「容疑者Xの献身」★★★★オススメ
堤真一、福山雅治、柴咲コウ主演
西谷弘監督、2008年、128分

原作を読んだのは直木賞受賞直後で、
この原作とドラマ「ガリレオ」は
結び付いていなかったので
映画化を知った時は軽く驚いた。
原作の主役はあくまで「容疑者X」だったからだ。
初めて東野作品を読み、かなり深い感動を
覚えた記憶だけはあるので、
映画化はなんだか「嫌だなぁ」と思っていた。
で、見てどうだったかというと
結構良くできていて、
原作ファンながら納得、
新しい展開が無い分、
「まあこうなるだろうな」という
予想の範囲だけど
しっかりと作っている。
何も無い日常に
明るい色をつけてくれた人のためなら
犯罪をも厭わない、
その感情は極端だけれど
分からなくも無い、というか分かりたい
切ないけれど。
原作のラストはもう少し感動的だ、
とても視覚的でさえあるのに、
映画ではそこを少しだけ変えている、
ラスト近くのストーリーの処理が少しもたつくので、
その分、感動は薄まった気がするが、
ラストの天才数学者の悲痛な咆哮は
胸にこたえる。
人の心の動きは天才数学者にさえ
計算できないのだ。
そんな当然のことさえ計算に入れられないほど
その人を守りたかったのだ。
あれほどの強い感情を持ったことがあるだろうか、
悲しいラストなのに
なんだか主人公が羨ましくさえあるのだ。
福山はあくまでもスマートで
そこが感情の揺れを単調にしているけど、
柴咲コウとのコンビも面白く、
これってまだまだ引っ張るんだろうなと思いつつ
劇場を後にした。
もう一度原作が読みたくなった、
あの鮮烈な胸を貫く痛みは
ホント久々に感じた嬉しい驚きでもあったから。
劇場は混んでいて、
大ヒット公開中!
★100点満点で75点★
soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン
すぐにTVでやりそうだけど、何か映画が見たいなと
思うならこの映画見ても損なし、
お金のもとは十分回収可能
★映画ランキングはこちら
堤真一、福山雅治、柴咲コウ主演
西谷弘監督、2008年、128分

原作を読んだのは直木賞受賞直後で、
この原作とドラマ「ガリレオ」は
結び付いていなかったので
映画化を知った時は軽く驚いた。
原作の主役はあくまで「容疑者X」だったからだ。
初めて東野作品を読み、かなり深い感動を
覚えた記憶だけはあるので、
映画化はなんだか「嫌だなぁ」と思っていた。
で、見てどうだったかというと
結構良くできていて、
原作ファンながら納得、
新しい展開が無い分、
「まあこうなるだろうな」という
予想の範囲だけど
しっかりと作っている。
何も無い日常に
明るい色をつけてくれた人のためなら
犯罪をも厭わない、
その感情は極端だけれど
分からなくも無い、というか分かりたい
切ないけれど。
原作のラストはもう少し感動的だ、
とても視覚的でさえあるのに、
映画ではそこを少しだけ変えている、
ラスト近くのストーリーの処理が少しもたつくので、
その分、感動は薄まった気がするが、
ラストの天才数学者の悲痛な咆哮は
胸にこたえる。
人の心の動きは天才数学者にさえ
計算できないのだ。
そんな当然のことさえ計算に入れられないほど
その人を守りたかったのだ。
あれほどの強い感情を持ったことがあるだろうか、
悲しいラストなのに
なんだか主人公が羨ましくさえあるのだ。
福山はあくまでもスマートで
そこが感情の揺れを単調にしているけど、
柴咲コウとのコンビも面白く、
これってまだまだ引っ張るんだろうなと思いつつ
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あの鮮烈な胸を貫く痛みは
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