「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

一係、鹿児島へ飛ぶ!元一係長への復讐を阻めるか?<2時間サスペンス風

2014-02-07 07:00:37 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第141話 50.03.28 無実の叫び (テキサス・ボス) 

SPゲスト:長門勇

ゲスト:曽根晴美
 稲葉義男 京春上
 上田忠好 奥野匡 水野谷左絵

脚本:小川英 四十物光男
監督:竹林進

約15年前、強盗殺人の罪で服役していた原田が半年の減刑を受け出所した。
彼はその足で当時の自分の弁護士を訪ね、無実を証明してくれなかったということで刺殺し逃亡した。
原田を逮捕したのは当時ボスの上司だった小谷警部で、彼は鹿児島県警の課長として栄転していた。
原田は出所後すぐに一係に電話し小谷の行方を探り出していたので、小谷が狙われるのはほぼ確実だった。
小谷の娘・京子は結婚式を明日に控え、父子は幸福そのものであった。ボスは原田の犯行を未然に防ぐためテキサスを連れて鹿児島に飛び、小谷の身辺警護に彼を張り付ける。ベテランの小谷はすぐ気づき煩がるが、食い下がるテキサスとの間に奇妙な親近感が生まれ、自宅に連れ帰る。
しかし、二人を待ち受けていたのは娘・京子の笑顔ではなく、彼女を人質にとって立てこもっていた原田だった。
テキサスはつかさず原田に飛びかかったが、原田を取り逃がしてしまう。
その後、街の交番を襲った原田は、警官の拳銃を奪い逃走、事態は一挙に緊迫し、小谷は15年前の捜査に自信を無くし、タレコミ屋の横村を使って密かに原田の行方を追う。
横村の指示で旧空港に一人出かけた小谷は、原田の待ち伏せにあい負傷するが、間一髪でテキサスと後発隊のゴリさんたちに救われる。
車で逃走する原田はハンドルを切り損ね防波堤に激突し死亡する。
15年前の事件の真相を知る唯一の男の死に、一係一同は東京に引き上げることになるが、その寸前小谷は原田の死が他殺だった証拠を掴んだ・・・。

テキサス編のハイライト作品の一つである九州ロケ前編。
ボスの何代か前の一係長だった小谷警部が担当した事件の犯人である男が起こす復讐を軸に、小谷を守る為にまずボスとテキサスが鹿児島へ飛び、その後に山さんを除く一係全員が入れ替わり立ち代わり鹿児島入りします。
肝心の小谷警部は長門勇さんが長門さんらしい飄々として「あ~おいしぃ」キャラでテキサスを煙に巻きながら、ある時は厳格に自らのへの復讐に立ち向かいます。小谷とボスはテキサスと同じような新米時代に出会ったようなので、ボスとテキサスをダブらせる小谷がいたり、曽根氏のハードな原田の行動と絶妙にコミカルさが絡み合い、さらにクライマックスはセキトラ・カーアクション&マエダ・オートクラブでカーアクションを魅せるなど、盛りだくさんな内容になっています。


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手榴弾を持った予備校生の末路/刺された女の亭主・ブルース!

2014-02-07 06:09:38 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス「さらばボギー編」は、


第603話 59.05.25 陽炎の街 (ドック)

ゲスト:田中浩二 柳川慶子
 袋正 野川愛 井上博一
 麻丘あゆ美 兼松隆 小田健八
 対比地香 藤井祥恵 下川浩人 新本賢司 藤井章人 相原浩一 岡山章 菊川予市 深作覚 津田英三 小池幸次 大峰順二 郷内栄喜 二家本辰己
脚本:古内一成 小川英
監督:山本迪夫

医学部志望の予備校生・達男が中学時代の同級生だった自衛隊員から手榴弾4個を手に入れ行方をくらませた。
同じ予備校に通っていたドックが中心になり捜査を開始したところ、達男はマンガを描くのが好きだったが、母親にマンガを取り上げられ、医師になるための受験勉強を強制されていることが判った。欲求不満から何をするかわからない。
そんな矢先、暴力団・竜神会の事務所前で手榴弾が爆発する騒ぎが起きる。実は川に手榴弾を投げようとした達男の手元が狂い、たまたま運悪く竜神会の前に転がってしまったのだったが、達男は竜神会に敵対する響組の人間と思われ、竜神会にも追われる身となる。
知らせを受けたドックたちは事態が思わぬ方向に進んでしまったことに頭を抱えながら、達男の立ち回りそうな場所を捜した。
そんな中でドックたちは、達男も高校時代からのガールフレンド・暁子がサッカー部のマネージャーをつとめる東都大学のグラウンドで達男の現れるのを待った。
案の定、達男は現れたが、そこへ竜神会が現れ達男を拉致しようとしたものの、逆に手榴弾で脅し、竜神会の車で逃走、カーチェイスの末消えた。
そして、次に達男が発見されたのは、液化ガスを満載したタンカー船だった・・・・。

予備校生の欲求不満が、手榴弾を手に入れたことを切っ掛けにとんでもない方向に進んでしまうという話、いつもならば「拳銃」という事になりそうなところを別な観点から描いている、興味深い作品です。
それも、まったく本人の意に沿わない展開が続く中、捜すドックたちが駆け回り、竜神会がその中に加わり・・・とややこしい展開になっていきます(^_^;)
ドック主演編らしいといえば確かに(^_^;)



第604話 59.06.08 戦場のブルース (ブルース)

セミレギュラー:渡瀬ゆき 三上剛仙
ゲスト:秋間登 藤木聖子
 森岡利行 永井政春 入江正徳
 高山千草 花悠子 水橋和夫 三沢もとこ 中島元 小金沢篤子 長谷川恒之 根本章枝 野川ひとみ 

脚本:尾西兼一 小川英
監督:木下亮

ブルースと妻・泉が買い物をしている最中、軍用ナイフを振りかざした男が次々と通行人を刺しながら走ってきて、泉は幼児を守るために刺されてしまう。すぐにブルースが追ったが、逆襲され逃げられてしまう。
8人が刺され、2人が死亡、泉を含めた3人重体、3人が軽傷という無差別刺殺事件だったが、犯人はその行動から覚せい剤中毒者ではないかと目された。
男は夜になってディスコに現れ、次々と若者たちを刺し、またもや逃走、七曲署では緊急捜査体制をしいたが、ブルースは一人、単独かつ拳銃も持たず、犯人を夜の街の中で探していた。さすがに見とがめたトシさんがブルースに忠告するものの、ブルースは「自分は刑事ではなく刺された女の亭主だ」といい、また夜の街に消えていった。
やがてブルースは男と接触したチンピラを見つけ出したが、彼によると男が「戦争が見たい」ためにチンピラ同士の喧嘩場に現れるという。
同じころトシさんは男の正体をつかんだ。男は岩田というフリーカメラマンで、売れる写真を撮るために中近東へ行き戦場を取材場にしていたが、そのうち恐怖に耐える為に覚せい剤に手を出してしまったという。
チンピラ同士の抗争の行われる川原に張り込んだブルースはついに岩田を発見、一旦逃げた岩田だったが、廃工場の中で追いつめた。
岩田は爛々とした目でナイフを構え、ブルースに襲いかかってきた・・・・。

熱血漢キャラがあまり活躍しないので、ある意味ドライ度数がシリーズ中高いと個人的に思う本「ブルース編」の中で、一番ハードでドライな問題作。本来の澤村誠という人物が垣間見られるという意味でも、ブルフェチには外せない作品になっています。
単独行動と自らの信念で行動する姿は登場編を想い出させるという部分もあると思います。

しかし、泉ちゃんの初めての受難は、事件自体太陽史上でも屈指の殺伐さを秘めています。本放送時でも恐ろしい感じがしましたが、いつ観てもその感覚は忘れられないですね・・・ギラギラした光も印象的なのと、ブルースのローテンションが殺伐さを増長させます。


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