~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

せめて・・・今日だけでも・・・

2016年03月11日 | ひとりごと
2011.3.11東日本暖震災、あの日から5年
あの日、腰痛が酷く家でひとり休んでいた私
テレビから流れる映像にこれは現実?と恐怖を覚えました。
その一週間後には左足の痺れの症状が出た私は
急遽、椎間板ヘルニアの手術のため半月間の入院となり
ベッドの上でテレビの被災状況を見る毎日でした。
私にとっても忘れられない出来事だった5年前のあの日
申し訳ないことにここ数年は日々の生活の中で
ほとんど思い出すことがなかった・・・

そして、5年目の今年は何故か
特集番組を見る時間がたくさんありました。
自然災害の怖さを再認識したのはもちろんですが
NHKスペシャル「風の電話~残された人々の声~ 」
こころフォトスペシャル「家族と過ごした風景」などは
被災者の方々の想いに胸を打たれ色んな事を思い考えました。

5人家族の父親が仕事先で津波に遭い今も行方不明
泣くのを我慢し明るく働きながら子育てする母に
お互いを思いやり震災の話を一度もしない子供達
5年経ち「風の電話」を訪れ、堰を切ったように思いが・・・

また行方不明のご主人を何処かで生きているんじゃないかと
死亡届を出さず日々ご主人への思いを綴っている高齢の奥さん
「ご主人が成仏できない・・」と死亡届を勧める友人
そう・・・どちらの思いも間違ってはいない・・・

定年の20日前に震災で奥様を亡くされたご主人
退職の日に花束を添え感謝を伝えるはずだった・・・
言えなかった「ありがとう」
色々なことや想いを我慢し頑張り続けた5年間
最近やっと奥様が枕元に現れるとか・・・

そして、被災者の中には言葉にしたくない
もう思い出したくない人もいることも・・・
私が想像もできないほどの残された人の様々な思い
全ての被災者の其々にあるのでしょうネ~
今回、震災の「語り部」として頑張っている若者に
冷たい心無い言葉を投げつける人がいることも知り
同じ人として強い怒りも覚えました。

自分のことばかり考え不平不満だらけ
損得や目先のことばかり考えるがゆえに
悲しい事件や嫌な出来事が増えてきた今の世の中

あの震災を体験した人だけでなく
私達も5年前のあの日を忘れないよう
今日一日はテレビもバカバカしい番組は止めて
せめて今日だけはみんなで思いだし
生きること自分の人生
人との繋がり家族への愛
大切なものは何なのか?
色んなことを考える
そんな一日が大切なのかも・・・

今日一日テレビの前
何も出来ない私ですが
最近の自分のことも反省しながら
色々思う私のひとり言でした