文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

今、手元にニューズウィーク11・23号が届いたのだが…。

2011年11月17日 10時41分44秒 | 日記
今、手元にニューズウィーク11・23号が届いたのだが,First Reportからして、「ニューズウィークが50万部は購読されていなければ民主主義は完成されない」、を証明する論説なのだった。

しかも筆者は何度か言及した様に20年超前から芥川と同等の頭脳、同様の視点を持ったピーター・タスカなのである。

タイトルは
「本質なきTPP論争の不毛」見出しは  

政治 賛成派は第2の開国と言い反対派は第2の占領と言う 両極端な議論は世界中で「社会の知性」が崩壊しつつある象徴だ

次ページの見出しは

国外ではTPPにほとんど関心は払われていない 議論がこれほど過熱しているのは日本だけだ

小見出しは
本当の問題を隠す「煙幕」 無為無策の行き着く先は

超抜粋すれば
…前略(前文大半略)。ところがTPPの実際の経済効果となると、利益も不利益もごく些細なものでしかなさそうだ。

…中略。

2つの答えが示しているのは、変化を起こす力としての政治が崩壊しつつある現実だ。
 
第1に、TPPは貿易とは無縁の問題の象徴になった。知的にどちらの「チーム」に属するかという二元論の象徴だ。巨人ファンか阪神ファンか、マンUかバルセロナかI自由貿易か保護主義か。

…中略。

こうした問題は、チームの団結を強め、うっぷんを晴らす対象として役に立つ。メディアやメディア受けする学者を含む政治エリートは、TPP交渉がどちらへ転んでも大したことではないという暗黙の了解の下、さも国益を案じているかのような顔で議論を戦わせている。

…中略。
 
不毛な論争に対する第2の答えは、今日の世界情勢を考えればとりわけ重要だ。政治家は、自らの存在意義を疑われないよう「政治を行っている」ように見せ掛ける必要がある。

…後略。
 
彼の論説を読むだけの為にも昼休みに売店・書店に走った方が良いと芥川は思う。同時に、つくづく思うのだ。此処にも芥川の解答の正しさを100%証明している論説が在ると。11月20日と言わず、今からでも最寄りの書店で芥川の「文明のターンテーブル」を購入予約された方が良い。

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前章の岩見さんの論説を読んで芥川が思った二つの事。

2011年11月17日 09時57分19秒 | 日記
前章の、岩見さんの論説を読んで、芥川は二つの事を思った。

その二つとも橋下にはセンスが無い。と言う事でもある。

泉谷しげるの歌風に言えば季節の無い街に生れ風の無い丘に育ち、お金の算段だけの仕事をして、その極めつけのように痴呆テレビで、芥川が何度も言及し続けてきた20年超、を作ってきた芸能人等と戯れ、そこで売った名前で世に出て来たような人間に本当のセンスが、あるわけはないのだと。それが大阪都なのだろうと思うのだ。

もう一つは、40年以上前の思い出が何時も蘇る言葉であること…芥川は維新という言葉を聞くと、いつもこの時の情景がよみがえってくるのだ。
同級生にして親友が東京芸大に入った頃の事である。芥川は彼に案内されて東京芸大の教室の中や構内を歩いた。

その晩だったと思う、彼の下宿で彼の先輩と3人で彼の実家から届いた大根の漬物を肴に一升瓶を汲み交わした事があったのである。
その時その先輩が言い出した昭和維新などという言い方に芥川は背筋が寒くなる思いがした。ゾッとしたのである。

同様に橋下が大阪維新の会などと言いだした時に芥川は周囲の人達に「なんちゅうネーミングだ」と言うにとどめておいたのだが、維新などという言葉は実にロクでもない全くセンスがない、実は、唾棄すべき言葉なのである。

ビートルズ時代の晩年に、ジョン・レノンが「レボリューション」を歌った時に、毛沢東の名前を出すなら、あんたは俺をカウントする事はできない、入れる事は出来ない。と拒絶したように。維新という言葉は、実に、ロクでもない言葉なのである。
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この人の論説は初めて読んだのだが…。

2011年11月17日 09時22分19秒 | 日記
極めて落ち着いた文章ながら正鵠を得た、とても良い論説です。

岩見隆夫のサンデー時評…サンデー毎日11.27号から。

大阪都の「都」はいかがなものか  

大阪が燃えている。火勢強く大火になりそうな気配もあるが、案外早めに鎮火するかもしれない。ヤジ馬がいる。火中に身を投じようとする者もいる。火元はどこか、と真剣に探る人がいる。めずらしいことだ。

とにかく、地盤沈下がいわれて久しかった大阪が、派手に揺れるのは、結構なことではないか。大阪の繁栄につながっていけば、さらに結構である。

ただ、約半世紀前、駆け出し記者の私が住んでいたころの大阪は、おっとりしていた。勤務先の毎日新聞の本社は大阪だったし、そういう会社がたくさんあった。東京を当然意識していたが、反東京ではなく、東京に対する劣等意識でもなく、むしろ優越的な気分が漂っていたように思う。
 
私事で恐縮だが、一九六四年、東京に転勤する時、上司の社会部長は、「江戸をちょこっと見てくるだけでええのや。大したことない。すぐ帰ってきたらええ」と言って私を送り出した。大阪―東京間はまだ夜行寝台列車だった。先輩記者は、「おまえなあ、大阪にいるから世界が見えるんやで。東京なんかただの渦なんや。肝心なことは何も見えてへん」と言い聞かせてくれた。浪速中心主義が相当徹底していたのだ。
 
しかし、今回の騒動の底流には、〈反東京〉がにおう。騒動の中心人物、大阪市長選候補の橋下徹前大阪府知事は。「東の東京都。西の大阪都で日本を引っ張る」とぶち上げたそうだ。東西相携えて、とも聞こえるが、そうではなく、東京と別にもう一つ、関西に同じような日本の拠点を作るということらしい。いまでも拠点に違いないが、もっと強力なものを、と思っている。東京に対する敵恒心を感じるが、それは構わない。敵を設定するのは大きなエネルギー源になる。

…中略。

しかし、橋下さんの大阪都構想を初めて聞いた時、奇妙な感じがした。〈都〉という言い方はいかがなものだろうか。

…中略。

だが、それ以前に、語感からしてよくないのだ。ネーミングは語感が大切である。二重行政をなくすという着想は評価するが、大阪都は木に竹を接いだみたいで、オオサカトという音も滑らかにいかない。
 
かつて、大学の独立法人化の際、京都、大阪、神戸の国立大学を統合する案が検討されたことがあった。しかし、うまくいかない。阪大総長が、ある席で、「大きな壁は新名称でしたね。関西とか近畿とかいうのはいいのですが、すでに同名の私大がある。京阪も阪神も私鉄で慣れ親しんでいるし、ついに妙案がなくてねえ」 と笑いながら打ち明け話をするのを聞いたことがある。ことほどさように、ネーミングはむずかしく、知恵の絞りどころだ。大阪都でない、何かいい名称はないものか。
 
また、橋下さんとライバルの平松邦夫市長の二人がにぎやかに訴える大阪改造構想はどこに違いがあるのか、もうひとつはっきりしない。週刊誌も巻き込んだネガティブ・キャンペーンと中傷合戦に明け暮れているが、住民の多数はどちらに任せれば住みよい大阪になるのか、わからないのではなかろうか。
 
ダブル選挙の戦況はともに互角だそうで、それも大阪人の迷いの表れだろう。橋下さんはアジテーターとして一流かもしれないが、東京と違ってソロバン勘定に厳しい土地柄だけに、橋下流の過激な言動の値段が次第に下がってきたみたいだ。
 
〈大阪維新の会〉という橋下さん率いる勢力の党名も感心しない。これもネーミングの問題で、明治維新という言い方にしても進行中にあったのではなく、あとからつけられたのだ。鳩山由紀夫さんは「無血の平成維新を」などと吹っかけて失敗した。
 
維新は革命の意味である。まだ事が成るかどうかわからないのに、最初から、当事者に、「革命だ」と叫ばれると、次第にシラケを誘う。以前、石原慎太郎さんが命名したくたちあがれ日本〉という老人議員たちの風変わりな党名も似たようなもので、気負いばかり先走り、結局名前負けしてしまった。
 
大阪維新騒動も、とりあえず橋下さんの当落が決定的な分かれ道になるが、へたをすると騒動疲れだけが残ることになりかねない。大阪の有権者もむずかしい選択を迫られることになった。
 
大阪の街が、私は好きである。東京と違うにおいがあって、いい。郷愁を誘うにおい、東京には薄いものだ。その魅力をどう育てていくかがもっとも肝心なことではないか。
 
ワシントンよりもニューヨーク、北京よりも上海、モスクワよりもサンクトペテルブルグ(旧レニングラード)、つまり政治的な首都よりも第二の大都市のほうがチャーミングで、私たちの足も向く。観光大国のスペインも、首都マドリードより海辺のバルセロナに断然そそられる。
 
大阪もそうあってほしい。同じ〈都〉でなく、東京より大阪のほうが、と思わせるもの。大阪の味である。味にふさわしいネーミングである。〈大阪都〉ではない。




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オリンパスの、4万人の労働者に贈る。

2011年11月17日 09時14分18秒 | 日記



11月13日、午前10時過ぎ。伏見稲荷にて。©芥川賢治


以下の曲「アリス!」はアヴィリル・ラビーンが「アリス・イン・ワンダーランド」の主題歌として歌ったものである。

Tripping out, spinning around
I'm underground, I fell down, I fell down
I'm freaking out to where am I now
upside down and I can't stop it now
it can't stop me now

I, I'll get by
I, I'll survive
while the world's crashing down,
while I fall and hit the ground,
I will turn myself around,
don't you try to stop me
I, I walk around

I found myself in Wonderland
get back on my feet again
is this real, is it pretend
I'll take a stand until the end

I, I'll get by
I, I'll survive
while the worlds crashing down,
while I fall and hit the ground,
I will turn myself around,
don't you try to stop me
I, won't cry
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オリンパスの社員4万人!をハゲタカの餌食にしてはならない。

2011年11月17日 08時46分40秒 | 日記
オリンパス経営陣とそれに群がった証券・金融関係者が為した「損失隠し」を暴いたのは週刊朝日だったようなのだが、考えてみれば、騒動化する前から、何かの週刊誌の小さな囲み記事に記事が載っていた。芥川は、それをコニカミノルの記事だった様に見間違いしていたのだったが。

さて、事はどうあれ、絶対的な結論は上記通り。日本国として彼等を守らなければならない。経営陣3人と彼等を利用した証券・金融関係者と労働者は断じて一緒にしてはならない。

以下は週刊朝日11・25号から。 文中黒字化は芥川。

本誌報道で「降伏会見」を開いたオリンパス。同社の「損失隠し」は、いまや金融当局のみならず、東京地検特捜部、警視庁も動き出す事態に発展した。しかし、本誌は指摘したい。経営陣も悪いが、彼らを食いモノにしたハゲタカたちこそ、あぶり出さねばならない。そう、ケイマンに巣くう「金融マフィア」どもである。
 
オリンパスの「損失隠し」疑惑を報じた本誌先週号(11月18日号)が都内に出回った7日、証券業界は朝から大騒ぎとなった。顧客の海外ファンドからの国際電話が殺到したのだ。
 
「すぐに週刊朝日の記事を英訳してメールで送れ。何か書いてあるんだ!」大手外資系証券会社の幹部が言う。「もう朝からテンヤワンヤでした。オリンパス担当だけでなく、全員で電話対応しました。私もファンドに言われて、すぐに週刊朝日を買いに行きましたよ」
 
東京証券取引所でも電話が鳴りっぱなし。証券マンたちが情報交換をするメーリングリストでは、本誌記事が添付されたメールが飛び交っていた。

…中略。

M&Aに踏み出した後、明らかなのは、複数のケイマン諸島のペーパーカンパニーを使うなど、資金の流れがより複雑になっていったことだ。そして、最終的に、前述の子会社買収で作った「1千数百億円」で損失の穴埋めをしたのである。
 
「ここで指摘しておきたいのは、N氏やY氏は単に、カネの流れの枠組みを作る〝スキーム屋″だということです。実際にカネを動かすには、独特なノウハウがいる。ケイマン諸島に会社を作ること自体が大変なことだし、いくつもペーパーカンパニーを使って複雑な経路でカネを出し入れするのは、危ない手続きも含まれているので、特殊な人脈や手法が必要です。そのノウハウを持つ人間に頼むと、相場で2割、少なくとも1割という法外な手数料が吸い取られます」(A氏)
 
ケイマン諸島は「租税回避地」として知られる。ここに作ったペーパーカンパニーを通すことで資金の流れを複雑にし、マネーロンダリング(資金洗浄)など、日本のみならず、海外を巻き込んだ経済事件の舞台となっている。そして、そこにはこうしたノウハウを駆使して甘い汁を吸う「金融マフィア」が暗躍しているのだ。A氏が続ける。
 
「業界では、彼らを『運び屋』と呼びます。カネを“運んでいく”からです。実際、今回のオリンパス案件でも、何人か日本人の『運び屋』の名前が出ていて、同社の資金を吸い取ったと聞いている。そのカネが、損失を膨れ上がらせたのは間違いない」
 
00年ごろ500億円程度だった損失額が、06~08年ごろまでに1千億円を超えていた―“危険な賭け”の代償は大きかった。
 
実際、オリンパスが損失穴埋めに使った問題の子会社買収には、実態のわからない投資ファンドがいくつもかかわっている。だとすれば、本当に追及すべきなのは、弱みにつけ込んで甘い汁を吸っておきながら、安全な場所で悠々自適に暮らしている「金融マフィア」たちではないのか。

…中略。

市場で早くも名前が駆け巡るGE、富士フイルム、HOYA・・・
 
オリンパス株は「監理銘柄」となり、来月14日までに決算発表をしなければ、上場廃止に追い込まれる。
 
オリンパスが「監理銘柄」に指定された10日午後7時過ぎ。都内の米系運用会社のオフィスで、本社幹部との電話会議が始まった。
「米ゼネラル・エレクトリック(GE)が資産査定をM&A会社に頼んだと聞いたが……」東京支店の幹部が返す。「私も聞きました。GEだけでなく、日本や海外の医療機器メーカーは、オリンパスを買いたいと思っているはず。買い手はいます。われわれが先に買って売り付ける手もあるかと」
 
米国幹部は即座に言った。「ナイス、グッドアイデア。買いに向かうぞ。いつスタートするか練っておけ」
 
買収候補としては、GEだけでなく、内視鏡を手掛ける富士フイルムやHOYA、資本提携しているテルモ、さらにはキヤノン、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの名前が駆け巡っている。市場の関心は、オリンパスを巻き込んだ業界再編に移りつつあるのだ。
  
一方、オリンパスの株価が10月上旬の5分の1に下落したことで、別の“銭勘定”を始めた輩がいる。
 
「オリンパス株はストップ安と報じられていますが、実は株価が下がると、大口の買いが断続的に入る状況です。内視鏡は世界シェア約7割を占める優良事業だから、いずれどこかが買収を仕掛けることを見越して、すでに売り抜けを狙った投機的な買いが入ってます」(外資系証券トレーダー) 

ある国内大手証券には、中国の政府系ファンドからこんな電話が入ったという。「上場廃止になったとき、理論上の株価はいくらだ?底値で買えばいい儲けになるな」
 
オリンパス株はすでにマネーゲームの舞台となり、世界に誇る技術が海外流出する恐れも出てきた。
 
「政府はさっそく、民主党の仙谷由人・政調会長代行を中心に特別チームを作り、同社の防衛策を練り始めています」(民主党関係者)
 
暗躍する「金融マフィア」たちに巨額資金を吸われ、そして今度は海外マネーに狙われる。もちろん、すべては自己保身に走り続けたオリンパス経営陣の自業自得である。しかし、その高度な技術を支える従業員たちの日々の汗が、マネーゲームの餌食として消えていくこの状況は、決して許されるものではない。

加藤 真、本誌・常冨浩太
郎、鈴木 毅
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一方、目くらましの、時間浪費の、遊びの理論の典型…11月16日、日経夕刊3面から。

2011年11月17日 06時41分51秒 | 日記
米消費の「砂時計」理論
 
15日のダウエ業株30種平均は17♂高。10月の米小売売上高が前月比でプラスを維持。クリスマス商戦をにらみ、消費停滞への警戒感はいったん和らいだ。ただ、イタリアの10年物国債利回りが7%を再び上回ったのをみて、急速に伸び悩んだ。
  
消費者の〝砂時計理論″ー米シティグループの調査チームが2009年から掲げる投資テーマだ。真ん中が細くくびれ、両端が膨らむ砂時計の形になぞらえ、富裕層と低所得層に分断された消費性向になるという。
 
そのどちらかに焦点を当てて収益を上げられるかで小売企業の差が出るとの見立て。「金融緩和による資産高で富裕層の高額消費は堅調な一方、失業と住宅価格の下落に直面する中間層の消費が低位に下がってくる」。シティのデボラ・ワインスウィグ氏はこの構図は来年も続くとみる。
 
この日の決算でも砂時計現象が鮮明たった。高級百貨店サックスの8~10月期決算は前年同期比5%増収。一時要因で純利益は減ったが、売上局総利益率は改善した。「高額消費の先行きに楽観的だ。我々はいい位置にいる」とサドブ最高経営責任者は自信を崩さなかった。株価も2%高。
 
その対極である格安衣料品チェーンのTJXもまた、クリスマス商戦へ向け強気な見方を披露した。経営側は「異例の暖かい秋でも需要を取れている」と低価格志向の顧客獲得に手応えは満々。株価は過去最高値をずっと切り上げている。
   
対照的に、砂時計のくびれに苦しんでいるのが小売り世界一のウォルマート・ストアーズだ。米国内の既存店売上高が約2年ぶりに前年同期を上回ったが、コスト高を吸収しきれず減益決算となった。株価は2%安。
 
シティでは消費の砂時計化で恩恵を受けそうな25銘柄を世界で選んでいる。サックスもその一つだ。10月28日までの約1年間で、25銘柄の上昇率は単純平均で19%高、加重平均で15%高だったという。同期間のS&P500種株価指数の13%高、MSCI世界株指数の5%高を上回る。
 
マクロ指標でならして見れば底堅さを見せる米消費も、中身をじっくり見れば、好不調がはっきりと分かれる。それは米経済の深い断層をそのまま映し出している。
 
(ニューヨーク=藤田和明)ここまでの©は日経新聞社

ここからの
©は芥川賢治

*米経済の深い断層などという情緒的な事ではなくて、所謂・グローバル化=金融資本主義の肥大化、強欲化と言っても、もはや過言ではない=が、世界的にもたらした格差拡大=中間層の剥落、若者の搾取化等=二極化してしまった危険な世界の事で在って、砂時計理論等と言って戯れている場合ではないのである。
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バフェット氏の投資哲学は極めてシンプルだ。…日経新聞11月15日夕刊3面から。

2011年11月17日 06時08分46秒 | 日記
孤高のバフェット氏 文中黒字化と*は芥川。  
  
「今年はIBMの年次報告書を違ったレンズで読んでみた。そうしたらすごい会社だとわかったんだ」。米著名投資家ウォーレン・バフェツト氏が14日、IBM株を約5・5%取得したことを明らかにした。投資額は107億ドル(約8300億円)。IBMの筆頭株主か第2位の株主になったとみられる。
  
14日のダウエ業株30種平均は反落。イタリアの財政不安から不安定な値動きが続くなか、同氏の積極投資は際立つ
 
市場はIBMへの大型投資を意外感を持って受け止めた。疑問点は2つある。「自分が理解できない事業には投資しない」。バフェット氏はかねて公言し、ハイテク株を敬遠してきた。
 
だが同日の米CNBCテレビとの会見ではIBMはハイテク株そのものではなく、「IT企業の事業を手助けする会社だ」と語った。
 
IBMはパソコンなどハードウェア事業を売却。利益率の高い企業向けサービスなどに注力してきた。新興国のIT化とともにIBMが長期にわたり高い収益を上げるシナリオを描いた。
 
もう一つは株価だ。IBM株は年初から3割近く上がり、最高値圏にある。割安とはいえない局面で、なぜ株式を買い進めてきたのか。
  
「鉄道会社も保険会社も、株価が最高値のときに買収した」。バフェツト氏は自ら率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイによる過去の買収に言及。市場が判断する 「割高、割安」は問題にならないと強調した。
  
「新興市場」 「グラウトコンピューティング」など4つの中核戦略を柱にした2015年までの中期経営計画などを評価し、IBM株はまだ上値余地があるとみる。
   
バフェット氏の投資哲学は極めてシンプルだ。MMF(マネー・マーケットーファンド)は利回りがゼロに近い。米10年債も2%前後の利回りしか得られない。それよりは「お金を稼ぎ、株主に収益をもたらす米国のビジネスに投資した方がいい」との思いがある。
 
債券より株式をーー。バフェツト氏は信念に基づき、自らの道を突き進む。欧州問題や株価の乱高下で、マネーの株式離れが進む。そんな中でも揺るがぬバフェツト氏は 「孤高」の存在になりつつある。

(ニューヨーク=川上穣)


*バフェット氏は、芥川の「文明のターンテーブル」第一弾に於いて芥川が書いた解答の正しさを生き字引の様にして証明してくれているのである。

日本中の本が読める全ての方は11月20日に「文明のターンテーブル」の予約に最寄りの書店に行った方が良い。

日本が再生する…瞬時に日本と世界を再生し救う、戦後60数年を経た最高の思索と解答、21世紀最高の解答が其処には在るからである。

実行できるかどうかは私達の国が本当の本物なのか、自立した大人(たいじん)、本当の大国なのかどうか…その意識、認識が本当に在るのかどうかに、かかかっているだけで、芥川の解答の凄さは…何度も言及するがノーベル賞級なのである。

日本人全員の知識、知性が、知っているだけのレベルなのか、認識しているのかを、芥川は問うてもいるのだ。
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昨日、シャーリー・マクレーンの名前をBSプレミアム3の番組表で観た瞬間に…。

2011年11月17日 05時41分39秒 | 日記
今日は早寝早起きにはならないな…午後10時開始の12時半終了。にもかかわらず、いつもと同じような時間に目覚めたので、このまま起きることに。

「アメリ」で世界的なスターになったオドレィ・トトウの「ココ・シャネル」は以前に観たのだが、シャーリー・マクレーンが晩年を演じる昨夜の「ココ・シャネル」は観ていなかったのだった。前者に負けず劣らずの出来栄えだったが、シャーリー・マクレーンが出ていた分、後者の方に軍配を上げるべきか。

米国で大ヒットすることになったファッション満載だった戦後2回目のショーで復活したシャネルを演じた彼女のシーンがエンディングになっているのだから尚更なのだった。彼女は年老いても輝きを失わないだけではなく、その輝きを増してさえいる稀有な女優の一人。
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