仕事のない世界は大人になって以来まったく馴染みのない世界、
そして老後は序列のない世界、相手の職業や地位、過去の経歴
も関係ない、また仕事をしなくなったといっても職業的な業務
をしなくなっただけで知力と労力を使う場が、まったくなくな
ったわけではない。
生きて行く作業は続けていかなくてはならない、自分が興味が
あることや社会的に問題になってることについて深く知り考え
ていく絶好の機会でもある。
実際この世にはわかっていないことだらけである、わかってい
るのは、ほんの一握りでしかない、知っていると思っているこ
とでも間違った理解の仕方をしていることも多い、いくつにな
っても向上心を持っていたいものである。