快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  推進用ジェットエンジンの設置位置でまるで違う傾向が有るように思えるバードストライク

2025-01-18 22:58:35 | ジェット機
 前回記事の引用データでもう一つ見落としていけない事があります。
 「機体後部、尾翼近く設けられた推進用ジェットエンジンにバードストライクが有った事が上記データの範囲では1件も無い事」です。
 もしかしたらですが「機体後部、特に機体の胴体近くに推進用ジェットエンジンが有る場合には鳥はそこまで近付かないで避ける」のかも知れません。
 「現在多くなっているタイプのように、推進用ジェットエンジンが主翼の、しかも機体中央部か前部、更に胴体から離れた位置に設置されていると、鳥が避けようとしないか、避けるのに間に合わず、バードストライクが発生しやすい」、と言う事が有るのではないでしょうか。
 これは重要なポイントだと考えていますがどうでしょう。


仕組みとアプローチ -  推進用ジェットエンジンが3基以上でバードストライクにより大事故になったもの

2025-01-18 22:51:39 | ジェット機
 前回記事の続きになります。
 推進用ジェットエンジンが3基以上の航空機でバードストライクにより大事故になったものについて簡単に調べた範囲では次の通りです。

引用開始(一部抜粋)


1960年10月4日、イースタン航空375便墜落事故(英語版) - ローガン国際空港を離陸した直後だったイースタン航空375便(ロッキード L-188)がムクドリの群れと衝突し墜落した。乗員乗客72人中62人が死亡。
1975年11月12日、オーバーシーズ・ナショナル・エアウェイズ032便大破事故 - ジョン・F・ケネディ国際空港から離陸しようとしていたオーバーシーズ・ナショナル・エアウェイズ032便(マクドネル・ダグラス DC-10-30CF)がカモメの群れに衝突した。パイロットは離陸中止を試みたが、機体は滑走路を逸脱し炎上した。乗員乗客139人に死者は無かった。
(中略)
1995年9月22日、1995年アメリカ空軍E-3セントリー墜落事故(英語版) - エルメンドルフ空軍基地から離陸した直後のアメリカ空軍機(ボーイング E-3)がガチョウの群れと衝突し、左翼側のエンジン2基が停止した。そのため、機体は操縦不能となり墜落した。乗員24人全員が死亡した。

引用終了

 1960年10月4日事故のロッキード L-188はプロペラが4基ですがジェットエンジンでないのとかなり昔の技術なので今とは比較できません。
 1975年11月12日事故のクドネル・ダグラス DC-10-30CFはエンジン3基ですが、死者はおらずバードストライクでダメージを受けたのは右主翼のものだったようです。

引用開始(一部抜粋)


オーバーシーズ・ナショナル・エアウェイズ032便大破事故
(中略)
事故機
事故機のマクドネル・ダグラス DC-10-30CF (N1032F) は1973年6月29日に製造番号46826/109として製造され、同年に初飛行を行った。
(中略)
調査から、バードストライクが起こった後、第3エンジンの前方にあるファン・ブレードの損傷により外板が削られていたことが判明した。そのため外板の材料だったエポキシ樹脂が粉末となり、コンプレッサー部で爆発的燃焼を招き、エンジンが脱落した[15]。

引用終了

 この事故は残りのエンジンが2基あるわけですから、今の技術の航空機ならもっと小さな事故だった可能性も有ります。
 1995年9月22日事故のボーイング E-3は左右主翼に2基ずつ、合計4基のジェットエンジンが有り、そのうち左翼側のエンジン2基が停止したため、乗員全員死亡の事故となってしまったよですが、軍用と言う事で旅客機よりもかなりリスクを取るような厳しい運用の仕方だった可能性が有るのかどうか、また当時の技術は今程ではなく、片方の左右のエンジンのどちらかがダウンするとどうにかやりくりできるシステムでは無かった可能性も考えられます(と言うかこのような事故を経験に改良を重ねて今の航空機のシステムが出来上がったとも言えます。)
 いずれにしても推進用エンジンが3基以上の(軍用機ではなく)旅客機が、バードストライクで死亡事故を起こした、と言う記録は上記データに関する限りでは皆無のようです。


仕組みとアプローチ -  旅客機はボーイング727のような推進用ジェットエンジンが3基のものになって行くのかも

2025-01-18 22:00:41 | ジェット機
 航空機、特に旅客機のバードストライク対策は果たしてどうなって行くのか?
 世界の旅客機の運行数、離着陸総数が膨大な割にはバードストライクによる事故で実際に死亡者が出た事故はごく限られているので、このように極端に頻度の低い回数ののバードストライク関連大事故(死亡者を伴うもの)まで想定してわざわざ航空機を設計するまでもない、と言う考え方も或いはこれまである程度は容認されてるのも仕方ないものだったのかどうか、と言うところです。
 務安国際空港で発生した事故については未だ原因が確定したわけでは有りませんが、ただ仮にこの事故がバードストライクが原因であったなら、今後の旅客機設計に影響が出て来るかも知れません。
 と言うのも頻度が低くてもやはりあのような大事故があるといつそのような事故で命を落とすかがわからない、と旅客機を利用しようとする人思うようになり、そうすると推進用ジェットエンジンが2基よりも多い航空機を選ぶ傾向が出て来る可能性ももしかしたら出て来るのかも知れません。
 例えばですがボーイング727は機体の尾翼近くの両サイドに各1基、垂直尾翼の前方下に1基、で合計3基の推進用ジェットエンジンを備えています。
 確かに推進用ジェットエンジンは大きいものが少数の方がエネルギー効率が良く、経済的効率も良くなるので、昨今では左右主翼の各1基、合計2基のジェットエンジンを備えたものが多くなって来ているように思えます。
 例え2基でもジェットエンジンのバードストライク耐性試験で、例えば以前の記事で書いたように七面鳥などで体重が10㎏前後のようなものを数羽、同時にジェットエンジンに吸い込ませてそれでも耐えうるようなもの、と言うならほぼ誰が見ても不安を感じないかも知れません。
 ですが鶏程度の大きさで数羽を吸い込ませる程度だと、やはり不安と思う人も僅かではあるかも知れませんがいるかも知れず、ならばジェットエンジンが最低3基あるような旅客機を選択して利用する、と言う事も出て来て、そうするとそれだけ需要が増えて、推進用ジェットエンジンが3基か4基のものの搭乗率が高くなり、満席かそれに近い事も多くなるかも知れません。
 そうすると旅客機で推進用ジェットエンジンが3基で、このエネルギー使用が仮にエンジン2基のタイプに比べて1.3倍であったとしても、満席かそれに近い状態なら輸送効率は高くなるわけで、推進用ジェットエンジンが2基のものが満席に比べて半分しか乗客がいない場合、同じ合計乗客数を輸送するのに要するエネルギーは(エンジン3基のものなら1回だけの飛行なのにエンジン2基のものは2回飛行しないといけませんから) 1.3 対 2 でエンジンが3基の方が「地球にやさしい」となってしまいます。
 今後どうなるでしょうか。
 実際に旅客機を利用しようとする人がどのような選択をするのか、と言うのは未だデータが無いに等しいと思うので何とも言えませんが。