つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

秋は駆け足で

2016年09月25日 | 日記

久しぶりに末っ子の学校に出かけた。

10月も近いこの頃、急に朝晩に冷え込むようになって、

まちに灯油やさんのローリーをよく見かけるようになり、

ついこの間まで暑い暑いと言っていたのが嘘のように

道産子の冬支度は始まっています。



お天気はまずまず、木陰の道は気分がいい。







ナナカマドがすっかり赤くなっていて、それにスマホを向けていたら、

もう四半世紀前にもなる自分が湧き上がってきた。

昔、今住んでいるマンションに移る前の頃、

この時期が本当に嫌だった。

もう来る、もう来る、寒くなる      と気持ちがざわついた。

気持ちがどんどん落ち込んでいき、そんな自分を持て余していた。

実際に冬になると、あとは春になるのを待つだけと開き直れたのだが、

秋の、この駆け足の時間が辛かった

つらかった、逃げ出したかった、涙がにじんでただじっと時のたつのを待ち望んでいた。




今はがっちりとしたマンション暮らしとなり、

文明の利器に助けられ、そんな気分に苛まれることが無くなった。

家には冬でもお日様が入り、水道が凍ることもない、暖かい室内で私は冬でも靴下がいらない。

なんと有り難いことだろう。







東京の家

基礎が出来上がった。

これから建ててもらう家は、今のマンションの比でない最新式の設備を備える。

それは多分、私の身の丈以上のもの。

 



だから、


冬が来るのを気がおかしくなりそうなほどおびえたあの時間を、

私は決して決して、忘れてはならないと自分に言い聞かせている。

 

 

 

 

 






コメント (4)
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