関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

むしろ、「日本衆愚化」「ナニも成し得ないニッポン」の象徴❔ ─ 改訂される《高齢運転者マーク》に思う、この国の「脆弱」。

2010年08月20日 | 日記
高齢運転者標識 ─── 従来の(官製による)《もみじマーク》が「高齢者に不評」というので、改変されることに。

そのために「候補が(従来版を含め)5案」提示され一般投票(=免許更新者へのアンケート)にかけられ、結果的に「クローバー案」に。従来版の選択肢も残され、高齢者運転マークは2者からいずれかを選んで表示できることになりました。

別途行われたデザイナーからの評価では、従来案が1位。わたしはデザイナーじゃありませんが、やはり「いくらナンでも、クローバーだけはないだろな」と却下する意見を持ちます。

なぜなら、クローバーはすでに《身障運転者マーク》のモチーフとして採用済み。高齢運転者にも適用することは重複コンセプトとなり、標識の標識たる本義に反します。

第二に、当マークの発案者(31歳)はいみじくも、若葉をイメージする「緑色」をマーク全体の50%近くに採り入れ、「若々しい老人」を表した!?と公言しています。老人をストレートに示さなければイケない記号に、わざわざ若者のイメージを混ぜて「認識力を弱めて」いるのです。そう図った真意に悪気はなく、「マークを掲げる人の立場に立った」だけでしょうが・・・・でもそれ、って明白な「本末転倒」でしょう?

「お年寄りが見た目『老人』と名指されていないようにする」という平等❓観に倣うなら、最初っから《高齢運転者マーク》なんて要らないワケです。新マークは「高齢者も非高齢者も仲良くクルマ社会を築こう」というキャンペンーン標識にも見え、老齢者が運転しているから気をつけろ!という(切迫した警告としての)掲載趣旨に対し、ワンテンポ(心理的な)距離を開けようとする標識になってしまいました。

認識マークを付けろ、と言われてるサイドの人たちは、根っこに「決然と判別されたくない」という拒否感を抱いています。その人たちの好き嫌いを聞いていたら、本義に沿う標識が選定できるハズがないのです。

にもかかわらず、警察当局はクローバーマークを採用💧しました。

巷じゃ立法も行政も、政治家もお役人も挙って大衆に迎合しまくるご時勢です。無難に愚鈍に8割の賛同ばかりを得ていたら、いずれこの世は破滅の道をゆきます。ああ、どいつもこいつも・・・・とアタマを抱えたくなるわたしです。

 



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