つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

23歳の現場監督…

2017年07月27日 | 世の中で起こったこと

昨年夏からこの春まで「現場監督さん」と付き合った。

その仕事は多岐にわたり、入れ替わり立ち代わりかかわる職人たちに指図をし、

その仕事を監督し、不具合を是正していく

職人さんたちはプライドもあり、これがとてもとても大変だと思う。

良い家を建てるには、現監督さんの腕次第なんだと実感した。

その代り、良い家を建てるという熱意のある方に仕事をしてもらうと、

現場の雰囲気は良いものとなり、おのずと家もしっかり出来上がっていくようだ。

我が家を担当してくれたのは40そこそこかの、若いころから現場監督の下積みをしてきたという人で、

温厚だが粘り強い人で、間違いなく仕事を成し遂げてくれた。

この人が一番大変だったと思う。

無事に建ったのはこの人の力によるところが大きい。

 

それが、

23歳… 国立競技場って国家プロジェクトじゃないか…

23歳て、社会人として働いて二年目というじゃないか…

現場監督という仕事は、体力だけではやりきれない仕事だと思う。

体力に合わせて、知識や経験がものすごく物を言うと思う。

いくら昨今の大学は即戦力を要請しているとはいえ、作ろうとしているのは国立競技場だ。

経験している人間はどれほどいたのか?

それを、そんな若い人に担わせるってありなんだろうか?

よくわからない…

よくわからないが、私は、なんとも言えない気持ちを抱えている。

23歳…おそらくオリンピックに代表として出場する選手と同じ世代だろう。

スポーツ選手の夢をかなえるそばで、建築の世界に羽ばたこうとした若い人の命をすりつぶしてしまった。

大人はこれを猛省しなければならない。

そして大人とともに、若い同世代の人も彼のことを忘れないようにしなければならない。

誰かの命をすり減らしてまでも、やらなければならないことって、

参加することに、より意義のあるオリンピックではあり得るはずもなく、

そのほかにもそうそうはあるとは思えないのだ。

 東京オリンピック  今からでも遅くない、できませんと返上してもいいのではないか?

 

 

残念で、残念でたまらない…死んでしまった君に言いたい。

逃げ出してよかったんだ。

すべてを投げ出して、それでよかったんだ。

君が生き続けることの方が、はるかに大切なことだったんだと私は思うよ!

合掌

 

 

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テレビでやっても絶対みないと思ったから、

2017年07月26日 | 映画

“嵐”の中で一番好きな大野君主演のこの映画。

私、彼のこと好きですが、やっぱり芝居はへたくそだと思います。

若いころならともかく、三十も半ばを超えてのこと、

連ドラなどは観ることなく終わることも増えてきてしまった。

そうは思っているが、私の中で大野君の奇跡と思うのが、

時に彼の人柄が役にはまり込んでしまうことがあるようだ。

独特のあの雰囲気が、独特の味を出すことがある。

 

今回のこの主演映画、大したことないだろうと思っていた。

きっとテレビでいつかやるだろうけれど観ないかもなあ…?

蔦屋に並んで観るかなあ?と、自分の中で問うた。

観ないかもしれない…これは、映画館でやっている今でないと観ないかなあ…

それは大野君ファンとしては寂しいかもしれないと考えて、映画館に足を運んだ。

期待をしなかった分もあったのかもしれないが、存外に面白かった。

忍者  といえば 横山光輝の「赤影」や 白戸三平の「カムイ伝」を思い浮かべる私は、

よくこの大物アイドルを使ってそれと同じ空気を作り上げたと思った。

「人でなし」

と劇中にもよく出てきたが、その人でなしの感じが大野君から伝わってきたように思えた。

大野君の魅力は欲がないところだと思う。

だが、もう少し「作品を良くしよう」と欲があっていいのではとも思う。

でも、欲が出てしまうと彼ではなくなってしまうので、

ここが難しいといつも考えてしまう。

何か一つにしぼれば、この人とてつもない大物になる感じがする。

そう感じさせるそういうアイドルなんだろうなあ…

ジャニーズに乗せられている感じもするが、ま、楽しい時間を過ごせたからいいか!

 

 

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NHK受信料契約で、

2017年07月25日 | 徒然に、

どうなっているのかなあ…?

東京の家の“NHK受信料契約”は、デジタルテレビを購入した時に姉が行った。

「BSも契約したからちゃんと観てね」とうちの子どもたちは言われたようだ。

私たちの父親は断固として受信契約を拒んだ。

あの人元はお役人だったのだが、決して納得しようとせず、

まして元お役人だから生半可なのが来ても徹底的に論破してしまっていた。

姉はそういう立場はとらず、まずきちんとしてもらいましょうと言っていたように思う。

そう言っていたから、姉が亡くなった後、長男がその契約を維持してくれていた。

このたびの仮住まいへの移動の時もすべて手続きや支払いをしてくれていた。

 

新しい家に移って4か月、夜9時ごろだったろうか、

いきなり「NHK受信料契約のことで」と若くもない男の人が来た。

胸になんだか身分証明書みたいなカードはぶら下げていたが、見せてはくれなかった。

受信料は払い込んでいるという認識だけはあったので、

「引き落としになってませんか?」と扉を開けた。

相手は長男の名前を出し、仮住まい先からこちらに住所変更ができていないので契約をしてほしいと言います。

ひと悶着あったが私のスタンスは、

「法律で決まったことであれば仕方がないので払います。

ですが、気持ちよく払えるような体制づくり、仕事をしてほしい。

このごろのNHKは耳を疑うような様子が多すぎる」

というもので、住所変更ができていないのならしましょうと相手の差し出した書類を受け取った。

住んでいるものでないとだめだというので、次女の名前を借りて、

書き終えたら、今度は支払いをどうするかと聞いてきた。

口座の引き落としでというと、この場で書類を書けと言い、

しかも引き落とし口座のカードをスキャンさせろというのです。

あなたを信用できないからそれはできない。

口座引き落としの書類を置いて行ってくれればそれで手続きをするからといったが、

断固としてできないというのです。

そんなことできるわけないでしょう!!

誰がそんなこと!!

と玄関先で隣近所に響いているなと思いながら言い募った!

彼は言うのです。

「僕が信用できないのなら、自分で電話をかけて聞いて確かめてくれ」

 

ぶち!と切れた!

なんでそんなことをしなければならないのだ!!

失礼千万にも、こんな夜にきて!NHKはそんな非常識なことをしているのか!

そうしたら

「ご存じないかもしれないが、今日昼間も来ましたがお留守でした」

もうあきれてものも言えなかった。

何も残していないじゃないか!それで昼間きたけれどいなかったから夜に来たってどういうことだ!!

手続きの書類を置いていけ!明日、昼間、NHKに電話をしてどういうことか確かめてからやる!!

といったが一歩も引きそうになかった。どうしたもんじゃろのう?警察でも呼ぼうかと考えだしたときに、

次女が騒動に顔を出してくれ「書類を送ると言っていますから今日はお帰り下さい」

と私を引っ込めてくれた。

 

後日、長男に事の顛末を報告し、どうなっているのかと確認した。

ネットで全部住所変更もしているし、

クレジットカード決済で今年4月から9月分まで引き落としされているというのだ。

どういうことなんだ?

ネットでの住所変更が反映されていないのかもしれないとまた来るかもしれないからと、

長男がNHKにどうなっているのかと電話を入れた。

そうしたら驚く返事が来た。

名義が姉のものになっているというのだ。

え?

どうしてそうなっているのかわからないし、夜に来たのも長男の名前で来たし、

姉が死んでからのいろいろはすべて長男の名前でやっているのに、

本家本元のリストにはそうなっているんだそうな?

では、私が素直にあそこで銀行のカードをスキャンさせていたら、どうなっていたのか?

本当にNHKの受信料のためのカードスキャンだったのだろうか?

後から振り返ると、本当にあそこで頑張ってよかったと思える出来事だった。

 

NHKさんよ!

どうなっているんだ?

ますます受信料を払い込みたくなくなったよ!

年取ったらPCもスマホもやめようと思っているが、

テレビもかなあと思う出来事だった。

 

 

 

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吉田博展

2017年07月25日 | 徒然に、

 

東京は夢の街です。

必ず毎日どこかで何かをやっている!

望めばどんなものでも観に行くことができる。

すごい街だと思います。

 

で、

 うまい具合に展覧会をやっていることを知り、出かけて行った。

昔、昔、この方の親族と仕事でご縁があった。

お父さん譲りの木版画を作られる方で、お子さんたちも木版画かだった。

 

久しぶりに観た吉田博の作品は、透き通るような空気まで描かれていて、

絵を描くということを宿命に持った人  ということがビシビシと伝わってきた。

戦争画家としても仕事を人だったが、

こと絵を描くということについては、まっすぐだったのではないかと思った。

 

 

 

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親ばかは、

2017年07月22日 | 子育て

末の子どもももう見上げるような大男です。

長い長い子育ての終盤にかかり、

「気持ちよく親子でいるには?」という命題の答えを日々探しているような

馬鹿親なのですが、

 

東京の古い家を取り壊すとき、旦那が解体屋さんに頼みました。

「無理なく外せるなら、外してもらいたい」

だめかもしれないですがと断りは入りましたが、さすがプロできれいにはがしてくれました。

そのまま保管をしてくれて、現場監督さんが引き渡しの時におもむろに取り出して、

「どこに取り付けましょうか?」と言われた。

古い家にあったときは周りと同じ色でそんなに気にならなかったのだが、

新築の真っ白な壁紙の上に仮置きされたのにはちょっと、ぐっと詰まってしまった。

どうしたらよいのだろう?としばらく思い悩み、ダメもとでと担いで世界堂に相談しに行った。

大分あちこちに電話をかけて確認してくれて、時間がかかりますけれどと言われましたが引き受けてくれ、

それが出来上がり、旦那が来たところでようやく新しい家に取り付けた。

 

じゃあああん! 親ばかです!!

 

わかりますか?

はい「柱の傷」です。

毎年ではありません。東京に里帰りした度、帰る日につけたものです。

続けて上京で来た年もあれば、しばらく間が空いた年もあり、

こういうことが好きな子は必ずできましたが、ナーバスになって測れない子もいました。

この板は台所にあった階段のわきに貼られていたもので、

私が小学校の低学年の時に台所を改築してですから50年たつのかな?

こんなものなんですが、家と一緒になくなってしまうことがちょっと寂しくて、

外してくれた時にはとてもうれしかった!

そして額装のプロがきれいに仕立ててくれました。

きれいになった姿をみて、またうれしくなった。

この場所も、まるでこれのためにあつらえたような空間で、

あの古い家からつながった感じがしました。

 

子どもたちにとっては迷惑な話かもしれないが、

これはとても大切な思い出…だから、まあ許してもらいましょう。

 

この件に関しても、たくさんの職人さんがかかわってくれました。

日本の職人さんはやっぱりすごいや!感謝です。

 

 

 

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