すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

よく降る・・・

2016-09-27 23:04:39 | うちのキヨちゃん
 最近よく雨が降る。天気予報で雨となっていなくても、わずかな降水確率がはまってしまう。しかもちょっと小雨が・・・というより、まあまあな雨が降る。
 雨降りは洗濯物が困る。部屋干しはキヨちゃんが嫌うのだが、そっと自分たちの部屋に干して、除湿機をかけたりしている。
 今日は何故かキヨちゃんの気持ちも雨降りだった。
 残業はそれほどでもなかったし、今日はおでんにするとキヨちゃんは昨日から言っていたし、ついでに甥っ子から、
 「魚釣ったから持って行く。」
と電話もあって、その事もキヨちゃんに伝えていたので、どちらかと言うとご機嫌だろうと思っていた。
 けれど、帰るなり、グズグズ言っては、
 「しんどい。今日は朝からおでん作って、畑におっても気になって何度も鍋を見に来て、畑で何度も転んで。」
と愚痴が出た。
 そして、どうやらその畑にいる時に銀行のセールスレディが来たようで、その事がものすごく情けなかったと言うのだ。
 それが、キヨちゃんのアイドルならともかく、普通の女性の職員であるにもかかわらず、畑で汗だくの時に来たのが辛かったと言う。
 「何ちゃ辛がることないでえ。恥ずかしい事しよらんのに。畑して汗して恥ずかしいんなら止めたらええわ。」
と言った。おそらく、汗だくが恥ずかしかったのではなく、汗だくで働くのが好きなのだが、
 「どうしてそんな無理をするんですか?」
とか、
 「苦労してますね。」
的な事を言われたのではないかと推測。そう言われると急に自分が「可哀想」になったのではないか。
 するなと言ってもするのだし、危険でなければどんどん畑もしてもらっていいと思う。けれど、それで辛くなるのなら止めた方が良い。
 仕舞に、
 「もう母ちゃん明日から一切調理はせん!」
と言い出した。調理ストライキ宣言は何度目だろう。
 「分かった。しんどかったらせんでええ。ほんでも私が仕事から戻ってからになるよ。」
と言った。
 キヨちゃんが調理してくれるのはとてもありがたい。私が戻ってからでは、くりりんはいいとしてもキヨちゃんは待てないかもしれない。しかし、苦痛になるなら止めてもらっていい。心配なのはボケる事だけだ。
 どこまで本気か分からないが、止めるならこっちもそれなりの段取りがいる。全くなあ・・・。
 雨は夜になって雷になった。リュウが怯えるので、さっき玄関に入れた。
 明日も雨かな・・・?



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コメント (2)
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