2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3658ページ
ナイス数:35ナイス都市伝説セピアの感想
朱川ワールド全開で、ぞくぞく感がたまらない。「昨日公園」の、どんな手段を用いても結果を変えることのできない無力感がつらい。他の作も、ざわっときたりほろっときたり、読み手の心を自在に動かしてくれる。
読了日:5月31日 著者:朱川 湊人銀の猫の感想
なかなかつらいテーマを扱っていたが、きれいな文章で読み切ることができた。あっさりしすぎているかもしれないが、私はちょうどよかった。
読了日:5月26日 著者:杉本 苑子本番いきまーすの感想
面白かった。うーむとうなったことも・・・。この本いいなあ~~! 巻末の、実は・・・という話も面白かった。
読了日:5月25日 著者:清水 義範優しい音楽の感想
ぱちっとスイッチが入って、そこから何かが劇的に入るのではなく。日々の出来事の積み重ねで自分の進む道に変化が起こる。優しく優しく動く、そんな流れが心地よかった。
読了日:5月23日 著者:瀬尾 まいこ図書館内乱
読了日:5月22日 著者:有川 浩太陽の村の感想
そうか~ そうきたかあ~!? この作家の心にあるおもちゃ箱を広げて見せてもらった感じがした。もうちょっとダイナミックというか、生き生きとした物語の動きがほしかったが、これはこの作り手の個性というものだろう。読み終わるとほわっとする短編の良さが、この作では少し物足りなかったように思う。
読了日:5月19日 著者:朱川 湊人図書館戦争の感想
「正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。・・・」堂上教官の言葉に、ぎくりとした。本当にその通りだと思う。私はそれが身にしみるのに、この年齢になったしまった。若い世代が、この一冊でそのことに共感を得られたとしたら、それは素晴らしいことだと思う。
読了日:5月18日 著者:有川 浩陽のあたらない坂道の感想
あいつとそれほど力が違うとは思えないのに、俺には陽があたらなくて、あいつはつかんでいく! そんな相手が身の回りにはいるものだ。リンドバーグや山内一豊なんて有名人の周りにも、そういう歯がゆい思いをした人間がいたよなあ…ごくありきたりの人間の思い、ほんの少しの違いが身にしみる。そのわずかが程遠い距離になる。手に入れられたものにはわからないだろう思いを、ため息とともに描いていた。なんとも笑える。
読了日:5月17日 著者:清水 義範夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア)の感想
他の方の感想を読んでなるほどと思った。下準備なしに読んではいけない本だったのですね。それで理解ができました。よーわからんかったのです。
読了日:5月14日 著者:海堂 尊店じまいの感想
面白いのだけれど、少し読みにくくさを感じた。どうしてなのか・・・句読点が多いように思う。意識してのことだろうが、それが私には文章の流れをつかみにくくしている。だが、反対に、それが淡々とした空気を醸し出しているようにも感じた。
読了日:5月11日 著者:石田 千生協の白石さんの感想
再読 体が疲れているのに頭がちりちりと興奮していて、手に取った。白石さんと学生さんたちのやりとりは、お互いにまじめに取り組んでいるだけに“滑稽”でくすりと笑わされる。それなのにぐっとくる・・・いいなあ。その後の本もいくつか読んだが、原点のこの本には宝物のような光があると思う。
読了日:5月10日 著者:白石 昌則,東京農工大学の学生の皆さん戸村飯店青春100連発の感想
青春小説の読みごろの年齢がはるか遠くになって・・・でもこの一作は、そんな私でも気恥ずかしくなく読みとおすことができた。気がつけば、始まりとすべてが逆になって終わっている。そんなむずむずっとした感じが居心地がよかった。
読了日:5月5日 著者:瀬尾 まいこ菊葉荘の幽霊たちの感想
何がなんだかわからないうちに、物語が終わってしまった。登場人物のすべてが風変わりな人たちで、だから幽霊なのかしら・・・? どうなるのだろう、ここから先は?どうしてこんな風なんだろう?と感じさせて、答えは一切無かった。面白くないということではなく、次々と頁を繰ったので面白かったのだけれど、なんとも不思議な後味だ。
読了日:5月4日 著者:角田 光代やっとかめ探偵団と殺人魔の感想
面白かった。名古屋弁のやりとりが、わかるようなわからないようなで、でもそれを想像するのが楽しかった。昔からあるイメージとしては差し詰めタバコ屋のおばちゃん。店に座って、世の中のことを見とおしている。亀の甲より年の高…真実は一つなんだなあ~と感じた。
読了日:5月3日 著者:清水 義範
読書メーター
仕事で歩くようになった場所に、こんな素敵な風景を見つけた。
八重のぽったりとした華やかさがうれしかった。
おまけ
そこここで、たんぽぽが絨毯のように咲いています。