「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

真面目平凡男の賭け、破天荒元刑事の再出発

2012-09-15 18:24:11 | ファミ劇日誌
日テレプラスの#506、
正直当時の感覚でもラガーが「熱かった」のがちゃんと本編で明言されているという部分も注目すべき点ですが、
なにより、そのラガーワールドに人を惹きこむ力の強さを扱っているところもあって、ある意味ラガーの性格設定の初期型の完成作品のような位置付けもあったりします。
今まではどうしても「我武者羅」な部分がクローズアップされがちでしたが、その部分を甘口な感じにシフトさせた感じです。

とは言いつつも、今回からのラガーのブレーカーとかジプシーのジャンパーはちょっと不評だったりして・・・(^_^;)

ロケ地は冒頭は高田馬場?、早速らせん階段アパート、そして結構たっぷりニューシティホテル。


【ファミ劇へのおさそい】

200回記念の豪華ゲスト構成の一環の2作が本日放送されます。

第204話 51.06.11 厭な奴 (ゴリさん)伊藤雄之助(特別出演)/幸野直樹 倉野章子 

資産家が自宅で殺害され、金が奪われる。
身内は皆無のようであったが、高飛車な態度の甥が現れ、早くも遺産相続のこと口にする。
その甥を怪しむゴリさんたちは、彼にアリバイを訊くと、犯行時間にはある男と夜釣りをしていたという。
その男、津川は守衛で子沢山の実直で悪い噂の微塵もない「善良な市民」だった。

莫大な遺産を相続することになる見込みの甥の計画は見え透いているものの、一発勝負をかけるために人生を賭けた津川の必死さにはさすがのゴリさんたちも敵わない気迫が・・・。

しかし計画は意外な盲点から砂のように崩れ去る・・・・。

木下亮監督が#202に続き久々の登板、平凡に地道に生きてきてすべてを賭ける男に特別出演の伊藤雄之助氏という、何となく太陽というよりはホームズ的な感じの雰囲気が漂う感じです。

伊藤氏、さすが名優という貫禄の演技が見どころでありますが、本題の「厭な奴」=甥役の幸野氏もイラつきますが(^_^;)完璧に役を演じておられます。

 
第205話 51.06.18 ジョーズ探偵の悲しい事件簿 (鮫やん・ボン)石田太郎 橋爪功 嵯峨善兵

鮫島勘五郎、刑事退職後初登場で「当時の」家族総出という特別編。
後の鮫シリーズに引導を渡す形の今回で、市川森一氏の脚本は終わりです。

前回の#156の刑事辞職から板前にはじまっていろいろあったようですが、藤堂チームとは密に付き合っていたようで、「テキサスに恩を売った件」「港に沈められそうになった件」など、ホンに起せば面白そうな話もありそうです。

そして最終的に選んだのが探偵職。
そこでも盟友・殿下のアドヴァイスがかなり効いているようで・・・・(^_^;)

今まで不幸だらけだった鮫やんがやっと安心して見られるというか・・・しかしながら鮫やんの現れるところ事件ありなので、あながち安心ともいえないわけですが。。。

相棒も、殿下、青木刑事の件で巻きこんでしまったテキサス、今回の鮫ファン・ボン(^_^;)と変わりましたが、今回は原点回帰でボンの教育編という部分を含みながら、藤堂チーム全体も活躍する名編です。

他のゲストも面白い顔ぶれなので、そこにも注目です。


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