2015年もあと数日を残すのみとなりました。日本の街並みはクリスマスからお正月モードへと切り替わっています。日本のお正月行事は、「大掃除」や「初詣」、「門松」「お年玉」など、「神道」の流れを汲むものですが、日本以外の国にとって、「1月1日」とはどのような意味を持つのでしょうか。
伝統的な西方キリスト教の暦では1月1日はイエス割礼の日・聖母マリアの祝日(カトリック)に該当します。そのため、新年の礼拝(カトリックはミサ)を行い、プロテスタント各派でも元旦には新年礼拝を行って新しい年の到来を祝うところが多いそうです。
一方、イスラム教やヒンドゥー教の暦では1月1日は新年の始まりではないため、普段と変わりなく日常を過ごすといわれています。また、中国圏のように新暦ではなく旧暦で盛大にお祝いする国々もあるでしょう。
帰国生の皆さんが滞在していた国では、どのように新年を迎えていましたか?この年末年始で、行事の背景にある宗教や文化、その国の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(con)