快気分析

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仕組みとアプローチ -  福島県会津を震源とするMj5の地震発生 最大震度 5弱

2025-01-23 07:35:32 | 火山 地震 津波 
 今日は早朝に福島県会津を震源とするMj5の地震が発生しました。
 ここを震源とする地震は今月21日から急増していたので関連データを集め始めていたところで場合によっては記事にしようかと考えている最中でした。
                      Mj 最大震度
2025年1月23日 6時11分ごろ     福島県会津    2.3     1
2025年1月23日 6時05分ごろ  福島県会津  1.6  1
2025年1月23日 4時53分ごろ  福島県会津  2.6  1
2025年1月23日 4時20分ごろ  福島県会津  3.3  3
2025年1月23日 4時18分ごろ  福島県会津  2.1  1
2025年1月23日 4時16分ごろ  福島県会津  2.6  2
2025年1月23日 4時09分ごろ  福島県会津  2.5  1
2025年1月23日 4時07分ごろ  福島県会津  2.1  1
2025年1月23日 3時47分ごろ  福島県会津  2.4  1
2025年1月23日 3時43分ごろ  福島県会津  2.6  1
2025年1月23日 3時41分ごろ  福島県会津  2.2  1
2025年1月23日 3時28分ごろ  福島県会津  3.2  3
2025年1月23日 3時27分ごろ  福島県会津  1.7  1
2025年1月23日 3時21分ごろ  福島県会津  3.2  3
2025年1月23日 3時14分ごろ  福島県会津  2.4  2
2025年1月23日 3時12分ごろ  福島県会津  2.2  1
2025年1月23日 3時02分ごろ  福島県会津  1.9  1
2025年1月23日 3時01分ごろ  福島県会津  2.4  2
2025年1月23日 2時57分ごろ  福島県会津  3.2  3
2025年1月23日 2時49分ごろ  福島県会津  5.0  5弱
2025年1月22日 6時06分ごろ  福島県会津  3.5  3
2025年1月22日 3時29分ごろ  福島県会津  2.2  1
2025年1月22日 3時26分ごろ  福島県会津  2.3  1
2025年1月22日 3時22分ごろ  福島県会津  2.4  1
2025年1月22日 3時03分ごろ  福島県会津  2.9  1
2025年1月21日 20時55分ごろ 福島県会津   2.4  1
2025年1月21日 9時03分ごろ  福島県会津  2.6  2
2025年1月21日 8時54分ごろ  福島県会津  3.3  2
2025年1月21日 6時54分ごろ  福島県会津  2.1  1
2025年1月21日 6時49分ごろ  福島県会津  2.1  1
2025年1月21日 6時42分ごろ  福島県会津  2.9  2
2025年1月21日 6時34分ごろ  福島県会津  3.3  2
2025年1月21日 5時48分ごろ  福島県会津  3.1  1

今日の震度5弱の地震はと言うと、

発生時刻    2025年1月23日 2時49分ごろ
震源地 福島県会津
最大震度 5弱
マグニチュード 5.0
深さ 10km
緯度/経度 北緯37.0度/東経139.4度

と言う事なんですが、特徴的なのは震源の位置が全て「緯度/経度 北緯37.0度/東経139.4度」と言う点、そして震源の深さが「10kmかごく浅い」のどちらかしかない、と言う点です。これくらい震源の位置や深さが限定されてるのはそう多くないように思えます。
 通常だと先行する地震で突っかえ棒が外れて震源が近くのエリアに移ったり広がったりするのですが、少なくとも今年1月21日から発生している地震についてはごく限られた位置を震源としています。
 と言う事はもしかして火山性の地震と考えられるのか?と言うわけで、この近辺で火山にどのようなものが有るのか、と調べると、

引用開始 2件 (一部抜粋)


燧ヶ岳[ひうちがたけ] Hiuchigatake
北緯36°57′18″ 東経139°17′07″ 標高2,356m (柴安嵓(しばやすぐら))(測定点)

燧ヶ岳 有史以降の火山活動
有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)
年代 現象 活動経過・被害状況等
▲1544(天文13) 中規模:水蒸気噴火→(泥流) 7月28日。火砕物降下→泥流。噴火場所は御池岳。
1544年7月28日に洪水が発生したとの記録があり、この洪水の直前に噴火が発生したと考えられている。(VEI2)

引用終了

 ではこの地震と火山噴火によりその前後期間でどんな大地震が発生したのか?と調べてみると、

引用開始 (一部抜粋)


16世紀
[編集]
  • 1502年1月18日(1月28日)(文亀元年12月10日) 越後地震 - M6.5 - 7.0、死者多数。
  • 1510年9月11日(9月21日)(永正7年8月8日) 摂津・河内地震 - M6.5 - 7.0、死者あり。余震が2か月あまり続く。
  • 1520年3月25日(4月4日)(永正17年3月7日) 永正地震 - M7.0 - 7+3⁄4。紀伊・京都で地震。熊野・那智の寺院が破壊、津波あり。
  • 1585年7月31日(天正13年7月5日) - M7程度以上、大阪・京都・伊勢・三河で大震(『家忠日記』など)阿寺断層の活動も候補になる[85]。
  • 1586年
    • 1月16日(天正13年11月27日) 飛騨で地震 - M7.0 ± 0.2、天正地震に先だち発生。飛騨・越中などで山崩れ多発、白川郷で民家数百軒が埋まる。内ヶ島氏、帰雲城もろとも滅亡。
    • 1月18日(天正13年11月29日) 天正地震(東海東山道地震、飛騨・美濃・近江地震) - M7.8 - 8.1(8クラスの地震と7クラスの地震が接近して立て続けに発生した可能性あり)、死者多数。余震が1年以上続く。三河湾と若狭湾という日本海・太平洋両岸での大津波記録が複数あり、複数の地震の同日発生の可能性がある。養老断層(愛知県)の活動の可能性が高い。阿寺断層(岐阜県)が活動したとする説もあるが[86]、史料の詳細検討による震度分布から否定される[85]。さらに若狭湾に津波をもたらした断層も活動したと考えられ、3つのセグメントで地震が同日に3つ以上発生した可能性もある[注 12]。                                 
引用終了

 と言うように(約40年後には天正地震が有ったものの)ものの見事に前後20年間には目立つ地震が発生していませんでした。
 「関連データを集め始めていた」にもかかわらず記事にするのを見合わせていた原因がこれです。
 ただ今回は2005年の福岡県西方沖地震 、 2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2018年の北海道胆振東部地震、2024年の能登半島地震、その他など大地震が多発しているので、16世紀のパターンが繰り返していないのは明らかであり油断は禁物、と言うところでしょうか。