「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ロケ地検索&メモ #601

2014-02-08 17:57:19 | ロケ地検索&メモ
#601 アイドル

*冒頭から自己紹介のごとく登場した大和田義一新署長。
いや、大和田署長には罪はないのですが・・・なにしろ冒頭、いきなりの登場に固まってしまったというか・・・。

西山署長はどこいった?

考えてみると、平田昭彦さんを最近拝見していないというか・・・でも、まさか太陽を降板されるとは考えもしなかったですし。
ただ、太陽自体でも撮影では1982年末以後参加されていないわけで。
ボギーの去った後だったので、余計寂しさを感じたというのもあるのですが、私ら世代以後の方々にはもしかしたら判らないかもしれませんが、平田さんはある意味スターの一人だったわけですよね・・・特撮では博士、太陽では西山署長のような半ばヒール役も演じながら、善人役も他作品で演じ、またそれを上品にこなしている姿と、『ぴったし カン・カン』やバラエティにも当時の役者さんとしては異例な積極的な参加をされていたので、お茶の間では御馴染みの顔だった。その平田さん=西山署長が消えてしまったことに物凄く嫌な感じがしたのを憶えています。
その予感がまさか間もなく当たってしまうとは・・・この年の7月にご逝去・・・。

そんなこんなで手放しで新署長を迎えるほど、心の準備が出来ていなかったというか。

それもあってか、大和田署長・・・せっかく新登場したにもかかわらず、次の登場はマイコン登場後ということに・・・それも何か一係メンバーの大事が無い限り登場しないという、ちょっとかわいそうなキャラクターになっていきますが、ボス不在時には山さんも亡き後だったため、橘警部が着任するまで一係を「形的」に取り仕切っていました。その辺りで大和田署長のひととなり(以外にものわかりが良いとか)が醸し出されますが、それまでは登場の場自体が修羅場的であるため、あまりいい印象はなく・・・(^_^;)
ただ、平田さんの代わりで考えると、草薙さんは相応しいキャスティングだったとは思います。神山繁さんという手もあっかもしれませんが、神山さんは本庁のイメージが強かったですからね。

*ラガーはまだミーハーですなぁ。
*この頃の山さんが一番「北の蛍」してます。
*菊池陽子さんも急逝されましたものね・・・エミの時計、セーラーズですか・・・懐かしい。
*オープンアメ車...なんだったっけか・・・七曲広報車として「41-55」カリーナバン。
*この作品から・・・「いろはの”い”」などからの流用曲採用。
*無線機マイク(一係と同じもの)は三菱「FZ-4」・・・<メモメモ
*ブルース、今回はかつてのロッキーの役割。
 さすが、スーパーバイオレンス。
*初期ラガーの衣装流用が活発化
*え・・・MSX、懐かしい・・・。
*今回池田鴻氏はリポーター役、豪華な・・・。
*#598あたりからやっと「トシさんのテーマ」が的確に使われるようになります。
*ラガーの撮影に苦心しているようです・・・

=ロケ地=

署長室は国際放映重役室。

世田谷区成城6丁目(成城学園駅近辺)

新宿副都心 太陽通りやその橋下

矢追公会堂は世田谷区民会館?自信なし。


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やさしい「しんさん」は何処へ・・・/「お前は誰だ!?」

2014-02-08 12:16:01 | ファミ劇日誌
本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は、

第320話 53.09.15 翔べないカナリア (ロッキー)

ゲスト: 米倉斉加年
 宮口精二 土部歩 
 今福正雄 橋爪功 信沢三恵子
 上恭之介 由紀艶子 山本廉 みずのこうさく 西沢正
 邦創典 永田博文 小島八重子 山本恵理子 小山勤 井上由紀夫 小坂生男 星野晃

脚本:塩田千種 小川英
監督:木下亮

公金横領の罪で追われていた宮本がロッキーの目の前で車にはねられ死亡した。
宮本は麻薬を常習していた形跡があり、さらに数日後には宮本の妻が自殺した。
宮本一家は麻薬によって崩壊したようなものだった。
宮本は立花という男から麻薬を入手していたことが判明したが、立花は根城にしていた界隈から2年前に忽然と姿を消し行方知れずになっていた。
ロッキーは立花を捜すものの、街では彼は”カナリアのしんさん”として慕われており、誰も彼を麻薬の売人だと思っていないし、知ってもいなかった。そんな時ロッキーはかつて立花に命を救われたというミツエという女に出会った。
一方山さんは一連の麻薬事件に立花のかつての親分である武藤という老人が絡んでいると睨む。
その直後、武藤邸に賊が入り、続いて武藤が昔使っていた村上という男が殺された。
何れの犯行現場にも立花がいつも肩に乗せて歩いていたカナリアの羽が落ちていた・・・。

脚本の塩田氏のカラーが出ていると思われる、太陽の中では「不思議ちゃん」系な作品。
無論、そこは太陽作品なのでミステリーを絡めた面白い「結果」になっています。
特に、米倉さん演じる「しんさん」の不思議さと末路は個性的であり、米倉さん以外考えられない感じですが、その他にもかなり癖のあるゲストがこぞって出演しているのも特徴で、この作品独特の雰囲気を醸し出しています。
その不思議の国に迷い込むのがロッキー・・・というか、そうは問屋が卸さないですが(^_^;)


第321話 53.09.22 朝顔 (山さん)

セミレギュラー:千野弘美 小椋基広 

ゲスト:岡田嘉子
 石田信之
 町田博子 牧野真理子
 八木光生 市川千恵子 増岡弘 西尾徳 今西正男 宮田光
 
脚本:長野洋
監督:児玉進

非番の日、山さんは同じ町内に住む目の不自由な資産家の老女・トキから、二か月前から同居している甥の和夫が偽物だと思うので調べてほしいという相談を受けた。だが、何一つ証拠はなく、トキの感覚だけだった。
トキが和夫と頻繁に会っていたのは20数年も前のことで、ある切っ掛けで同居することになったという。
その翌日、トキが車椅子から落ちて急死した。
このままで行けば和夫がトキの莫大な財産を相続することになる。
山さんはトキの直感を信じ、和夫の生い立ちからを捜査したが、和夫の一家は19年前に精神異常者によって惨殺され、そのショックで和夫は記憶を喪失し、そのまま行方不明になっていた。
和夫の話では3年前に偶然記憶を回復し、トキを捜し出したという。
3年前といえばトキが失明した時期と一致する。
そんな時、トキのお手伝いである啓子と和夫が婚約、山村家のお手伝い・加代子と啓子は生い立ちが似ていることから仲の良い友達同士であることから、山さんは困惑してしまう。それに追い打ちをかけるように、山さんの必死に集めた情報は皮肉にも和夫が本人であることを裏付けていた。
さすがに一係内でも和夫本人説に傾き、山さんも捜査を打ち切ろうとしていた・・・そんな時に山さんは生前のトキとのある会話をふと思い出し、その裏付けを取るために、和夫一家惨殺の現場に赴いて・・・・。

山さんのミステリーストーリーの中でも屈指の名作、静かに展開する話の中で、何気に山村家も絡む絶妙さ、謎解きというよりは細い糸を手繰りながら、老女の「遺言」を信じ真実を求める山さんを描きます。
ゲストの岡田氏はソビエト亡命で知られた女優さん、なかなかの貫禄で印象深いですが、ストーリー冒頭で姿を消し、本作の象徴的な役割を担うわけですが、本作といえば岡田さんというイメージはずっとあると思います。
ということで、「和夫」と山さんの対決になるのですが、バチバチとしたバトルではなく、将棋の詰めのような展開という感じでしょうか。

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