【日テレプラスへのおさそい】
第545話 58.02.25 さらば!ジプシー (ジプシー・ドック)
ゲスト:小松方正
松山照夫 小瀬格 西田昭市 斉藤康広 大山豊 市川勉
脚本:古内一成 小川英
監督:堀内泰治
激動の七曲署、オーラスはジプシー・・・・請われて転勤の#545「さらば!ジプシー」
ジプシーが七曲署で自身最長の在任期間を迎える。
そんな時にレストランチェーンのオーナー・谷が狙撃されるが、谷自身は身に覚えがなく人違いではないかと話す。
周辺捜査の結果も、谷は優良オーナーで人に恨みを買う人物という印象が無いが、唯一気になる点は会社に普段全く仕事をしない専務が姿を消していることだった。
それでもガードするジプシーらであったが、谷の過去を洗うと、既に時効になってしまった過去の強盗殺人事件の犯人だという疑いが出てきて、行方不明の専務もその事件に関わっており、谷に長い年月「寄生」していたのではないかと思われた。
谷にその件を突きつけるものの、時効が完成している為手も足も出ない、但し専務の行方不明は谷が関わっている可能性が高くなった。
引き続き谷をガードするジプシーたちの前に専務が現れ銃撃、ジプシーは一瞬拳銃を撃つのを躊躇った時に谷は被弾してしまう・・・・。
谷は命に別状はなかったものの、ジプシーが撃たなかった事に対し猛烈に抗議してきた。
いつもの自分であれば、発砲していたはず・・・・と自分を責めるジプシーだったが、山さんたちは人ごみがあったからこそ発砲しなかったという見解に落ち着く。
そこにボスからジプシーに凶悪犯罪が急増している西多摩署から是非来てほしいという話があると切り出され、ジプシー自身困惑してしまう・・・・。
激動の七曲署の中で一番翻弄されたであろうジプシー=三田村さんの最終回。
登場してから間もなくキャラ設定の「軟化」を求められ、さらにボギー登場で「協調性」を求められ・・・というキャラ設定の相次ぐ変更と必殺との掛け持ちで東京と京都を行ったり来たりしていたという三田村さんの出演体制からか、それまでの太陽キャラの中では突っ込んで描くことが積極的にできなかったため、最終的には非常に揺れるキャラクターになってしまい、確定的なキャラを求める傾向の男性ファンとその「揺れる」部分に魅力を感じる女性ファンとで賛否両論がハッキリ分かれるという珍しいキャラクターになりました。
更に言うと、カナダ編前までは「遊軍」的存在でさらに10周年の人事異動でジプシーメインのシーズンとは言い難かったのと、それ以後は去った長さんやロッキーが引き受けていた一係の抑え役という部分も担う感じになるという側面があり、どちらかというとベテラン刑事的な描き方(長期的)をされていた感じがあります。
それなので、初期のクールさと後期の下支え的役割がうまくブレンドしてきた矢先の降板だったため、これからを見て観たかった私としては残念でありました。
ただ、この降板編はその「ブレンディ」な部分をうまく生かして、ジプシーのキャラ設定(そもそものジプシー的存在、冒頭の射撃練習、時効になった両親の殺人事件、性格の変化を原因など)を運用しながら、太陽の中では珍しくそれほど重くない展開になっています。
第545話 58.02.25 さらば!ジプシー (ジプシー・ドック)
ゲスト:小松方正
松山照夫 小瀬格 西田昭市 斉藤康広 大山豊 市川勉
脚本:古内一成 小川英
監督:堀内泰治
激動の七曲署、オーラスはジプシー・・・・請われて転勤の#545「さらば!ジプシー」
ジプシーが七曲署で自身最長の在任期間を迎える。
そんな時にレストランチェーンのオーナー・谷が狙撃されるが、谷自身は身に覚えがなく人違いではないかと話す。
周辺捜査の結果も、谷は優良オーナーで人に恨みを買う人物という印象が無いが、唯一気になる点は会社に普段全く仕事をしない専務が姿を消していることだった。
それでもガードするジプシーらであったが、谷の過去を洗うと、既に時効になってしまった過去の強盗殺人事件の犯人だという疑いが出てきて、行方不明の専務もその事件に関わっており、谷に長い年月「寄生」していたのではないかと思われた。
谷にその件を突きつけるものの、時効が完成している為手も足も出ない、但し専務の行方不明は谷が関わっている可能性が高くなった。
引き続き谷をガードするジプシーたちの前に専務が現れ銃撃、ジプシーは一瞬拳銃を撃つのを躊躇った時に谷は被弾してしまう・・・・。
谷は命に別状はなかったものの、ジプシーが撃たなかった事に対し猛烈に抗議してきた。
いつもの自分であれば、発砲していたはず・・・・と自分を責めるジプシーだったが、山さんたちは人ごみがあったからこそ発砲しなかったという見解に落ち着く。
そこにボスからジプシーに凶悪犯罪が急増している西多摩署から是非来てほしいという話があると切り出され、ジプシー自身困惑してしまう・・・・。
激動の七曲署の中で一番翻弄されたであろうジプシー=三田村さんの最終回。
登場してから間もなくキャラ設定の「軟化」を求められ、さらにボギー登場で「協調性」を求められ・・・というキャラ設定の相次ぐ変更と必殺との掛け持ちで東京と京都を行ったり来たりしていたという三田村さんの出演体制からか、それまでの太陽キャラの中では突っ込んで描くことが積極的にできなかったため、最終的には非常に揺れるキャラクターになってしまい、確定的なキャラを求める傾向の男性ファンとその「揺れる」部分に魅力を感じる女性ファンとで賛否両論がハッキリ分かれるという珍しいキャラクターになりました。
更に言うと、カナダ編前までは「遊軍」的存在でさらに10周年の人事異動でジプシーメインのシーズンとは言い難かったのと、それ以後は去った長さんやロッキーが引き受けていた一係の抑え役という部分も担う感じになるという側面があり、どちらかというとベテラン刑事的な描き方(長期的)をされていた感じがあります。
それなので、初期のクールさと後期の下支え的役割がうまくブレンドしてきた矢先の降板だったため、これからを見て観たかった私としては残念でありました。
ただ、この降板編はその「ブレンディ」な部分をうまく生かして、ジプシーのキャラ設定(そもそものジプシー的存在、冒頭の射撃練習、時効になった両親の殺人事件、性格の変化を原因など)を運用しながら、太陽の中では珍しくそれほど重くない展開になっています。