「エディット・ピアフー愛の賛歌」★★★☆見ごたえアリ
マリオン・コティヤール 、 ジェラール・ドパルデュー主演
オリヴィエ・ダアン監督、イギリス、 チェコ、 フランス、140分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e9/5ff48e59587801c61108be8f675ce478.jpg)
老婆が舞台のスポットライトを浴び、
歌い出すと40台後半という実年齢より
若く力強い声がホールに響く。
見た目と彼女への神様からの贈り物の対比が
あまりに残酷に感じる。
酒とドラッグと自動車事故の後遺症で
廃人にちかい姿をしている。
これが有名なエディット・ピアフなのかと
驚いてしまう、
シャンソンの印象と言えばドレスで
シンプルなバンドをバックに
人生の機微を語るように歌うものだと
思っていたが、第一人者のこの映画の主人公は
ちょっと想像出来ない過去を持っていた。
何かのその世界で秀でた人は
ひとかどの人物で
ああこの人なら、大きなことを出来たのだなと
納得できるような物語がある。
しかしエディット・ピアフはその点では
異質な存在だ。
どちらかと言えば、近くの人には好かれず、
相手の心を思いやるとかとは対極で、
たぶん自分ならこういう人は
煙たいだろうなと感じただろう。
それでも少女時代の不遇を取り戻すかのように、
自分の欲望に素直で、
望むものは何としてでも手にいれようとするところは、
やはり本当に手にいれたいものは
遠慮なんてしないで
手を伸ばさないと、するりと逃げて行くのだと
映画を見ながら感じた。
そして唯一情熱を注いだ「歌」に関しては
まさにプロとして対面していた。
その執念とも言える姿を見ていると、
簡単に手に入るものなんてないのだなと。
生きざまそのものが歌に表れるからだろうか、
歌だけとって聞くと
そんなにうまくは感じないのに
彼女の人生をまるごと知った上で
振り絞る声を聞くと、そこには人間の到達する
この世の楽園が見えるのだ。
シャンソンの見方が変わった映画だ。
★100点満点で75点、
おしゃれ系の映画と思って見ると驚く★
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン
オシャレ系の映画と思って見た人は、驚くだろうな、
でも現実は歌や小説より厳しく、でも美しい。
★映画ランキングはこちら
マリオン・コティヤール 、 ジェラール・ドパルデュー主演
オリヴィエ・ダアン監督、イギリス、 チェコ、 フランス、140分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e9/5ff48e59587801c61108be8f675ce478.jpg)
老婆が舞台のスポットライトを浴び、
歌い出すと40台後半という実年齢より
若く力強い声がホールに響く。
見た目と彼女への神様からの贈り物の対比が
あまりに残酷に感じる。
酒とドラッグと自動車事故の後遺症で
廃人にちかい姿をしている。
これが有名なエディット・ピアフなのかと
驚いてしまう、
シャンソンの印象と言えばドレスで
シンプルなバンドをバックに
人生の機微を語るように歌うものだと
思っていたが、第一人者のこの映画の主人公は
ちょっと想像出来ない過去を持っていた。
何かのその世界で秀でた人は
ひとかどの人物で
ああこの人なら、大きなことを出来たのだなと
納得できるような物語がある。
しかしエディット・ピアフはその点では
異質な存在だ。
どちらかと言えば、近くの人には好かれず、
相手の心を思いやるとかとは対極で、
たぶん自分ならこういう人は
煙たいだろうなと感じただろう。
それでも少女時代の不遇を取り戻すかのように、
自分の欲望に素直で、
望むものは何としてでも手にいれようとするところは、
やはり本当に手にいれたいものは
遠慮なんてしないで
手を伸ばさないと、するりと逃げて行くのだと
映画を見ながら感じた。
そして唯一情熱を注いだ「歌」に関しては
まさにプロとして対面していた。
その執念とも言える姿を見ていると、
簡単に手に入るものなんてないのだなと。
生きざまそのものが歌に表れるからだろうか、
歌だけとって聞くと
そんなにうまくは感じないのに
彼女の人生をまるごと知った上で
振り絞る声を聞くと、そこには人間の到達する
この世の楽園が見えるのだ。
シャンソンの見方が変わった映画だ。
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