読売新聞「人生案内」相談者は50代の主婦、同居している80
代の母親を介護している、先日、母が腹を下して大変だった話を
妹に聞かせ、「あんたはこんなことを経験せずに自由でいいね」
といったところ、慰めてくれるどころか「私は頼まれたらそっち
に行って面倒を見ている、その時我が家は犠牲になってるのよ」
と怒鳴られた、頼むなんて年に一度か二度なのに、近所の人は
大変さを理解してるのがせめてもの救いだが心の持ちようを教
えて下さいという内容であった。
回答者はきょうだいは他人の始まりというが親の介護がそのき
っかけの一つです、売り言葉に買い言葉どっちもどっちという
のが率直な感想です、第三者ならよくやってると言えるけれど
肉親ゆえに、しかも自分も相応に分担すべきだという認識があ
ると、かえって態度を頑なにしがちです、感謝しないどころか
介護をしている人にあたかも非があるかのような言動をとるな
ど、残念ですがよく聞く話です、ただ介護を受けているお母さ
まが感謝の気持ちを伝えてくれていることが、救われるのはご
自身ではないでしょうかと回答している。
確かに親の介護問題は深刻である、今回のケースは介護の問題
を担ってる相談者に感謝の気持ちを表さない妹さんに非がある
ことは言うまでもない、ただ回答者がいうように売り言葉に買
い言葉によって険悪になったことは間違いない、妹さんの言い
分がわからないがお金の問題とか複雑に絡んでる場合もあるだ
けに介護の問題は難しいと言える。