すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

花屋さんの話

2016-09-24 21:51:37 | ひとりごと
 うちの近所に花屋さんは無い。まあ、田舎なので、食料品店などにお供えの花くらいは売っているが、所謂花屋さんは無い。
 なので、隣町まで行くのだが、そうすると何軒か花屋さんはある。どこが良いかは全部知っているわけではないので分からないが、我が家が主に利用するのは3軒。他の店も買った事はあるが、場所的な便利さなどからこの3軒が主だ。仮にABCとする。
 まずAはいつも食料品を買うスーパーの中にある。なので、便利で良くキヨちゃんはそこで花を買う。ただ、キヨちゃんが言う所の、
 「どんなに買ってもサービスが無い。」
店である。
 次にBであるが、ここはまた違うスーパーの中にあるが、ここはポイント券があって、貯まれば鉢植えなどに換えてくれる。ここも一緒に買い物にでも行けば、キヨちゃんは花を買う。
 そしてCである。実はこの店が一番のお気に入りなのだが、こここそ花屋さんなので、私が車ででも連れていかなければキヨちゃんが行くことはない。しかし、ここは花の綺麗だがサービスも良い。
 なので、キヨちゃんは親戚への贈り物の花などはここから送る。それも花キューピッドでは、相手方の花屋の事が分からないので、そこから直接送ってもらっている。
 さて、その花屋さん、くりりんのファンらしい。と言うか、彼の事を知ってから行くと必ず彼の話になり、
 「ええ人と結婚したなあ~。」
と奥さんが言えば、
 「一度一緒に飲みに行きたいなあ。」
と息子さんが言うという状態だ。
 今日はお供えの花を買いに行ったが、やはりくりりんの話になった。
 「ええ人じゃなあ。家でもあんな感じなん?」
と奥さんが聞いた。
 「そうですねえ。怒った事も殆どないですし。」
そう答えると、
 「まあ、ええなあ。大抵『ええ人じゃなあ。』とこっちがそう思うて言うても、『いやいや、家ではめんどい(難しい)んでよ。』って言う人が多いのに、ほんまにええ人なんじゃなあ~。」
と嬉しそうに行ってくれた。
 そして花を余分に3本もおまけしてくれ、帰りに、
 「道中長いけん、飲みながら行きな。」
とヤクルトを2本くださった。
 帰ってからくりりんに、
 「そう言うといたよ。」
と報告すると、
 「実際そうやしな~。」
と自慢げ。
 まあ、私には十分「良い夫」ではある。

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コメント (2)
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