すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

たるみすぎ。

2006年09月15日 | 
みなさん、見てください、はろのたるんだ腹を。

ちょっとたるみすぎ

なんかスカートをはいてるみたい

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小説「改・雪の降る光景」第1章Ⅰ~4

2006年09月14日 | 小説「雪の降る光景」
 「ハーシェルとは、うまくいってるのか?」
「せっかくのブランデーがまずくなる。」
私がそう言うと、ボルマンはもう何も言わなかった。
 
アドルフ・ヒトラー学校で私と同期だった、彼、ハーシェルは、自分の弱い臆病な心がみんなの目を引かないように、体中に、「正義」や「博愛」や「良心」という誇大広告を貼り付けていた。しかし、私だけは、本当の彼を知っていた。自己顕示欲が強く小賢しい、自分が上にのし上っていくために利用できる人間には媚を売り、利用価値の無い邪魔になる人間は、自分の鬱憤の捌け口とする。その彼の本当の姿が、将来彼自身を破滅に導くことになろうとは、この時誰も想像していなかったに違いない。
 彼は、彼自身でさえ今後の影響力を量ることのできない、その自分の本性を知っている私を煙たがり、学生の時に2度、私の体に傷を負わせた。それも、仲間を大勢巻き込んで、だ。卒業して、互いに違う部署でナチスとして働くようになってからは、顔を合わせることも滅多に無い(彼が私を避けているのだ)が、被害妄想の激しい性格からして、次に会った時、いきなりナイフで私を一刺しにしても決して不思議ではないだろう。
 私はこれから先、彼と会わずに生きていけるならどんなに幸福だろう。と、思う反面、あのような、精神的に脆い性格の青年が、どんな大人に成長したか、見てみたい気もしていた。

 「彼は今、ゲシュタポとして、ポーランドで優秀な成績を修めているそうだな。」
ボルマンが、私の忠告を無視して再び口を開いた。私は、グラスに入ったブランデーを一気に飲み干し、ジッと彼を見つめた。
「おいおい、ちょっと待ってくれ。別に君を怒らせたくて言ってるんじゃあないんだよ。」
「じゃあ、どういうつもりだ、ボルマン?」
「・・・近々、彼が帰国するんだよ。」
「なんだって?本当か、それは。」
「本当だとも。きっと正式に、総統から御話があるだろうがな。・・・どうだ、言ってもらって良かっただろう?」
「あぁ、ボルマン、感謝するよ。」
 私は、その後ずっと、ハーシェルのことを考えていた。式典から帰って来た総統が、私とボルマンの前を行ったり来たりしながら、何かブツブツ言っていたが、まるっきり上の空だった。

今から十数年前、アドルフ・ヒトラー学校への入学の年、私はハーシェルとクラスメートの1人として初めて出会った。彼は偽の正義感と清潔感で日に日に取り巻きを増やし、あっと言う間にクラスのリーダーシップを取るようになり、それは教官も公認するほどになった。一方私は、クラスの人気者のハーシェルや、ハーシェルの傍でおこぼれをちょうだいすることに何の興味も無かったので、私と同様、口数の少ない地味なクラスメートと、たまに好きな本や共感する思想について語ったりといった、実に目立たない学生生活を送っていた。
そんなある日、たぶん、先生に怒られたか、友達と口喧嘩したか、妹に朝食をぶん取られたかのどれかだったと思うが、私は朝からとても機嫌が悪かった。登校して2、3人のクラスメートと一緒に、教室に入って来るところだった。その時ハーシェルは、教室の中で、彼の取り巻きと一緒にある遊びをしていた。ドアに同心円をいくつも描いて的を作り、ナイフを投げて点数を競うのだ。私はそのドアを開け、ナイフが、自分の顔めがけて飛んで来るのを見た。
 その瞬間、私は、とっさにナイフを避けて、そしてその飛んで来たものを手で受けていた。その刃物は私の右手の甲まで突き抜け、柄が手のひらの手前で止まっていた。私の右手からは血が噴き出し、木目模様の柄が、真っ赤に染まっていた。―――私はうずくまっていた。しかし、痛みは感じなかった。“ここで鬱憤を晴らしてやろう”という名案が浮かび、必死に薄笑みをこらえていたからである。


(つづく)
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まだまだうれしい。

2006年09月13日 | 
みなさん、コメントありがとうございます!
みなさんが喜んでくれていることで、
ますますうれしくなります

小説が入選して、まだまだ天にも昇るくらいうれしい私に、
今日も変わらず、朝からご飯の催促をするうちの5ネコたち。

はろは、決まって寝てる私のお腹の上に乗ってきます。

うぅっ。胃が痛いの、忘れてた
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聞いて聞いて!

2006年09月12日 | ちょっとしたこと
最近、胃の痛い日々が続いていたんですが、
うれしい出来事がありました。

先日、ある封書が届きました。

「新風舎」

そう、この時のコンテストの結果です

http://blog.goo.ne.jp/suzu-rin_2005/e/6d33f880761154d2e1abea66527a84df


結果は、・・・「佳作」でした。
封筒の中に、「佳作」の賞状と、図書券らしきものが3枚。

なぁ~んだ、参加賞みたいなもんか・・・

正直、そう思いました。
でも、同封されていた総評を読むと、
約1,200作品の応募があって、
その中で、最優秀賞が1編、優秀賞が15編、
佳作が50編、合計66編が入賞。
1,200の中の66、の1つ。

え?そう考えたら、けっこうすごくない?

適当なペンネームで申し込んだコンテストだけど、
なんだか、段々とうれしい気持ちがこみ上げてきました。

よ~し、こうなったら、調子に乗って、
また応募してみよっかな~

ちなみに、今回応募したのは、小説「龍の目(まなざし)」でした。
カテゴリー分けしていますので、
ぜひ読んでみてくださいね。



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小説「改・雪の降る光景」第1章Ⅰ~3

2006年09月11日 | 小説「雪の降る光景」
 私とボルマンは、並んで、主に密談に使われる、こじんまりした部屋に入って行った。私が、自分より10歳以上年上の彼に敬意を表してドアを開け、ボルマンに先に入るよう合図をすると、彼は、自分より10歳以上年下であっても総統の側近としては同期である私に対して申し訳無さそうに、軽く頭を下げて部屋に入った。彼はソファーに座らずに、窓際に立って、私がドアを閉めるのを待った。そして外の風景から目をそらし、私の方に向き直って、口を開いた。
「秘書の仕事の方はどうだね?」
「なぁに。秘書と言ってもただの付き人のようなものさ。ナチスの動きは君が把握しているし、私生活の秘書は、エバがやってくれているしね。」
「私は常々思っていたんだが、総統とエバが一緒なのを見ると恋人同士のように見えるが、君と彼女を見ていると、まるで夫婦のように見えるよ。」
私は驚きと共に呆れた顔でボルマンを見た。
「おいおい。ヒムラー長官に捕まるぞ。」
「そういう意味じゃないよ。我々はアドルフ・ヒトラーを、ドイツの最高責任者として見ているが、君とエバは、唯一この世の中で、アドルフ・ヒトラーを、アドルフ・ヒトラーとして見ている。つまり、血のつながった父と母のようなものだと言っているんだよ。」
「・・・狂人の父親か。では、この戦争で我々が負けたら、私は間違いなく死刑だな。」
「それは私だって同じだ。・・・しかし、私たちは死ぬわけにはいかないのだ。」

 ボルマンは、ちらっと窓の外を見た。そして、こう言った。
「・・・で、今日は何だね?」
「あぁ、実は、ワルシャワゲットーのことなんだが。」
そう言って、私もボルマンに釣られて視線を窓の方に移した。外では、小鳥がさえずり、木々の枝が微風に揺れている。ここはなんて平和なんだろう。
「ゲットーはなるべく早く壊すつもりだ。」
「中にいるユダヤ人は?」
「昨年は40万人いたユダヤ人が、今は20万弱に減った。最終的には、ゲットーを壊した時点で残りの者を逮捕し、収容所へ送る。」
「その予定の日時と人数は?」
「いつになるかは、わからない。が、我々はここから、約3万の輸送しか見積もっていない。だから、ゲットー内が3万になるのを待つか、もしくは、・・・万が一、何か問題が起こって、それ以前にゲットーを破壊することになれば、ゲットー内で彼らを処理しても良いことにしている。・・・と、まぁ、こんなところだ。」
私はボルマンのその言葉に理解を示し頷いたが、どうしてもこの窓の外の平和と、自分たちの現実の会話が結びつけられずにいた。
「何か、不満でも?」
「いや、ただ、実験に間に合わずに死んでいくのが惜しいのだ。どうせ、死んで皮を剥ぎ取られ、油を搾り取られるのなら、黙って死ぬよりも、実験の成果を残して死んでもらいたいものだよ。」
「材料ごとき、そんなにけちって使わなくても良いさ。足りなくなったら、またどこかから連れて来ればいいんだ。殺人部隊のナチス親衛隊ならユダヤ人どころか、カトリック教徒、チェコスロバキア人、ポーランド人、ロシア人、・・・とにかく被支配人種であれば、なんでもありだからな。」
「ゲシュタポのヒムラーに頼めば、親衛隊を総動員してどこかの国の大統領だって国王だって調達してくれるだろうな。」
「そういうことだ。」
 彼はそう言うと、グラスにブランデーを注ぎ、1つを私に手渡し、もう1つを、自分の目の高さで窓から射し込んでいる日の光に透かして、にっこりと笑った。


(つづく)
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もうこんな季節。

2006年09月10日 | 
写真は、はろとねねです。

ちょっと前まで、こうやって、べったりくっついて寝てる姿を見ると、
「あっついな~」と思ってましたが、
だんだん涼しげになってきて、
へたしたら、もう半袖だと寒いな、と感じることも増えてきたら、
だんだんこういう姿がうらやましくなってきました
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里親探しに思う。4

2006年09月09日 | 
以前載せた、「里親詐欺」のニュースの続報を、
先日、hatikadukiさんが教えてくださいました。

昨年の8月に大阪地裁に提訴された里親詐欺の最終判決が下されたそうです。

大阪市内の女が「終生の家族として迎えたい」と
8人から14匹の猫を騙し取った詐欺事件で、
猫の返還と慰謝料620万円の損害賠償を求めたもので、
猫の返還と70万円の損害賠償、という内容の判決でした。

が、猫の返還は難しく猫の行方も不明のままで、
ニュースでは、三味線の皮、動物実験、虐待などの
犠牲になってしまった可能性が強いとのことだったそうです。

さらに余罪もあるらしいとの報道だったらしいです。

このような事件のように、
積極的に事件を起こす人間の罪は問われて当然ですが、
「知らなかった」とか「関係無い」といった、
私を含む、その他大勢の、無知、無関心、無責任が、
同じような事件を起こさせたり、
事件の犠牲になる小さな命を増やしたりする、
ということも深く考えさせられます。

決して、他人事ではない事件の1つです。


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小説「改・雪の降る光景」第1章Ⅰ~2

2006年09月08日 | 小説「雪の降る光景」
 戦争は、終わりに近づいている。それは確かだ。しかし、勝利は、確かなものではなくなってきている。敵は、イギリス、ロシア、そしてアメリカ。この3国こそが、我々が今まで占領したどの国々よりも強大であり、恐怖なのだ。我々、ナチスの幹部たちは今、この3国への進出と、千年帝国を夢見て現実離れしがちな、わがままな総統のことで、頭がいっぱいなのだ。
 昨年5月に、有能な副総統を失ってからは、なおのことだった。彼、ルドルフ・ヘスがイギリスへ飛んだことが、はたして総統の意志だったのか、それとも彼自身の意志だったのかは、誰も知らない。しかし、私個人の意見を言わせてもらえば、彼の行動は、返って我々の首を絞める結果となった。私ならあんなバカな真似はしない。彼が、「偽の友好のため」に飛んだのではなく、「ナチを裏切り、その罪から逃れ、イギリスの牢獄に“安楽の地”を求めた(つまり、亡命だ)」のならまだ話はわかる。だが、なぜよりによって・・・。まぁ、いい。どっちにしろ、彼がイギリスで捕らえられたおかげで、私が収容所所長の後釜につくことができたのだから。

 私は、総統が正午を過ぎないと帰らないのを承知で、いつも通り、9時ちょうどに彼の邸のドアを叩いた。愛人のエバ・ブラウンが、ドアを開け、私を中に入れた。
 

 「相変わらず時間には正確ね。でも総統はまだ帰って来ていないわよ。」
彼女は、世慣れしていない街の少女のようでも、ナチ幹部の夫人の座に満足し切った醜いブタのようでもなかった。ただの強い女―――自分の愛した男が普通の労働者なら、こんな鎧を身にまとう必要も無いのだが―――そんな印象を人々に与えた。
 親しい仕事仲間に対しての笑みをエバに投げかけ、私は頷いた。
「でも、総統がお帰りになる前に、マルチン・ボルマンに会っておきたいのです。」
「あら、そうだったの。新しいナチスの党首になったボルマンさんに、何か改めて聞きたいことでも?」
「収容所の実験材料の在庫が残り少ないものでね。」
「それで相談に?」
「えぇ。」

 ボルマンが、私の後ろで慌しくドアを開けた。
「やぁ、遅れてすまないね。朝っぱらから子供たちがうるさくってね。なんせ10人もいるもんだから。」
真面目な上に子煩悩な彼は、そう一気に話し終えた。全く、彼がナチスの党首をしているなんて、信じられない。彼がナチの制服を着ている理由は、ただ、自分が主人と崇めている人物が、たまたま帝国の総統になってしまったからだ。彼の尊敬する人物が、たまたま共産党員であったなら、彼は、何の躊躇も無く赤旗を掲げていただろう。そして家庭に戻れば、10人の子供と1人の妻を(そして1人の愛人をも)極めて民主主義的に扱う。それでいて、この落差を全く不自然に感じていないのだ。
「ボルマンさんに、ヘスさんの後任としての手解きをしてもらったら、今度は私が、総統の秘書としての特訓をしてあげるわ。」
そう言い残し、彼女は、広い庭を一望できる一番大きな部屋―――ここが、総統と彼女の2人のリビングなのである。―――に入って行った。


(つづく)

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ねねとでっかい子供たち

2006年09月07日 | 
ねねお母さん(♂)に、
はろとちぃが甘えてるの図です。

手前にちょっと写ってる黒い物体は、りんです。

この4ショットも、なかなか珍しいかも
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さむ~い!

2006年09月06日 | 
昨日の夜は、風が強くて、寒かった~。
部屋の中ではまだ寒いとこまでじゃないですけど、
玄関先では、20℃切ってましたよ。

着実に秋が来て、冬が近づいてますね~

写真は、はろと、
はろに顔の上から思いっきり乗られて、苦しくてもがいているねねです。


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またやってます。

2006年09月05日 | 
また、はろです。

穴を掘って、これからおしっこでしょうか?

それとも、した後でしょうか?
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小説「改・雪の降る光景」第1章Ⅰ~1

2006年09月04日 | 小説「雪の降る光景」
 雪が、・・・降っている。一面の銀世界の中、私がこっちを向いて笑っている。私は確かに、膝まで雪に埋まったその女の子に視線を向けているのに、その女の子が私であることを、知っている。確か、私は男であったはずだが・・・。
 楽しそうに、心から笑っている。時々、彼女(私)は、しんしんと降る雪を、愛しそうに見つめたり、両手を広げて天を仰いだりしている。まるで運命の絆で結ばれた1人の男から、愛撫を受けているような感じさえしてくる。それでいて、少しもいやらしくなく、何か、物悲しく、切ない。・・・あぁ、そうだ。まさしく彼女は私であり、私は彼女なのだ。彼女の魅せられた顔つきが、哀しいほど輝いている。・・・あぁ、私が永く忘れていた何か、何かが私に涙を思い起こさせる。何か、熱い、熱い、哀しい・・・。


 目が覚めた時、私は、涙を流していた。一体なぜ、自分が涙を流しているのか、なぜこんなにも、胸がいっぱいになっているのかがわからずに、私はしばらく、放心状態でベッドに横たわっていた。時計の針が6時ちょうどを指している。
「兄さん!起きてちょうだい!」
毎日毎日正確に時を告げる妹の声が、今日も階下から聞こえてきた。私は、何の躊躇も無く涙を拭い、何の感情も無くベッドから起き上がった。そして、制服に着替えると、小さな丸い鏡の前に立った。私は、そこに映っているのが昨日と同じ自分―――無表情で、冷静沈着、氷のようだと噂されている1人の男―――であることに一種の安心感を覚えた。
そして、ゆっくりとつぶやいた。

「ハイル・ヒットラー。」

今日は、エルウィン・ロンメル将軍の、陸軍元帥任命の式典が行われる日なのである。

 
 軽く朝食を取り、私は家を出た。そして、ロンメル氏の式典に参加している総統の「安楽の地」、ベルヒテスガーデンへと向かった。
 毎日が、このように判で押したような生活であった。何の喜びも、楽しさも、嬉しさもいらない。そんな、感情を一切必要としない生活を、私は不満に思うどころか、この生活が壊れないように、とさえ思っている。今日もそんな、何の変哲も無い日々の中の1日だった。しかし、何かが違っていた。・・・雪。そして、その中で笑っている自分。その夢を見て、涙する自分。―――ふっと不安が遮る。「今の生活が崩れてしまうのだろうか。」―――しかし、その不安は、いつしかナチスの心の中で、氷となって閉ざされてしまった。

 あの日、ポーランド軍の制服を着たS.S.(ナチス親衛隊)の隊員が、ドイツ領内のグライヴィツにある放送局を襲撃した。
「ポーランド軍の、この一連の国境侵犯は、ポーランドがもはやドイツの国境を尊重する意思の無い証である。この狂気の沙汰に決着をつけるために、私は、この瞬間から、武力には武力を以って対処するしかない。」
総統が、そう言い放って、でっちあげの「報復」の火花を切ったあの日、1939年9月1日、侵略の口実を得たドイツ軍は、一斉にポーランドへ流れ込んだ。2日後、イギリス、フランスが、我がドイツに宣戦布告をし、第二次世界大戦が始まった。その後、今日まで、デンマーク、ノルウェー、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク等のヨーロッパ諸国(なんとあのフランスまでも!)を侵略していった。
 しかし、総統は、イギリスに勝つことができなかった。それどころか、私たちが止めるのも聞かずに、
「イギリスに止めを刺すのは片手でもできる。」
と言って、ロシアに目を向けたのだ。私たちは、聞き分けの無い子供をあやすように、彼に、ロシアの冬期決戦は危険であることを諭した。彼は案の定、それを聞かず、ロシアの内陸部に足を伸ばして行った。それが、ドイツ軍を厳しい寒さで封じ込めてしまおうとする敵の作戦だとも知らずに・・・。そのうちに、太平洋側では、日本が真珠湾を攻撃し、アメリカまでが公的に戦争に加わり始めた。あの、第一次大戦の悪夢である二面戦争が現実になったのだ。


(つづく)
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朝から雷。

2006年09月03日 | 
今日は朝からすごいカミナリ

すず(左)は、普段は威張ってて、
カミナリが鳴っても、動じていないふうですが、
実はこうやって、ねねにしがみつきながら寝てました。
体は大きいけど、やっぱりまだ甘えん坊ですね~
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スタッフネコ3

2006年09月02日 | 
スタッフが拾った3匹のネコ、
写真は、三毛の末っ子と黒猫、カギ尻尾の次男です。

前にも書きましたが、
この子たち、たぶん、うちのちぃと両親が一緒です。

うちのちぃも厩舎で1人のところを保護されたんですが、
この子たちの母親は、産むだけ産んで、あとは育児拒否するんです。
出産してから、数週間~1ヶ月くらいで、
もう母親が単独行動していて、
あれ、この間までお腹が大きかったのに・・・と思ってると、
しばらくして、敷地内で子猫が発見されるんですよね。

でも子猫たちも、そうやって放って置かれるから、
なかなか生き残れないし、
運良く、虫とか食べて生き延びても、
やっぱり栄養状態が悪いからか、体が小さいんです。

ちぃの時も、生き残ったのはちぃだけみたいだったし、
生まれた時期が1ヶ月くらいしか違わないすずやりんとは、
常に1kg以上体重が違うし、体も小さいし、
もう2歳になる今でも、ちぃのことを
「すずりんさんのとこ、また子猫飼ったんですか?」
って聞く人がいるんです。

というか、他の4匹がデカすぎるみたいなんですけど

今回の3匹も、保護した時、
すでに歯もしっかり生えてて、
たぶん生後2ヶ月以上は経っているらしく、
先日、離乳食からドライフードに切り替えを始めたらしいんですが、
やっぱり体が小さいんですよね。

3匹とも、ますます元気に育ってもらいたいですね。


ところで、大変長らくお待たせいたしましたが、
そろそろ小説を再開したいと思います。
みなさん、お楽しみに!

また、読んでくださるみなさんのご期待に沿えるようにがんばります


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スタッフネコ2

2006年09月01日 | 
写真は、スタッフが拾った子猫です。

その3匹のネコたちのことを、
拾った2人のスタッフは、
「長男、次男、末っ子」と呼んでいて、
この子は長男です。

この子は、3匹の中で一番行動力があって、
いつもちょろちょろしてますね。
じゃれたり、走ったり、登ったり。
そうじゃない時は、食べて、寝てます。
次男も黒猫ですが、長男は尻尾がまっすぐ、
次男はカギ尻尾です。

ところで、この名前、
このまま決まっちゃったりしないでしょうか。
なんだかちょっと不安です。

里親さん、かわいい名前をつけてくださいね
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