たまに次女を車で送っていくことがある
片道1時間 大きな川を超えていく
中心部につながる街道で交通量が多い
次女をおろし都内に戻り始めたら渋滞にはまりなかなか前に進まなくなった
とろとろ、とろとろ進んでいた
後ろからチャリンコにのったおまわりさんが二人走ってきた
ヘルメットをかぶり、マスクをして、装備を付けて、
大変な仕事だよなあと思って見ていたら、
とろとろとろとろ動く車を追いかけている様子に気が付いた
あれ、うちの車のほうによって来るよ!?
前のおまわりさんが後ろのおまわりさんになにか合図を送ったら
前にいた車に近づいて行った
道路の端に寄るように合図 渋滞の中前の車が動いていった
その後はわからないが汗まみれで車を追いかけていた様子が印象に残った
それから数日がたって、仕事に行くべく歩いていた
一本中に入った道で、大して車どおりはない
そこを向こうからリヤカーを引っ張ってくる 宅配便のお兄さんがいた
まだ荷物が多いのか、暑さのせいか、ゆっくりゆっくり進んでくる
その後ろを車が追いかけるようにこちらに向かってきていた
私の後ろからチャリンコにのったおまわりさんが二人
「声をかけるから」と言っているのが聞こえた
へ?宅配便??と思ったら、するすると車に近寄った
「運転手さん、戸塚警察の〇○です
この道なんですが、運転手さん、今、一方通行を逆走しているんです」
「今、この状態を見ているだけなのですが、どこから入ってこられました?」
その先はわからないが、
続けて東京の暑い夏の中、チャリンコで仕事する警察官の姿を目にした
どの仕事も大変だ
違反で捕まると気分は最悪だし、出費もある
でも汗かきかき走っていたあの姿はかっこいいなあと思った