ランチタイムが終わるよ、終わりの始まりの言葉

ランチタイムが終わるよ

秋の気配のする夜のひときわの風、
いつもとは違う地下鉄に向かう。

背中にかすかに賑やかな笑い声が
追いかけてくる気がする。

３カ月の間、顔をあわせ、
カリキュラムに沿って
日々を過ごしてきたけれど、
今夜は特別な夜。

みんなは何かしらの達成感を
感じてくれているだろうか、
それが気掛かりだ。

そのためにお互いに費やした時間を
輝かせるのは、
これから今の気持ちをどう生かすかにかかっている。

お酒を飲んで赤い顔をして、
いつもとは違う表情を見せ、
たくさん笑い、たくさん話をした、
でもまだ少し物足りないのは、
きっと過ごした時間が楽しかったから。

今日、みんなからもらった寄せ書きを
飾ってみた、隣の緑も３年前にもらったもの。

思い出が増えて行くけれど、
思い出には更新は無い、
新しく書き換えられることのない
唯一の大切な記憶だ。

このかけがえのない３カ月の時間をとどめて。

数カ月前には全く知らなかった人と出会い、
時間や体験を共有できることは、
なんだか次の期待もさせてくれる。

ランチタイムは終わりました、
次のディナータイムまで
さて何をしましょうか。
私はここから、みなさんは別の場所で。

大切な日々をありがとう、
次に何があっても、この時間は確かにあった、
そうだよね。だから次の一歩が
出会う前よりしっかり踏み出せるはず。

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年齢の違う人が同じ場所で同じときを過ごす、
何か自分の中に残るものがありますように。

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