ようやく当地でも気温が下がりだしました
それでも動くと汗が出る じっと本を読みます
10月は児童書との出会いが多かった
「おすすめの本は?」と聞いた私に気軽に答えてくださった図書館職員さんに感謝です
10月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:2971
ナイス数:81
大ピンチずかんの感想
図書館の作業中返却本の中にあったこの一冊をさして職員さんが「これ今すごい人気で、テレビでCMを流している本で、予約が100件以上なんです」と言われた 手にとりざっと流し読みさせてもらった なるほど面白い こういう伝え方今まではなかったなと思った 短い時間で流し読みしたので、次はゆっくり読みたいと思う
読了日:10月30日 著者:鈴木 のりたけ
涙を売られた少女の感想
「笑いを売った少年」に続編があると知り探した この物語も少女が、この経験を通して、知恵や勇気や判断力を身に着けて大人になっていく 読みながら私は社長(男爵)を知りたくなった 悪魔の力を持つ男 どういうことでこういうことをしでかして回っているのか知りたくなった…それは私の年齢のせいだと思う 10代のみずみずしい時間をすごしている読者であればネレに心を添わせていくのではないかと感じた 壮大な一連の物語の中の一冊ということだ ほかの本もおいおい読んでみたいと思う 水先案内人のようなボーイの存在も魅力的でした
読了日:10月30日 著者:ジェイムス クリュス
よっちゃんのビー玉: 絵本の感想
表紙絵から戦争の話と想像した 表紙に描かれた兄ちゃんは生還できたが、無邪気なよっちゃんのことは想像できず、あらためてピカの起こした事実を思った 融けたビー玉にあったよっちゃんの未来 どんな青年に育ったのだろう 核抑止力の傘の下に生きてしまったものとして、浮かんだ疑問は訴え続けなければならないと思う一冊だった
読了日:10月27日 著者:児玉 辰春
王への手紙 (下) (岩波少年文庫 575)の感想
下巻を手にしたら、あれよあれよという間に読み切ってしまった 周りの助力で無事に目的を果たして帰還をするのだが、「騎士」という存在へのゆるぎない信頼が居心地がよかった まだ未完成の少年が自分のありったけの騎士の力で乗り越えていくこの物語 楽しく読了した
読了日:10月24日 著者:トンケ・ドラフト
王への手紙 (上) (岩波少年文庫 574)の感想
クリュスの本を紹介してくださった職員さんがもう一つと教えてくださった岩波少年文庫 久しぶりに手に取った 子どもの頃「三銃士」の世界に魅了されたのを思い出した この物語は騎士になる前の少年がひょんなことから冒険の旅に出る 敵か味方か、闇の中を手探りで進むような冒険 まっすぐに透明な物語に凝り固まっていた自分の何かが溶けるような思いを感じた 下巻が楽しみ
読了日:10月23日 著者:トンケ・ドラフト
ひろしまのピカ (記録のえほん 1)の感想
添えられた作家の文章の中に「何を大げさに」と被災者への差別、非難が書かれていた 原爆被災者の長い長い時間をかけてきた平和への訴え 被害者の言葉を真摯に聞く そうありたいと思う 何度でもこの本は再読しないといけないと考えている
読了日:10月22日 著者:丸木 俊
いい一日ってなあに?の感想
「いい一日」てそうだよなあ…こういうものだ 街のいろいろな人の返事をつなげているだけだが、丁寧な絵がその言葉の大切な思いをしっかりと伝えてくれているように感じた
読了日:10月22日 著者:ミーシャ・アーチャー
あめふりうります (講談社の創作絵本 ことわざ落語絵本)の感想
ひょいと手にとり流し読み あれ、面白い 絵もいい もう一度戻ってじっくり読み返した そうか猫が顔を顔を洗うと商売になる 風が吹くと桶屋がもうかるみたいに…で、最後はそうかあ、いいなあ なんでも商売になるんだと思った
読了日:10月22日 著者:平田 昌広,野村 たかあき
こっちにおいでよ、ちびトラの感想
皆さんがコメントされているようにこの本は絵が印象的で」素晴らしい 少女とチビトラの胸の内がページいっぱいに表現されている 衝動的な抑えきれない心の動きを持て余し、持て余し、最後の頁 少女と仔猫はこれからも生きづらい自分を持て余すだろうけれど、心の通じる相手はいる 味方をしてくれる人はいると、しっかりとわかったのではと思えほっとした
読了日:10月22日 著者:キルステン・ハバード
やまを うごかした ミン・ローさんの感想
ミン・ローさん 奥さん いやああ、大丈夫かな???「山を動かしたい」というとんでもない望み かなったんだよね?!物事は違った見方ができるということ…かな?賢者が知恵を貸してくれる 知恵ねえ…しかし、望みはかなったんだからいいのかな?
読了日:10月20日 著者:アーノルド・ローベル
新装版 レモンをお金にかえる法の感想
物語を読むように頁をめくった 面白かった 経済を論じるとき基本はこの一冊と思う こんがらがった優劣や、状況の変化が加わるともう私の手には負えない 良書と思います
読了日:10月20日 著者:ルイズ・アームストロング
雨ふる本屋 (単行本図書)の感想
子ども図書館のミステリー選書の中から一冊借りた 出てきたのがこの本 直前に読んだクリュスの一冊の流れるような文体の影響からか少しぎくしゃくした印象を受けた 大人になって大分になってしまった私には、この物語の下地に出版業界の現況や、作家の有り様、書店のことなどを重ねてしまい、純粋な物語として観ることができなかった 残念 しかし読み手次第というのは、私も、本は読まれて本になると思っている
読了日:10月20日 著者:日向 理恵子
笑いを売った少年の感想
図書館の職員の方に「お勧めの一冊」を聞いたら書架に飛んで行ってこの本を紹介してくださった 読み初め、主人公のあまりの様子や悪魔との取引にいささか引いたが、頁をめくるうちに先が気になって読む手が止められなくなった 推理小説的な一面と、悪魔らしいものとのやりとりというファンタジーの世界 そのうちに漠然と「不思議の国のアリス」と似ていると思った 主人公が笑いを売った代償に手に入れたもの、その後に経験したことで、内面に変化が訪れる 子どもから大人へ ドイツ三大児童文学者という 良い作家に出合った 感謝
読了日:10月19日 著者:ジェイムス クリュス
命をつないだ路面電車の感想
杉浦千畝、シンドラー、命のために動いたのは市井の人の中にもたくさんいた ナチスがやったことと対極にあるこの実話 同盟国イタリア その中でのドイツ人とのかかわりが不思議な光景としてあった しかし3日近く…イタリア人の心意気を感じる ゆるぎない気持ちとそれをつなぐ心 忘れてはならない
読了日:10月09日 著者:テア・ランノ
問いのない答えの感想
この不思議な物語に、結局慣れることができなかった 読み切れないのは悔しくてなんとか読了したが、味わうことはできていない 区切りがなく説明がなく名前が増え、その名前がアカウント名だからますます混乱 現実の事象が混じるので方角があやふやになった だが、SNSの世界を言葉で描くとこういうことなんだと思った もう一度読む気力が今はないが、再読できたら面白いと思うのかもしれない
読了日:10月08日 著者:長嶋 有
八月の六日間の感想
初読が2017年 戸板康二の挿話が好きと書いてあった 再読のこの度、213ページ後半の先輩の言葉が刺さった ーー自分がいつ死んでたなら、この子は幸せだったんだろうーーーって思うよ(略)でも、昔に返って、死んでやることも出来ない。だから、生きてるしかないんだ。ーー主人公がこの先輩とのやりとりで癒されている 私もジュンと癒された 三読目はいつになるか、その時はどこに惹かれるのか、楽しみにしている
読了日:10月02日 著者:北村 薫
ローズの小さな図書館の感想
4代にわたる物語だが、その時間の中で初代のローズが夢をかなえた 本を読む 形は変わるがそのことが世代をつないでいき、生き方を形作っている うれしくなった
読了日:10月01日 著者:キンバリー・ウィリス・ホルト
読書メーター
児童書と言えど、なかなかどうしてどうしてと感じる立派な作品が多いですよね、読む年齢で受け止め方感じ方が違うので、大人も出会えたときに読むのがよろしいですね。
これからも本との出会いを大切にしたいです
コマーシャルもきがついていなかったんです
お仕事させていただいているのが子ども図書館なので、手にする機会が増えました
大人の本より、子どもの向けの本のほうが色がきれいだし楽しいです