正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

オメガ・ロレックスなどを修理しました

2009年03月07日 | 時計修理
昨日は雨の一日でした。

お客様少なめで時間があるときに少しず修理しました。

Y様からのお預かりアルバのブレスウォッチです。V811キャリバーです。
止まりでした。
機械の修理をしてくださいとのことでお預かりしましたが、機械自体は分解できない機械でした。

機械交換になってしまいました。同じ大きさ同じ構造の機械ですが、かさ車など針の入るところの大きさが微妙に違いました。
針も交換となってしまいました。

はかまのサイズを合わせて針をカット色をつけて完成です。

 次はオメガDE VILLEのオートマチックです。1月ころに修理したのですが、巻き芯が折れたとのことで交換となりました。
機械内部で折れてしまっていて、文字盤、オシドリ回りを分解しての交換となりました。
「もう少し手前で折れていてくれたら…」と思いましたが何事も勉強です。
ホジホジしながら折れた巻き芯を取って長さを合わせて交換終了です。


 K様からのお預かりのロレックスです。
1225キャリバーの手巻きのロレックスです。
分解掃除、ゼンマイ交換を依頼されました。
手巻き時計なので巻き止らないといけないのですがエンドレスに巻けてしまいます。
外端が折れていると判断しゼンマイを注文し入荷してきたので修理しました。

手巻きの時計ですが、手の抜いていない機械は綺麗でした。

 次もK様からのお預かりのロレックスエアキングです。
コンビのエアキングも珍しいと思います。
1520キャリバーの時計です。
分解掃除、風防磨き、ケース洗浄をしました。

構造自体は手巻きの機械とほとんど変わりませんでした。
綺麗に洗浄し組み立て注油してタイミングを調整しケーシング。
後、こしこしと風防、ケースを磨いて完成です。

 最後オメガのコンステレーションこれもK様からのお預かりです。
オメガ564キャリバーです。
完全に止まりの状態でした。ザラ回しさえまわらず「えらいことや」と思いながらの分解でした。
2番車が油で固まっていました。各歯車は問題無しで一安心。


綺麗に洗って組み上げザラ回しでして歯車点検して注油、タイミング、ケーシングしました。
これもケーシングしてからですが、風防を綺麗に磨きました。

最後置き時計ですが、機械交換です。
置き時計(特にガラスの置物に入っている時計)に入っている小さな時計で機械は腕時計の機械と同じ機械が入っています。
これも機械交換となりました。
機械の交換だけで終わると思ったのですが、これも針が合わずあわせることになってしまいました。

T様からのお預かりです。

 これで昨日の修理は終わりです。
机の上や出した工具を片付けて帰りました。

高速で少し「睡魔~(私はスイマーと言っています)が襲ってきたので」中島のパーキングでブラックタイムです。
今中島のパーキングは改修工事中。
深夜たくさんの工事の人が働いていました。
一生懸命働いている人を見ながらブラックコーヒーを一気に飲んで家に帰りました。
なんと2時前でした。今日も元気です。