがあった
読了日:09月06日 著者:ケイト・アルバス
昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス)昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス)感想
NHKドラマの再放送をたまたま観た なかなかよくて原作を読みたいと思った 原作者が「ドラマは少し原作と変えてあるが伝えたいことは抑えている」と言っていると知り、ますます読みたくなった 確かに、ドラマは原作より少しドラマティックに作られていた でも、だからどちらがどうかという感想も持たなかった どこまでもこういうことがあったと淡々と語られる空気が、ドラマでは最後に語られた「自分の頭で考える」を示しているように思った
読了日:09月05日 著者:椰月 美智子
サッカーが勝ち取った自由: アパルトヘイトと闘った刑務所の男たちサッカーが勝ち取った自由: アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち感想
これはすごい あの時代の、南アフリカの、政治囚たちの、とてもとても気の長い、限りなく永遠に近いような時間の積み重ねで、つかみ得たゆるぎないもの こういう歴史の上にたった南アフリカのサッカーと、日本のサッカーを思ってしまった サッカーはボール一つあれば始められるスポーツで、やるのも、見るのも面白い 誰もが平等に楽しめるそういう世界をと思う 
読了日:09月03日 著者:チャック コール,マービン クローズ

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8月の本

2024年09月01日 | 本・・・
暑い暑い8月が終わりました
迷走台風が各地に影響を起こしているようで、
皆さんご無事でお過ごしでしょうか
 
学校が始まり、足が重いお子さんたちのことも気になります
穏やかな時間がありますように、そう心より願っています
 
たくさんの本と出合いました
感謝です
 
 
 
8月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:3037
ナイス数:119

せんそうがおわるまで、あと2分せんそうがおわるまで、あと2分感想
先日自分が書いたレビューに少し違和感をもち、再読 日常の先にあった戦場に、ジムと、ジムに2分遅れて生まれた親友のジュールは、戦争がどういうものか体験する しらみだらけで、ネズミ捕りがうまくなって 11月11日11時に終戦と決まったのに、その時間まで戦い続けなければならない 国のため?ルールのため? 生き残ったジュールが思ったこと それを考え続けたい 
読了日:08月31日 著者:ジャック・ゴールドスティン
ツバキ文具店ツバキ文具店感想
細かくコダワリ強くポッポの周りが描写されるのに、物語初めは少し嫌気がきたが、代書の仕事が出てきて物語に魅力を感じた ヤンキーだったという猛烈な反抗期時代を描いてほしいなと思いました
読了日:08月30日 著者:小川 糸
アガワ家の危ない食卓アガワ家の危ない食卓感想
あれ?読んだ??と思いながら、読了 読メで確認 二度目でしたか…記憶に残っていない部分も多くあり、違和感なく楽しんだ 
読了日:08月28日 著者:阿川 佐和子
チャンス: はてしない戦争をのがれてチャンス: はてしない戦争をのがれて感想
先日「関心領域」を観た その直後この本と出合った 映画も、この本も強制収容所内の出来事は出てこない それを幸運だと言わざるを得ない狂喜の出来事 この本に書かれていたのは戦争中も、ヒットラーが死んだ後も、この家族はユダヤ人ということで不平等な扱いを受けたということ 生きている 奇跡でしかないこの事実に、歴史の中に埋没させていいことではないと思った 
読了日:08月25日 著者:ユリ・シュルヴィッツ
へそまがりねこ マックスへそまがりねこ マックス感想
マックスはへそ曲がりでも何でもないじゃないか…と、うちの“へそまがり”猫に本を見せた 音読が苦手な子どもの読み聞かせを猫が聞きながら、その子になじんでいくさまはジンときた 心が合わさっていくさまがいい
読了日:08月24日 著者:ソフィー・ブラッコール
やさいの花 (ふしぎいっぱい写真絵本 29)やさいの花 (ふしぎいっぱい写真絵本 29)感想
札幌に住んでいたころ、道端の花をさして農家出身の友人が「これごぼうの花だよ」根っこを掘るとごぼうが出てくると言われ試しに掘ったらふっとい根っこがあった 野良人参もよく咲いていて、この本を観ながら豊かなかの地を思い出した
読了日:08月24日 著者:埴 沙萠
おおかみだって きをつけておおかみだって きをつけて感想
おおかみさんも大変な目にあうんだねえ…次から次にやっつけられて、同情を禁じ得ない 明日はいいことがあるといい
読了日:08月24日 著者:重森 千佳
砂浜に坐り込んだ船砂浜に坐り込んだ船感想
現実と、あちらの世界のはざまのあいまいなはっきりしないところで話が進み、何とも奇妙な世界を体感したと思う 面白かった
読了日:08月23日 著者:池澤 夏樹
お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音 (新潮新書 1011)お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音 (新潮新書 1011)感想
飲食業界の中からはこんな風に見えて、考えて、と、面白おかしく読んだが……評価される、評価する、評論される、評論する……自分を中心に置くと、あまりこういう矢面に立たされたくないと思った 居心地の良い、豊かな食事時間を得るには、サービスを受ける側も、提供する側も、信頼関係が必須と感じた次第です
読了日:08月22日 著者:稲田 俊輔
教室に並んだ背表紙教室に並んだ背表紙感想
今時の名前に翻弄され、すべてが同じ時間の流れの中で続いて起こっているものと勘違いし、何度も頁を戻り戻り読んだ 今時の中学生の状況がどうなんだろうと思う こういうことは私の頃もあったのだろうと思う だが、不足があって感受性だけは敏感で、この年頃のあるあるなことなんだろう 「みんなこんなだよ」「大丈夫だよ」「助けてと言って」と伝えているんだろう しおり先生が抱き着いて止めてくれてよかった
読了日:08月19日 著者:相沢 沙呼
せんそうがおわるまで、あと2分せんそうがおわるまで、あと2分感想
こんなことがあっていいはずがない 国は民のためにあるもので、民が国のためにあるのではないはず まっすぐに国に従った人が、こんなことであるならば、2分 淡々と物語は進み、その後も語られる 絵柄もあっさりとしていて、さらっと頁を追うことができた
読了日:08月18日 著者:ジャック・ゴールドスティン
みちくさしようよ! (ほるぷ創作絵本)みちくさしようよ! (ほるぷ創作絵本)感想
帰り道が遠いんだな…本格的な道草、寄り道、冒険だ!子どもはこうやって育ってほしいと思う姿があった そう思うがなかなかそうはいかない今 楽しい読書に時間だった
読了日:08月18日 著者:はた こうしろう","奥山 英治
すなはまのバレリーナすなはまのバレリーナ感想
巻末の当時の写真がたまらなく魅力的だった
読了日:08月18日 著者:川島京子
何が困るかって (創元推理文庫)何が困るかって (創元推理文庫)感想
どの話もちょっとどこかぞくっとえぐられるような感じのする、手放しで楽しめないような、それでいて怖いもの見たさでついつい最後まで読んでしまった 
読了日:08月14日 著者:坂木 司
商人商人感想
面白かった 今でこそ当たり前になった削り節だが、そうか、商いの苦労の中商売の工夫で生まれたことなのかと感じ入った 今でこそ当たり前になった削り節だが、そうか、商いの苦労の中商売の工夫で生まれたことなのかと感じ入った 少し前に高田郁「あきない世傳金と銀」を読んだところで、あの物語の土台を見たように思った 
読了日:08月07日 著者:ねじめ 正一
ふらっと朝湯酒ふらっと朝湯酒感想
朝湯はこうあるべきという理想があって、そのようになるように努力を重ねる姿が楽しい 
読了日:08月04日 著者:久住昌之
ねこのひとりごとねこのひとりごと感想
猫と暮らしているとみる猫の表情がうれしい 一言一言がクフっとなる 第二集もでるそうだ 楽しみ
読了日:08月03日 著者:
住宅営業マンぺこぺこ日記――「今月2件5000万! 」死にもの狂いでノルマこなします住宅営業マンぺこぺこ日記――「今月2件5000万! 」死にもの狂いでノルマこなします感想
営業は何を売るのも大変なことだと思うが、いやしかし、ドラマのようなブラックぶりだな…この頃の家はああという間に建ってしまう どうなんだろうなあ 核家族が進められて、戸建てが作られて、次から次に、そして空き家が…止まることのない歯車のようだ
読了日:08月03日 著者:屋敷康蔵
NHKテキストきょうの料理 2024年 08 月号 [雑誌]NHKテキストきょうの料理 2024年 08 月号 [雑誌]感想
最初の夏野菜のメニューにひかれた 実践 簡単で美味しかった
読了日:08月02日 著者:
おとなの週末 2024年 08 月号 [雑誌]おとなの週末 2024年 08 月号 [雑誌]感想
夫が「鰻が食べたい」と連呼するので、また今年も買ってしまった おいしそうだなあ…とまず目の保養です
読了日:08月02日 著者:

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7月の本

2024年08月01日 | 本・・・

残暑お見舞い申し上げます

「残暑」に抵抗があります まだまだ「暑中」の当地です

暑い中、出歩くのも必死 本屋も図書館もなかなか行けない

「電子書籍は?」と言われたが、どうもいかんのです

読んでいる方向がわからなくなるんです

登場人物の名前が凝っていると誰だったかなと戻ることも多く、

それをキープするのが面倒くさい

どうあっても紙の本がいいんです

 

お暑うございます

皆さま十分にご注意されてお過ごしください

 

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:4709
ナイス数:106

百年の家 (講談社の翻訳絵本)百年の家 (講談社の翻訳絵本)感想
「百年の家」はそこにあり続ける、時間が、すべてのものに変化をもたらして、この家自体も変わっていく 動いていないのに、動いているかのように感じる 同じ風景なのに、不思議な感覚だった この先、百年どう変わるのだろう そんな未来への思いも生まれた
読了日:07月31日 著者:J.パトリック・ルイス,ロベルト・インノチェンティ
Oじいさんのチェロ (あかね・新えほんシリーズ 8)Oじいさんのチェロ (あかね・新えほんシリーズ 8)感想
Oじいさんの勇気、信念、戦争への断固たる拒否の姿勢 そんなものが読後、あふれてきて涙が出てきた ウクライナで、ガザで、起こっているだろう同じ風景が思われる どんな理由をつけても人の暮らしを踏みにじる行為はどうあってもいかんのだということを、世界中で共有しなければと思う
読了日:07月31日 著者:ジェーン カトラー
それからどうなる わが老後それからどうなる わが老後感想
リズム感の良さ、駆け回るテンポの良さ、思い切りの良さを楽しませてもらった 若い世代にまっとうに物申す姿勢が小気味よい 文章に躍動感があり、弾んでいる 紙に印刷された文字なのに読んでいて不思議で仕方がなかった
読了日:07月31日 著者:佐藤 愛子
鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
思い通りにいかない何か…そんな、不思議な感情に引きずられてどの物語も進んでいく いらいらする じりじりする ゴールにたどり着いて解放される 登場人物の悲哀を思い起こす 己の中にもある何かを思ってしまう 好きな本とは言えないが、読み応えのある一冊だった
読了日:07月27日 著者:辻村 深月
きょうせんそうがはじまるときょうせんそうがはじまると感想
そういうことだよな…それは望むことなのか 大人も子どもも考えようと言っている本 私たちは言い続けなければいけないんだと思います
読了日:07月25日 著者:藤代勇人
あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)感想
ちょいといろいろあってじっとしていると考え込んでしまうので、ひたすら本を読んで頭の中を埋めていた 何を読もうかと考えて、このシリーズ本を!気持ちがよかった 知恵で乗り切っていく幸が痛快だった 最後は少しあれこれ積み残しがあるようにも感じたが、チリチリとした状況をいくらか乗り越えたように感じる しかし、結のその後はどうなったのか…そちらも知りたいなあ
読了日:07月25日 著者:高田 郁
あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)
読了日:07月24日 著者:高田 郁
少女漫画家「家」の履歴書 (文春新書 1352)少女漫画家「家」の履歴書 (文春新書 1352)
読了日:07月24日 著者:週刊文春編
あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)
読了日:07月23日 著者:高田 郁
お月さんのシャーベットお月さんのシャーベット感想
私が子どもの頃、電気の使い過ぎはいけないと言われていたように思う。電気で解決して、暑く暑くなってお月さんが溶けてしまって、そのしずくでみんなが過ごすなんと贅沢な時間なんだろう 「豊か」ということを考えさせられる うさぎさんの表情も印象的 良い本です
読了日:07月21日 著者:ペク・ヒナ
あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)
読了日:07月21日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)
読了日:07月20日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)
読了日:07月20日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (ハルキ文庫 た 19-22 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (ハルキ文庫 た 19-22 時代小説文庫)
読了日:07月18日 著者:髙田郁
あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (ハルキ文庫 た 19-21 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (ハルキ文庫 た 19-21 時代小説文庫)
読了日:07月17日 著者:髙田郁
クローバーナイトクローバーナイト感想
うーん、面白かったのだが、これってちょっとできすぎの物語だと思った この夫婦はやりがいのある仕事をどちらも良い環境でしている 身の回りで起こることも良い方向に着地していく こういうことばかりではないなあというのが読み終わった後の感想です。
読了日:07月15日 著者:辻村 深月
パリわずらい江戸わずらいパリわずらい江戸わずらい感想
連載のエッセイは一つずつ読むのが味わい深い これも少しずつ読み進み時間がかかった でも、とても面白かった 世代がが近いのであるある満載でそうそうと頷いてばかりだった 巻頭の年取ると旅行の荷物が増えるというのにのっけからやられてしまった 
読了日:07月14日 著者:浅田 次郎
ほぼねこほぼねこ感想
「ほぼ」猫 猫のような仕草をする飼えない猛獣 我が家の飼える猫に「あんたも間違ったら猛獣だったのかもね」と比べてしまった こういうシーンを狙って撮ったのではないだろうが、こういう穏やかな瞬間が彼らにもままあるのだなあと思った 
読了日:07月10日 著者:RIKU
図書館ウォーカー: 旅のついでに図書館へ図書館ウォーカー: 旅のついでに図書館へ感想
何かとてつもない魅力を持っている図書館の紹介ではない 初めはあれ?と思ったが、読み進めていくうちに、この図書館のある生活を想像して楽しくなった そこに住んだら、こんなこと思うのかな…それは観光ガイドとはまだ違う魅力 を感じた ひとつ、これは私がいけないのかもしれないが、図書館全景の写真にキャプションが入ってない 図書館名と離れているので、確認しながら写真を眺めた これにも簡単なキャプションを付けてくれるとよかったなあ
読了日:07月08日 著者:オラシオ
ひとりで暮らして、気楽に老いる 夫のいない自由な生き方ひとりで暮らして、気楽に老いる 夫のいない自由な生き方感想
知人の本棚で見つけた 98年初版の本は読まれた形跡がなく、借用した 高齢女性の一人暮らし 核家族が進んだ先にあった高齢者の独居 30年近く前の本だが今と変わらないものがあった 装丁がいい感じだったので、改めてオリジナルで登録した 本の最後から…経済成長は豊かさをもたらしてくれたし、科学技術は私たちのあらゆる暮らしに便利さを与えてくれたが、自然とていねいに付き合って共存していくという、地道な暮らし方を忘れてしまった。(中略)私たちが失ってしまった能力を、どう考えるかについての答えを聞いておきたいと思う。
読了日:07月08日 著者:吉沢久子
ワニの歯ぎしりワニの歯ぎしり感想
思い出や体験、もろもろの思い、断片的な文章が味のある挿画に支えられて、何度も何度も頁をめくってしまった  …「7歳のとき、父の仕事の関係で、東京へ戻って来て生まれて初めて女の子を見たの。その子は隣に住んでいて初めて会ったとき、体じゅうを口にしてイーッとしたの。わたしもすぐ負けずにイーッと返したわ」……元気の良さと、お日様の光と、少し埃っぽい感じ、ほわっとした
読了日:07月06日 著者:橋本 妙

読書メーター

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6月の本

2024年07月01日 | 本・・・

咳こんで目が覚めることが数日続いた

うがいをしたり、のど飴をなめたり、

起き上がっていると楽だったので、何冊かはそんな状況で読んだ

余分に置いてあった積読をすっかりさらってしまった

読んでいない本がまだある……それが体調がいいということなんだな

と思った次第です

 

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3420
ナイス数:112

もういちどベートーヴェンもういちどベートーヴェン感想
図書館のリサイクルの棚にあり、この作家人気なんだよなと初めて手に取った 登場人物の背景を理解していないのもあるのだろうが、修習について、ピアノについて、それぞれに描写が細かく丁寧に、饒舌に表現されているが、殺人事件の解決については少し物足りなさを感じた なんで事件を起こした人物がそこにいて、どうしてこう関わっているのか、私がわからないのは、シリーズらしので、最初から読まないといけなかったんだろうと反省しています
読了日:06月28日 著者:中山 七里
プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた! ~涙と笑いの球界興亡クロニクル~プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた! ~涙と笑いの球界興亡クロニクル~感想
ちょっとおもしろうそうかなと手に取ったが、それぞれの球団がそれぞれの歴史の中で、いろいろな時間をすごしていて、野球が大好きならくすぐられる一冊だが、少々私には荷が重かった 
読了日:06月26日 著者:長谷川 晶一
閑な読書人閑な読書人感想
「ずっと隠居にあこがれていた」世代は違うが私の夫も状況としては同じようにほぞ細と文筆業を続けている 読んでいて、これくらい空気のように生きていたら、わが夫も楽だったろうなあと思った しかし、さすがによく読んでいる 正真正銘の本読みだ この頃では読んだ端から内容がこぼれてしまうので、キラキラ光って見える 本を読む体力が少なくなってきたと感じるこの頃 「お金がなくても暇つぶしができる」を目標に生きていこうと思えた
読了日:06月23日 著者:荻原魚雷
じい散歩 (双葉文庫 ふ 22-03)じい散歩 (双葉文庫 ふ 22-03)感想
木内昇解説とあり、手に取った 引きこもりの長男に自称長女の次男、借金まみれの三男を持つ大正生まれの主人公は、なかなか波瀾万丈な人生を歩んできている 認知症が始まった妻に浮気をしつこく疑われるが、それも仕方がないようだ 軽い脳梗塞で倒れた妻を、老衰だからこのまま死なせると頑張るなど、思い違い、かけ違いがある 男社会の男目線の仕儀だが、一本筋が通った味わいになっているように感じた 頑なにルーティンを守る よし悪しだが、妻の老老介護には役に立っているという よしだな!続きがあるようだ 探してみようと思う
読了日:06月18日 著者:藤野 千夜
サッカー通訳戦記サッカー通訳戦記感想
オシム語録を読みたいと思い図書館に探しに行ったが、代わりにこの本と出合った 最後に出てきたガンジーさんの言葉や生き方が印象的でした 信頼していると思った選手から裏切られたときに「プロの通訳というよりもボランティアでのサポート役みたいな感覚で、選手との距離を必要以上に縮めすぎた…」「いかに日本語を覚えさせるか。それも通訳の大事な仕事の一つだと思うんです。せっかく日本で暮らしているのに いつも通訳が付いていないと困るという状況にはしたくない。」コーチや通訳に転身される方も多いようだ 通訳半端ない!
読了日:06月17日 著者:加部究
古本食堂 (ハルキ文庫 は 16-1)古本食堂 (ハルキ文庫 は 16-1)感想
神田神保町の古書店の店主が亡くなり、古本屋業とはゆかりのない親戚二人が店を受け継ぐ 本好きの大叔母と国文学を学ぶ姪と素地はあり、ふわふわと店が続いていく 神保町界隈の様子や、出身の北海道ネタもくすぐられる 街歩きをしているような気分にもなった こううまくいく商売でもないだろうし、店先で一緒にカレーパン食べるなんてあるのかなと思うが、あるといいなあ、こんな古本屋と思った
読了日:06月16日 著者:原田 ひ香
あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (ハルキ文庫 た 19-19 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (ハルキ文庫 た 19-19 時代小説文庫)
読了日:06月15日 著者:髙田郁
あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (ハルキ文庫 た 19-18 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (ハルキ文庫 た 19-18 時代小説文庫)
読了日:06月14日 著者:高田郁
あきない世傳金と銀 (ニ) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)あきない世傳金と銀 (ニ) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)感想
源流編を読んだあとブックオフで続きを探したのだがあいにくその時はなく、先日フラと立ち寄ったらそろっていたので購入 安定の読みやすさ 映像化された印象も残っていてするすると読了した
読了日:06月10日 著者:高田 郁
猫はときどき旅に出る猫はときどき旅に出る感想
何とか読み切ったが、読みながら牧野富太郎博士を思い出していた 生み出すものは秀逸なのだろうが、こういう人のそばには私はいたくない 後始末、しりぬぐい、そんな思いにとりつかれてしまいほとほと疲れてしまった こういう感性の方もいるんだ 猫はふらりと旅に出て戻ってこないこともある この主人公はどうだったのか
読了日:06月09日 著者:高橋 三千綱
女相撲どすこい巡業中!女相撲どすこい巡業中!
読了日:06月09日 著者:堀内満里子
もう生まれたくないもう生まれたくない感想
不思議な読了感です 私たちの日常はこういうものなのかもしれない 年を取るごとにダメとわかっていても流されてしまうことはそれぞれにあり、それに著名人の訃報がそれぞれの出来事のタグのように貼り付けられていく ゴールもなければ、正解も定かでない なんだろうと思いながら物語が終わった 読後時間をおいて、あれ、面白かったのかもと思い出している
読了日:06月03日 著者:長嶋 有
ごじゃっぺごじゃっぺ感想
表題と帯にひかれて手に取った が、ちょっと「偽りありだな」風采の上がらないバリバリ茨木弁でメガバンクのエリート行員の主人公が暴力団の巣窟の支店を立て直すというから、どうやって退治するのかワクワクしながら頁をめくったが、ほとんどその手法は見せてもらえず、銀行内のもやもやとなんだかわからないが美人の防犯課の刑事との恋愛事情に物語のほとんどが費やされていた 筆の力はあるように感じるから、手先のエピソードの重なりではなく、まっとうな物語を紡いでほしい 1時間ほどで読める本です
読了日:06月02日 著者:小田部 尚文

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5月の本

2024年06月01日 | 本・・・
いよいよ“夏”の暑さが始まったようだ
昨年は暑さに負けて、歩くことが減った
この年齢になるとそのちょっとしたことが体力の変化に現れる
旦那様は、めっきりと歩くスピードが遅くなったように思う
 
しかし、灼熱地獄
倒れるのは勘弁だから、今夏ももっぱら読書三昧になりそうだ
近所に図書館があるありがたさを満喫します
 
5月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:4571
ナイス数:152

図書室で暮らしたい図書室で暮らしたい感想
私はホラーが苦手で、ミステリーに熱狂する質ではなく、若い世代をテーマにしたものも冷めた目で読んでしまう それなのにこの作家の手になるものは時々手に取る 読んで楽しかったと思えるものと、頑張って読まなければならないものとあって、それでも期間を置いて読んでいる 不思議だったが、このエッセイを読んでなるほどと腑に落ちた 本は読者が読んで初めて本として完成すると私は思っているが、この作家は読者との共演を体現しているのだと思った その居心地の良さが、苦手な分野かなと思いながらも手に取る魅力と思う 
読了日:05月30日 著者:辻村 深月
落陽落陽感想
明治から大正にかけての、明天皇崩御にまつわるトピックスを“羽織ごろ”まがいの記者を中心に語られていた 読み進めるのに少し困難を感じたが、読後感は悪くない 神宮の森を150年構想で取り掛かった学者と職人と、全国から集まった献木と、奉仕に集まった人達によって、現代では都市の中心に森が広がっているのだとわかった 近頃問題になっている外苑再開発を思い浮かべながら、現代人は目先しか見えないのだとも感じた 神宮林の話と、明治天皇のことと、それぞれで一冊あってもよいように思う
読了日:05月27日 著者:朝井 まかて
おひとりさま最後の片づけ やるべきこと・やらなくてもいいことおひとりさま最後の片づけ やるべきこと・やらなくてもいいこと
読了日:05月23日 著者:杉之原 冨士子
ルーティーンズルーティーンズ感想
どこがルーティンなんだと最初のうちは??で読んでいた 頁を重ねるうちに、そうかこういう家庭のルーティン、こういうことだなあと腑に落ちた 漫画家と著述業と特異な夫婦のルーティンで、平静でも家族で過ごす割合があるが、これが勤め人の夫婦の場合ならどういうルーティンになったのだろう???そんな思いも持ったが、派手な事件も恋愛も起きないが、自分の生活の中にもあるなあこれということが積み重ねられて一冊になっていた 読後感最高に良い 緑一色の装丁も振り返るとなかなか意味が深い 
読了日:05月23日 著者:長嶋 有
イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑感想
ああ、これは知ってる、こういう仕事あったなあ…というものがちらほら…己が昭和を生きてきたと確かめたような感じです 面白かった こういう本はあるべきだと思います
読了日:05月22日 著者:澤宮優
ぼくらはなかよし、ラン、ラン、ラン!ぼくらはなかよし、ラン、ラン、ラン!
読了日:05月22日 著者:ジェニ デズモンド
なんでも おんなじ?: ふたりは ともだちなんでも おんなじ?: ふたりは ともだち
読了日:05月22日 著者:コリンヌ・アヴェリス
高瀬庄左衛門御留書高瀬庄左衛門御留書感想
読トモさんのレビューにひかれて手にとった たぐいまれに秀でた人物ではないが淡々と人生を生き、その覚悟がとても塩梅よい 竹馬の友三人が長い時間のもと立場や思いが変り、そこには取り返しようのない未来があった 私が大好きな藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」にも似たような関係の友が描かれたものがある 似た空気を感じる 三ツ谷清左衛門と違い庄左衛門は郷村まわりの下級武士 それでもその役回りに気持ちを込めている ほかの作も読んでみたいと思える本だった
読了日:05月22日 著者:砂原 浩太朗
津波!!命を救った稲むらの火津波!!命を救った稲むらの火
読了日:05月21日 著者:高村 忠範
ぼくがラ-メンたべてるときぼくがラ-メンたべてるとき感想
この題名から勝手に想像したものと、この本が伝えようとしていることにあまりに違いがあり、困り果てた 気軽にページをめくってしまい、受け止めきれず、心してもう一度読み直した 
読了日:05月21日 著者:長谷川 義史
ねこの看護師 ラディ (講談社の創作絵本)ねこの看護師 ラディ (講談社の創作絵本)感想
これが実在の猫という 天から授かったものなんだろうな 思わず我が家の猫に話して聞かせた 目の前の命によりそう それはその場面になった時、このラディのようにできるか、、難しい
読了日:05月21日 著者:渕上 サトリーノ,上杉 忠弘
優しい悪魔優しい悪魔感想
読み出して、あれ、読んだ本だと気が付いた そうか改題されているのかとわかったが、ついでだから再読した いやあラスト70ページまでのぐちぐち言い訳を重ねる様が笑える 私はたばこのみの習慣はなく過ごしてきたが、わが夫が子どもに言われて禁煙した その後夫が喫煙者へ発する言葉がなかなか厳しいものがある ぜひ、そんな様子もどこかで書いていただけたら嬉しくなる 
読了日:05月19日 著者:垣谷 美雨
一つの花 (おはなし名作絵本 21)一つの花 (おはなし名作絵本 21)感想
ものが不足した時代に、我慢すること、お国のために、という空気の中「一つだけちょうだい」とねだる子ども 国のかじ取りを担っている方はこの本を読んで理解したうえで、ことに臨んでほしいと思う どれだけの民の思いがあるのか この一冊にたくさん詰め込まれている
読了日:05月17日 著者:今西 祐行
実さえ花さえ実さえ花さえ感想
「花競べ」は「実さえ花さえ」を改題したものとしり、どれどれ違いはあるのかと探した 結果再読となったが、じっくり読めた 縦糸はしっかりしているのだが、横糸が足りない感じ、抜けがあるような印象を受けた そこをしっかり書いてほしい スピンオフみたいなことでもいいのだがなあ この物語面白いから足りない感じを読者任せではなく埋めてほしいと思った
読了日:05月17日 著者:朝井 まかて
三年長屋三年長屋感想
差配として少しずつそれらしくなっていく佐平治だが、もう少し魅力がほしいかな…でも、面白く読了しました これでおしまいかしら、長屋は入れ代わり立ち代わりだからまだまだネタは尽きないように思う
読了日:05月16日 著者:梶 よう子
またたびまたたび感想
さくらももこの感性がまばゆいなあ 仕事で自由きままに旅して、食べて飲んで、買いまくって、楽しんで、うらやましい 亡くなったんだよなあ こういう感じがもういないんだとおもうと残念 
読了日:05月14日 著者:さくら ももこ
山の不思議: 飛彈の山小屋から山の不思議: 飛彈の山小屋から感想
なんと言ったらよいのだろう…不思議な一冊だった 民俗学とも違うし、口伝されたものとも違う 怪談ではなく、妖とも言えず、薄気味悪さや、忌み嫌われたもの、考えられない実在した風習が、とつとつと紡ぎ出されていた 文明の力を借りず、山奥で生存する…その厳しさが伝わる読み物だった 表紙がとてもいい 吉田博の手による版画 素晴らしいと思う 出会えてよかった
読了日:05月13日 著者:加藤 博二
花競べ 向嶋なずな屋繁盛記 (講談社文庫)花競べ 向嶋なずな屋繁盛記 (講談社文庫)感想
デビュー作ですか…登場人物の多彩さや、物語の骨太の感じはとても魅力的 ただ、大きな流れに差し込まれた物語がそのあと出てこず、どう解決したのかわからないものがいくつかある 主人公が移り変わっていくのもはっきりとせずあいまいなままだが、それはそれで移ろいのようで心地よかった 草木をふんだんに登場させてとても面白かった 新治の修業時代 おりんと出に合ってから 雀の来し方行く末など、一つ一つの物語を丁寧読んでみたいと思った
読了日:05月10日 著者:朝井 まかて
猫には負ける猫には負ける感想
姓はツイラク名はミーちゃん 決して美猫ではない半野良半家猫 エイズキャリア 私は昭和の生まれで、家猫が出入り自由で暮らしていた時を経験している 事故や感染症を考えると室内飼いは正しいやり方なのだろうが、ミーちゃんがマイペースでの様子にこれはこれで居心地が良いと思った 愛猫家には怒られそうだが… 文章はとても上質で、気持ちがよくなる ミーちゃんのことばかりでないのも楽しかった 良質の一冊に出合った
読了日:05月08日 著者:佐々木 幹郎
歩道橋シネマ (新潮文庫)歩道橋シネマ (新潮文庫)感想
恩田睦さん…たまに魅かれて手に取るのだが、どうもホラーに傾くのは居心地が悪い 苦手なんですよね…18編の中にはそちらに傾いていないものもあり、最後までたどり着いたが、いつもこれでしばらく休憩に入る それでもたまに読んでみようかと思うから、すごい書き手なんだと思う 作家の頭の中はこんなにアイデアがあるのかと、どれもこれももっと膨らんだらどうなるんだろうと思うものばかりだった
読了日:05月07日 著者:恩田 陸
わたしのパパは ケンタ氏 (長編創作童話)わたしのパパは ケンタ氏 (長編創作童話)感想
「わたしのママはしずかさん」というのがあるのですね このパパけんたさんをかいた本でも、しずかさんの存在感はパパをしのぐものがあります 14歳子どもでなくなるころ 生意気な口をきいたり、行動をしたり、個性的な大人と接してまっすぐに大きくなるんだろうなあと思わせる スマホのもなく、そこらへんでたばこスパスパ吸っているし、時代は随分と変わったんだなあと思った
読了日:05月03日 著者:角野 栄子
[改訂版]戦争にいったうま[改訂版]戦争にいったうま感想
子どもの頃こういう馬の話を聞いた覚えがある 飼い主のもとに戻れたのはたった一頭だったのですね モーパーゴ「戦火の馬」でもたいていはつぶされたとあった 忘れてはいけない、伝えていかなければいけない話です 
読了日:05月02日 著者:いしい ゆみ
ドミノ (角川文庫)ドミノ (角川文庫)感想
すさまじいばかりのスピード感で場面が入れ替わり、次から次へと編み込まれるように物語が進む 事件は本来こういうものかもしれない どの登場人物も一癖二癖あり、猪突猛進気味で、有言実行してしまうのと、思考がゆっくりのと、もう少しお互いにしっかりと情報交換すればここまで騒ぎは大きくならなかっただろうに…目まぐるしいままゴールに入った いやすごい!登場人物27人と1匹 都合よすぎの感もあるが、面白いからいいやです in上海 も読もう!
読了日:05月02日 著者:恩田 陸

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