なんとなくつかれていてゴロゴロしていた
外猫のくろさんが来て、うちの猫がとんでいったのはわかっていた
旦那が戸を開けて二匹の相手をしていた
この場合厄介なのはくろさんは扉を閉められるのがいや、うちの子は外に出したくない
いつもはあいた扉のそばに私が座り、猫の出入りを見極めていた
この時はなんとなく面倒くさくて…旦那の慌てた声がした「おい、おい!」
ひょいと見たら猫が入れ替わっていた
黒いのが中にいて、グレーのやつがすっかり外にいる
慌てて近寄ったが時すでに遅く闇夜に紛れて姿を消した
追いかけるように外に出た黒いお方に「探してきて」と声をかけた
あれえええ…去勢したばかりで…チップ入れてよかった…戻ってくるかなあ…などなど
思いはいろいろ交錯した あれやこれや面倒を見ていた旦那様はもっとだったろう
とりあえず待ってみる と決めて、様子を見ることにした
次の日、いつものように姿を現したのはいつもの先輩猫とくろさん
夕方になってちらと顔を見せたが、先輩猫がいたためあっという間にいなくなった
二日目、前日同様だった 姿は見せたが声をかけたらさっといなくなった
朝から晩まで猫のことを気にかけていた旦那は「トイレ掃除しなくていいけれど…なあ」
「うん、つまらないよね」と答えた
あいつのために、客間として用意した和室はすっかり猫部屋だし
やつ、ふすまはかっちゃいたし、トイレの砂や餌代がかかったし、
なんかもろもろあったが、 でもやっぱり楽しかった
戻ってこないかなあ…いつも通り来るくろさんに「連れてきて」と話しかけ
次の日、ちょうど先輩猫がいないときに顔を出した
旦那がすかさずチュールを開けて差し出した
よっぽどおなかが空いていたのだろう 飛んできて、食いついて、一歩一歩と中に引き込まれた
チュール最強!
扉をしめたとたんに慌てふためいて走り回ったが、ケージに入り落ち着いた
この後安心したのか爆睡 にゃんとも言わなかった
目が覚めてからは底が抜けたのかと思うほどご飯を食べた
どうやら家出していた間、食べられていなかったようだ
よく見ると鼻の頭に引っかき傷もあった
翌日もおねだりは止まらなかったが立派なウン〇が出たら落ち着いたのか、
以前の様子に戻った
少ししてくろさんが来た お礼にレバーのゆがいたのを細かくしてだした
なんとなく「もどったでしょう?」と胸張っているような顔に見えた
くろさんとうちのは仲良し
間が合えば、こんな風に並んでご飯を食べる
くろさんなら泊って行ってくれても構わないのだが、それはしないようだ
家出から帰還してよく遊ぶようになった スイッチが入るとまるで大運動会だ
抱かれたり、ひざに乗ったりはしないが、まとわりつくようになった
外が大変だったんだろう…ここにいればご飯は間違いなく食べられるとわかったんだろうと思う
生き物がいるというのは手間がかかるし、気も使う
でも、いてくれると…なんかいい
全てが想像できて
大笑いしました
しっかりと家族になれたようですね、おめでとうございます
クロさんと並んで食べてる写真、かわいい
やはりクロさんが帰れと促してくれたのでしょうかね?笑
どうしたのだろうと…きっとおいしいものもらえてるんだろうねえなどと話していたら、
夜にこっそりと現れて、暗闇に黒い猫でしょう…初めはわからなかったのですが、顔がお岩さんのように腫れているんです 右側の顎のあたりが穴が開いたような傷がありました
何気なく触れたらキャンというような声をだして飛び上がりました
よだれが垂れ流れています
おなかが減ってきたんだろうと、チュールを出したら、よだれを垂らしながら食べました
昼間来たら様子をみて医者かな?と、それくらいの様子に見えました
幸いに、少しずつよくなって、カリカリも問題なく食べきるようになりほっとしました
体をなでながら触るとあちこちに傷があるのがわかりました
外猫は、本当に厳しい生活を送っています
くろさんは最後まで面倒見ようと旦那と話しています