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「チョコレートドーナツ」結末は救いが無いが、光も見える

2014-06-06 00:09:09 | ミニシアター系映画
「チョコレートドーナツ」★★★★
アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、
アイザック・レイバ、フランシス・フィッシャー、
グレッグ・ヘンリー 出演

トラビス・ファイン監督、
97分 2014年4月19日公開
2012,アメリカ,ビターズ・エンド
(原題/原作:ANY DAY NOW)




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「1970年代アメリカの実話をベースに、
母親に見捨てられたダウン症の少年と
彼と家族になって一緒に暮らしたいと願った
ゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。」



主演のアラン・カミングは、
毎週楽しみにしているTVドラマ
「グッドワイフ」で馴染みなので
彼のこんな一面を知り
それだけで驚きながら見ていた。



シンガーを夢見ながらも
ショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。
正義を信じ、世界を変えるため弁護士になったポール。
そして母に見捨てられたように生活する
ダウン症の少年マルコ。

現在、同じ事が起こったら
結果は違っているんだろうか?



ゲイのカップルには
子供の養育権は与えられなかった、
それは偏見や差別も大きいが、
なにより法律が立ちはだかる。


「なんとかしてあげたい」という
人間の持つごく自然な心情を置き去りにして
法律は決められた範囲でしか
結論を出す事ができない、

もどかしくも、それでも
仕方ないなと思う瞬間だ。

何とかしたいなら、法律を変えるしかない。

万人が納得する法律なんて
存在しないのだろう、
っそれでもどこかで割り切って
社会生活を成り立たせるのが現状。



先日の報道で、5歳の子供が
7年間放置され、
白骨化した状態で見つかったという。
父親は新しい恋人を大切にし
確信犯的に子供を餓死させてしまった、
そんな親もいる。


この映画は何て言ったらいいのだろう、
子供の無残な死を泣く?
不平等を憤る?
不理解を嘆く?

どれも一つの要素だけど
どれも核心をついては居ない。


結末は残酷なものだけれど
希望を感じることは出来た、

ただどれほど希望があろうと
死んでしまっては虚しい、
エンドロールの歌声が心に沁みた。

★100点満点で80点


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