すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

どないもこないも、家族やし。

2016-09-09 21:19:38 | うちのキヨちゃん
 昨日、くりりんが戻ってきた時刻、ちょうど従兄から電話があった。あれこれ言い淀んでもなんなので、単刀直入に聞いてみた。
 まあ、想像通りと言うか、喧嘩した翌日に、その勢いのまま愚痴の電話をしたらしい。それまでも、従兄には何度も電話で愚痴る事はあったらしいが(って言うか、知ってたけど)、今回はあまりに勢いが凄かったので、これはいけないと思ったらしい。
 まあ、予想通りなのだが、想定外だったのはある程度従兄が「真に受けている」事だ。こちらの親戚は、普段から状況を観ているので、愚痴も聞いてくれるがさらっと流してくれる。逆に私の愚痴も聞いてくれる。
 しかし、向こうの親戚はキヨちゃんの話しか聞かない上に、普段の状況が分からない。キヨちゃんが色々言って愚痴っていても、まあ、わざわざ訂正もせずにきた。
 多分、キヨちゃんにしてもこちらで愚痴るのと、向こうに愚痴るのも同じ感覚だろうが、聞いている方の受け止め方が違う。
 原因の元はキヨちゃんの「焼き餅」だと分かっていても、そこまで「しんどい」のなら、
 「施設に入った方が気が楽なのでは?」
と言う事になったらしい。そして、
 「すずはどう考えてるの?」
と聞かれた。
 心配してくれているのだろうが、一瞬心の中で「はあ?!」とひとりごちた。
 「どうもこうもないよ。私もくりりんも母さんを施設にれる気はないし、そんなつもりならとっくに家を出てるよ。母さんに取っても畑のない生活は苦痛だろうし、ボケるわ。この先、例えば母さんがてにゃわん(手に負えない)状態になったんなら、考えないかん事もあるけど、親子なんやから喧嘩したってずっと一緒に暮らすよ。でなかったら、私の50年ってなんなんよ。」
 そして、従兄には今まで言わなかったが、キヨちゃんの困りごとも少し教えた。
 「そうね。それなら、これからはキヨ姉ちゃんの話はうんうんって聞いて、それ以上何かは言わないようんしようかね。」
 従兄はそう言ってくれた。心配かけて申し訳ないと思うが、そうしてねと伝えた。
 キヨちゃんの心配と言えば、今回くりりんの滋賀行きに付いて、
 「車で帰ったんか!?」
と聞いたことがある。キヨちゃんにしてみたら、
 「車で帰るんなら、野菜をお母さんに持たせたかった。」
と言う思いがあったらしい。
 しかしである。くりりんが車で帰るのは初めてではない。しかも、2度目でも3度目でもなく、車で帰りだしてからはずっと車である。だからわざわざ言うまでもなかったのだ。
 「車で帰ったら何時間なん?」
この質問も何度めだろう・・・・。
 やはりちょっと心配だ。

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コメント (2)
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