今日は大牟田 曽我病院にて待ちに待ったMCPセミナー。
講師は 祝 広孝 先生。
参加者は11名となんと勿体ない。
けれど、受講者的にはその分みて頂けるのでラッキーでした。
今回は、アメリカ解剖に一緒に行った福岡のUさんとご一緒。
久し振りにUさんと会えたこと、そうして一緒に勉強できたのが本当に嬉しい。
だって、Uさんとは私がこの運動指導の世界に入ってからずっと一緒に学んできたので。
彼女は出会って以来の私のすべてを知っている(笑)
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今回は下肢編だったので歩行をみることでの関節機能の問題を推察することの実践もあり。
骨盤(股関節)の回旋はみることはできるが、歩行中の側屈・踵離地タイミングをみることは難しかった。
まあ、言い訳するとペアがUさんだったので、運動指導者は正直身体が良い。
柔軟性もあるし筋力もある。バランスも運動されていない方に比べれば格段に良い。
それでも、回旋はみれるので問題のある方の脚の大内転筋にMCPをかける。
それだけで腕の挙がり方まで変化する。
肩凝りも肩に問題があるのではなく、それは脚にあり、その脚で歩行をすることにより肩に問題を引き起こしていると考えられる。
それなら肩をいくらやっても、直ぐに元に戻るわな…。
8月に歩行のFlow's seminarも実施しますが、そのあたりまで私が参加の皆様へ提供することができれば良いなと。
人(動物)の行動選択の原則
不快から逃げ、快に近づく(不快感を排除し、楽を選ぶ)
なので、今私たちの姿勢は上記の行動を選択しているにすぎないということ。
本来、正常動作が力学的に一番効率的なのにそれを選択しないのは、それを選択することが不快だからこそ。
その不快を取り去ることができれば、人は自ずと効率的な正常動作に近い姿勢=楽な姿勢を選択する。
このことを忘れちゃいけないと思う。
運動指導者は「こうなっているからこうしましょう。それにはこの筋力が足りないからこうしましょう。」
という。←私もですが
これも間違いではない。
しかも健常の方を対象としているし。
しかし、健常の方もすべてが完全に正常動作ができている訳ではない。
だからこそ、だんだん姿勢が崩れていく。
祝 先生やリハビリ…特に高齢の方を診ておられる療法士の方は、そういう視点で患者さんを診ておられるのかな。…ヒトにもよるとは思うけど
運動指導のセミナーでは、そんな見方は教えられてはこなかった。
だからこそ、こういう見方ができることはとても大切な気づきを頂くことができたと思う。
私の左手が治らなかったら、どう生きる?
この答は未だ見つけられてはいないけど、私が興味があるのはカラダなので。
とにかく今後どう転がろうとも、正しい解剖知識は裏切らない。
しかもMCPは、今のこの左手でも使える。
明日も復習します。
そうして実践。実際に使えなければ何の役にも立ちはしない。
そんな勿体ないこと、絶対にしません。