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「督促OL 修行日記/榎本 まみ著」こんな仕事もあるんだ

2013-06-01 07:25:03 | 読書の時間
書籍「督促OL 修行日記/榎本 まみ著」★★★
榎本 まみ著
文藝春秋 、2012/9/22
(237ページ , 1.208円)





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「一時間に60本の電話がノルマ、
大学を卒業して入った会社で、
著者は、いきなり借金を返さない人に
督促の電話をかける部署に配属され、
「督促OL」となった!
客からストーカーよばわりされたり、
呪いをかけると恨まれたり、
今から殺しにいくぞ・・と脅されたり。
百選練磨の借金王の面々を相手に、毎日格闘し、
ついには、2000億円の借金を回収する
「スゴ腕 督促OL」に!」

文藝春秋HPより抜粋


信販会社に新卒で採用され、
やっと社会人生活が始まると
期待しつつ職場へ行くと
クレジットカードの支払の督促課に
配属された事を知る著者。


まあそういう仕事をしている人も
いるだろうなと想像はつくけれど
そういう所で自分が働くっていうのは
あまり考えないからな、
だから著者も困惑するが
これが仕事、やらなきゃならない。



払えないから払わない人達に
1時間に60本の電話のノルマを課され
電話をかけまくるが
「じゃあ、払います」って簡単に
言ってくれるわけもなく
こっちが悪いわけでもないのに
罵声を浴びせられ
散々な目に逢う事になる、
この本は著者の実体験が綴られている。



嫌な仕事だ。
でも誰かがやらなくてはならない
会社にとっては大切な仕事だ。



こういう仕事をしていると
人の善意とかを信じられなくなりそうだ、
実際すぐに辞めてしまう人が多いと
本書にも書いてある、
そういう雰囲気はなんとなく分かる。


著者はそんな職場に戸惑いつつも
先輩社員を見習い
泣き落としや脅しなど
様々なテクニックを身につけ
ついには2000億円の借金を
見事回収するまでに成長していく



ラストはハッピーでも
「良かった」と素直に思えないのが本書、

本人の成長はこちらも気持が動くが
根っこの所で
やはりこういう仕事はや
りたくないなぁと
そんな気持ちが大きくて
「大変だなぁ」
そんな感想、為になったかと言われれば
それ程でないかな
できれば経験したくない職場のお話でした

★100点満点で60点

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