「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

さようなら、刑事の妻の鏡+野崎刑事、ハマで激高

2012-09-29 06:50:59 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】
#509でしっとりした感じになっているので、今日は正反対になる予感・・・
本日のファミ劇・テキサス&ボン編は、それまでの太陽総決算の一環とはいえ、#200同様、殉職編に匹敵するほど辛い死と、#207は「太郎祭り2012」第二弾という様相の長さん激情編。

第206話 51.06.25 刑事の妻が死んだ日 (山さん夫婦)新海百合子 柴田昌 高木門 

赤子だった山さんの養子もすくすく育っていたころ、強盗事件が発生しその場を女性が目撃していた。
山さんたちはその女性をガードするが、犯人から女性に脅迫電話がかかってくる。
一方、買い物帰りの山さんの妻・高子は赤子の乗ったベビーカーを押して坂道を上っていたが、ひょんな出来事からベビーカーが暴走、運よく通りすがりの主婦たちに助けられたものの、走ってしまった高子は持病の心臓発作が激しく出て倒れ、病院に担ぎ込まれる。
その連絡を受けた山さんは一度だけ現場を離れ、高子の病室へ向かったが、すぐに容疑者の確保に向かってしまった後、職務から離れようとはしなかった・・・。(2012/9/30訂正、時系列などがゴチャになっていました。)

執拗に目撃者を狙う犯人たちと山さんの攻防と、山さんの職務に対しての姿勢と夫しての愛情、そして高子の刑事の妻としての凛とした心構えが、観ているこっちの身に染みる話であります。

山さん=露口さんの号泣、高子の最期を看取ったアッコのやるせなさ、ラストのボスと山さんの2ショットの味わいなど、セミレギュラーの降板編としても、太陽史上でも名作に数えられる作品です。

#11、心臓手術シーンから登場した山さんの奥さん・高子の降板編。
人質にとられたり、山さんの敵に襲われ流産したり、心臓病を抱えながら懸命に山さんを支えてきた、刑事の妻の鏡のような人物でしたが、とうとうお別れです。
今後は1回だけ回想シーン(新緑)で登場します。
高子の死で、山さん自体も次のステップを踏むことになります。

 
第207話 51.07.02 絶叫 (長さん)風間杜夫 清水健太郎 倉島襄

肩が触れただけでリンチにあった青年は、なぜ自分がこのような目に遭わなければならなかったのかと疑問に思いながら死んでしまった。
無軌道な若者の暴行に怒りが隠せない長さんだったか、現場に残っていたボタンからあるパチンコ屋を突き止め、前科のある松木という男に容疑の目を向ける。
松木の態度は最悪だったが、彼が友人の為に駆け回る良い男だということと、アリバイも成立して、長さんは自責の念に駆られる。
その中で、松木の友人たちが犯人だということがわかってくる。
松木は漫画家を目指しており、長さんは捜査を離れ、彼の漫画を出版社に売り込みまわったが・・・。

友情熱い松木に起こる悲劇に長さんの怒りが「修羅」のように爆発します。

警察には素っ気ないが友情は非常に熱い松木に、当時売出し中の風間杜夫氏。

クライマックスの横浜での長さんの激走は、ジーパンやブルース以上のバイオレンスが爆発しております。

しかし、長さんをあそこまで怒らせたらいけません。
というほど、手が付けられない程激高する長さんに感情移入しまくりです・・・。

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