すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

年賀状、やめられません。~高校のクラスメート~

2006年01月04日 | ちょっとしたこと
社交辞令とか、メールでいいじゃんとか、
他人はいろいろ言いますが、
私は、年賀状を絶対出さないわけにはいきません。

それは、
たとえ年賀状1枚でも、
自分と友人を繋ぐ、大事な大事な縁だからです。

例えば、高校のクラスメート。
私は、彼女とは、高校生当時、特別仲が良かったわけではなく、
普通の友人の1人として、
高校卒業後、毎年、その友人に年賀状を出していました。
しかし、彼女からは、一度も年賀状は来ませんでした。
毎年、年末になると、
「今年は(彼女に年賀状を)出そうかなぁ、やめようかなぁ。」
と思いながらも出し続け、4~5年経った頃、
年明けに、彼女から電話が来ました。

「高校生の頃は、すずりんとはあんまり話しなかった。
それは、すずりんのことがあんまり好きじゃなかったから。
仲良しの友人もいたしね。

それが、高校を卒業して、
みんな違う進路に進むと、誰も自分に声を掛けてくれなくなった。
1年くらい、高校の友人と会ったことも、声を聞いたことも無い。
年賀状も、
最初は、仲良しの友達からは必ず来たし、
めんどくさいから、年賀状が届いた、好きな人にだけ返事を書けばいいや、
と思ってた。
高校卒業後、2年くらいして、
届く年賀状がめっきり減ったけど、
別に年賀状が来なくても、寂しくもなかった。

だけど、社会人になって、
初めての職場でいじめに遭って、
誰かに今の自分の気持ちを知って欲しい、って思った時に、
無邪気に何でも話せた友達が、誰1人、
自分に電話もしてくれなくなった。
誰も自分に年賀状をくれないし、
誰も自分を気にしてくれていない、と思った。
すごい孤独感で、何度も泣いた。

そんな時、
すずりんが、ずっと自分に年賀状を出してくれていることを思い出した。
自分はすずりんに、ずっと出してなかったのに。

私、すずりんと話がしたいと思ったんだ。」

彼女は、こう言って、
この時、確か、2時間くらいしゃべったと思います。

電話で話せて嬉しかった、と彼女は言ってくれましたが、
私はもっと嬉しかった。
そして、
あぁ、彼女へ年賀状を出し続けて良かった、と思いました。
だって、私だって、
私の出した年賀状で、彼女の気持ちを変えよう、とか思っていたわけじゃなく、
たった1枚出す手間を省くことで、
彼女との縁を、切ろうとしていたわけです。

前の年で、彼女に年賀状を出さないことにしていたら、
こんな再会はできなかったでしょう。

その後、彼女との関係は、ほそ~くなが~く続き、
彼女が結婚した時、
披露宴に、高校の同級生で、たった1人、招待されました。

こんな、縁の繋がりが、たくさんあるんです。
だから、私は、出す年賀状が、毎年どんどん増えて、正直、
めんどくさいなぁ・・・
と思っても、
出さないわけにはいかないのです


コメント (2)
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