東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

奥津春生先生

2020-03-16 | 仙台・東北
 奥津先生は東北大学で地質学の教授だった。

 昭和34年ごろ、宮城県七ヶ浜町の水道開発に多大な貢献をされたようだ。先生のお名前が石碑に刻まれていた。

 ボクが大学1年か2年の教養部の学生だった頃、地学の担当が奥津春生教授だった。そんなに偉い先生だと思いもしなかった。日焼けしていてガッチリした印象がある。ボクは奥津先生の講義とき半分ウツラウツラしていたが面白かった。これが大学の講義だと思った。
 さて、期末試験のとき、問題は何かについて記せ、だったと思う。そんな難しいことは記憶に無いとボクはあせった。そこで、試験問題とは全然関係のないテーマで、小さい文字で延々と答案用紙を埋め尽くし、おまけに裏面にもびっしりと文字で埋めた。単位を落としても仕方がないと思った。

 大学生活を終えて企業に入社して何年か経ったとき、社内で先生の息子さんという方に遭遇したことがある。先生は立派な方で、大変お世話になりました、と御礼をした覚えがある。

 その後、大学でボクは何々について述べよ、という問題を出したことがある。中には少しは関係のあるテーマで延々と綴る学生がいた。もちろん講義内容に関係して論理一貫していれば評価は高くなる。

 奥津先生の地学の試験結果でボクの評価はAだったような気がする。単位は落とさなかった。

 七ヶ浜の梅の花が満開です。もう春です。






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