本日の山陰は曇りのち晴れ・・・時々雨がパラつく天気でした。
まあこの時期の山陰らしい移り変わりの早い天気ですね。
今日は出勤してからすぐにお出かけしました。
と言っても遊びに行ったり納品(まだ完成してないですからね・・・笑)に行ったりした訳ではありません。
片道40kmほど離れた友人の所まで薪(来年の冬用です)を引き取りに行ってきたのです。
数日前に「軽トラック1台分の薪の準備ができましたよ〜」とご連絡を頂いていましたので、来週のお休みには薪を引き取りに行こうと思っていましたが・・・なんとなく見ていた天気予報では雪のマークがついています、まあ大きな⛄️ではないので豪雪にはならないと思いますが山陰では1月下旬から2月上旬位が一番大雪が降りやすいので心配なんですね。
何せ薪を引き取りに行く道は広域農道をほぼ100%通りますから・・・国道は除雪されますが広域農道は除雪の対象ではないみたいでして・・・あまり除雪をしないんですね〜。
坂は結構急ですしカーブもキツかったりしますから(笑)
いくらスバルサンバーが4WDでも350kgの薪を積んで雪のある農道を走るのはちょっとね〜考えてしまうのです。
帰り道・・・白鳥さんがお迎えです。
本業に入る前に・・・いや、これも本業ですね。
少し先になりますが塗り替え物件のカラーサンプルを作りました。
今はこんな立体型のサンプルを作る物が有るらしい
サンプルもただボディカラーを塗れば良いと言う物ではありません。
サンプルを作るときは実際の作業と同じ工程を踏むのが大事なのです。
もちろん塗料のテストの意味もありますが塗料同士の相性とか密着の問題とかもテストをする意味があります。
せっかく大事な時間を使ってサンプルを作るのですからね時間と塗料は有効に使わなければなりません。
あくまでも私の場合ですが(他の人がどうやっているのかは知りませんので)・・・モデルカーに実車の塗料を塗る場合(メタリックの場合ですよ)ですが実車の塗料を少しシンナーで薄めて流動性を良くしてからフィルターで目の荒いメタリックの粒子を越してから使います。
まだ車種は書けませんが1/18のミニカーのボディの塗り替えのご依頼をいただいておりまして実車の塗料を入手しました。
この車・・・普通のタッチアップ塗料は売っていないのでコネを使って外車を多く扱う板金塗装屋さんにカラーを作っていただきました。
このまま使いますとメタリック粒は1/18にはなっていませんので全体にギラギラしてしまう恐れがありますからフィルターを使って塗料の中の荒いメタリック粒を濾し取ります
それがこのグリーンメタリックです。
お客様からカラーサンプルを送って欲しいというご連絡をいただきましたのでサンプル塗料をつくります。
右の瓶の物は作ってもらった塗料を粗いフィルターで越した物です。
この時点でも既に荒目のメタリックベースは取り除かれています。
左は更に不織布を2枚重ねにして濾し取った物です・・・左右のメタリックベースの違いがわかりますか?
拡大してみましょう。
拡大しますとよくわかりますね〜。
右はキラキラしたメタリックベースが多いですが、左側は少ないですよね。
メタリックベースが少なくなることで色も僅かに濃く見えます。
濾し取ったフィルターの中には目が荒くてフィルターを通り越せなかったメタリックベースが入っています。
中央の部分がそれですね。
中央の辺りはグリーメタリックが明るく見えます、これがメタリックベースが多い状態なんですね。
サンプルは2つ作ります。
一つはサフ・中研ぎ・ボディカラー未加工・ボディカラー荒いフィルターで濾したもの・ボディカラー細かな目のフィルターで濾したものと少しづつ変えてその都度マスキングをして塗っています。
そしてボディカラーの部分の下半分にウレタンクリアーを塗って仕上げます。
この部分がフィルターの違いによる色の違いを判断していただくものになります。
基本的にどの時点の塗料でも塗れます、あとはお客様に実車と見比べてみて判断していただきましょう。
一応1番目の細かなフィルターで濾した塗料を全体に塗ったサンプルも準備しておきます。
このサンプルですが最初に未加工の塗料(メタリックベースが荒い物)を一度塗ってからメタリックベースを濾した物をシンナーで薄めて遠くからオーバーコートしています。
最初から濾したものを使いますと発色が良くない(メタリック粒が少ないから)ので色がかなり濃くなるのです。
オリジナルの塗料の上にオーバーコートしてメタリックの粒が小さいもので荒いメタリックを覆っていく感じですかね。
色はなるべく濃くしないでメタリック粒は小さくしたいのです。
これは全体にクリアーを塗っています。
私はこの塗料で塗るのが良いかな?と思っていますがもう少し明るい方が良いです・・・と言う事になると荒目のペーパーで濾したものかな〜!?
まあこの辺りは好みなんでね・・・お客様に決めていただきましょう。
塗料のサンプル作りは半分はテストもう半分はサービスみたいなものですからね〜あまり仕事っぽくないですね。
続いて、BRABUSです。
ボディはほとんど塗装が終わっていますが内装はこれからです。
まず分解しないとね・・・塗装ができません。
ドアの内側に木目パネルがあるのですがこの部分は実車ではホワイトカーボンのパネルに変わっています。
運が良いことにこの部分は別パーツになっていますので加工が少し楽ですね。
取り付けは木目パーツの裏からピンが出ていますのでそれを焼き留めしてありました。
リューターで削って取り外しましたが瞬間接着剤を併用してありましたのでちょっと手間がかかりました。
続きまして・・・シートを外します。
基本的にこれもまた焼き止めと瞬間接着剤の塊です。
しかもカーペット部分は製造から随分時間が経過しているらしく黄ばんで変色していました。
続いてダッシュボードです。
この木目の部分もホワイトカーボンです。
この部分はちょっと複雑なので加工が大変かな〜。
このミニカーは製造から時間が経過していますのでメーターのデカールもこんな調子に剥げちゃっています。
こんなのはなかなか見れません(笑)
丸まって剥げてしまったメーターはピンセットで簡単に剥がすことができました。
必要な部分をマスキングしておきましてダッシュボードの上側の部分にフラットブラックを塗りました。
と言ってもフラットブラックではないのです。
写真を見ますと少しグレーっぽい�ブラックなのでダークグレーを艶消しで塗っています。
フラットブラックで塗りますとちょっと雰囲気が違うんですよね。
続いてシートをさらに分解します。
シートの下についているシートの台のような部品を外しました。
ちょっと驚いたのは・・・このシートですがプラスチック製のシートになんと皮が貼り付けてあるのです。
今までかなりのミニカーを分解しましたが皮が貼られているシートは初めてですね。
かなり昔作られたミニカーなんですが・・・昔は丁寧に作っていたんですね(瞬間接着剤は使っていますけど・・・笑)
シートの台の方ですがバリがついたまま塗装されていましたので木片にペーパーを貼り付けたもので削って整形しておきます。
続いてステアリングハンドルです。
このステアリングハンドルも上側と下側のグリップ部分にホワイトカーボンが使われていますのでこの部分をホワイトで塗装しておきます。
ついでにドアの内張の部分もホワイトを塗っておきます。
さて、どの様にしてホワイトカーボンを再現しましょうか・・・・また、無い頭を使って考えなければなりませんね。
実車のホワイトカーボンはこんな感じなんですよ。
部分的にキラッと光っている感じかな〜。
カーボン柄のデータを作ってChromeで印刷してみました。
それをホワイトに塗った部品に貼ってみました・・・
こんな感じで如何!?
センターコンソールの木目の部分も・・・
チマチマ貼ってみました。
続いてウレタンクリアーを塗って保護しておきます。
今日はここで時間切れですね〜。
今日もよく働きました(笑)