松竹の株主優待…いつもは歌舞伎なのだが、今回は「三婆」
三婆をやるのは、見覚え聞き覚えのある名前
楽しみに出かけた
ふむ、まあた忘れていた
幕の内弁当というのは芝居の幕間に食べる昼食のことで、
「三婆」も昼時に少し長めの休憩時間が設定されていた
というか、休憩時間はこのほかに芝居の最後のほうにも設定されていて、
それは衣装替えや舞台美術の装置替えのためだろうとは思うが、
ふむ、なんか、私はまだ若いのかな???
とっとと最後までやってくれ!と思ってしまいましたの!!
演芸というのだろうか、
出てくる役者さんたち芝居がうまいので、それなりに見せてくれるのだが、
どうもそれだけでしかないように感じたんです
それに主演の 水谷八重子と波野久理子が、声をつぶしていて聞き取りづらい
二人ともうまいからセリフがなくても見せるし、話の流れは伝わってくる
でも、二人の掛け合いになると耳障りが先に立ってしまった
ほかの役者ののびやかなせりふ回しに、こうでなきゃねえと思ったし、
年取ると声の体力もなくなるんだろうなあ…
ところで、私の取った席は三越劇場の二階席
細い急な曲がった階段を上らなければならない
客層は当然だが、私よりかなりお兄さんお姉さんの皆様
杖をたよりに歩いていらっしゃる方も多くいらした
幕が上がるまでの時間 聞こえてくる会話に耳ダンボになってしまった
私と同じように株主優待が届くのを楽しみにしていらして、
ひざが痛かったり、足が思うように動かなかったり、
万が一事故があって観劇がかなわないことがないように、
この日の1週間前から外出は控え、買い物に行けないから家の前まで来てくれる
移動販売車でしのいで今日のこの日を迎えた
次も来れるように頑張りたいと…
若い世代に付き添われてこられている姿も散見された
明日行く道と思う、
その時に見苦しい姿を取らないように腹にしっかり納めました