快気分析

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仕組みとアプローチ -  深海魚の出現や打ち上げは地震発生と有意な差が有る、と見る理由

2020-01-04 00:39:38 | 地震 津波
 深海魚の打ち上げや出現と地震の関係については最近否定的に見る方も多いようです。
 筆者個人は僅かではあっても有意な差で関連性が有る、と思っています。
 その理由は深海魚がサメやイルカなど大型の生物に捕食されず陸地近くまで来られた事がそもそも「新月や雨天曇天などで見えにくいから」と言う事です。
 新月とその前後で有る事、雨天曇天一過の地震晴れ、という傾向則から地震との関連性が僅かに有る事。
 もう一つの理由は最近考えるようになったのですが、前回記事で書いた事とも似ていて、「日本海側で深海魚が打ち上げられた利捕獲される場合は北西など北よりの風で吹き流されるから」と言うものです。
 北や西北西など北よりの風が吹いた時はそれだけ太平洋側、特に陸地から有る程度近い海域は「吹き寄せ」の反対である「吹き出し」となり、海水面(潮位)がどちらかと言うと低めになる事が多くなります。
 そしてそれだけ海底を押さえつけていた海水の水圧が広域で低めとなり、海底地下で貯まっていたストレスがこの時に発散されて地震となる事がいくらか多く起きると考えています。
 無論、地震とならずスロースリップや微振動などで発散されるケースもあるはずで、必ずしも地震となるとは限らないのですが、僅かに有意な差で「日本海側で深海魚が出現、打ち上げられる時ににはその時かその後にやや太平洋側で地震が通常よりわずかに起きやすい」と言う考え方です。
 なので「深海魚が確認された日本海側から例えば110km以上離れた太平洋側では地震発生とわずかではあっても有意な差が有る」となるのかと思っています。
 では太平洋側で深海魚が出現したり打ち上げられたりした時には、日本海側で地震が起きやすいのでしょうか?
 それはあまり傾向としてはっきりしないケースが多いのかと思っています。
 南寄りの風が吹いたからと言って日本海側までそれが強いまま抜ける事はあまり多くなく、そして仮に日本海側まで南寄りの風が届いたとしても陸域に囲われた日本海では海水面がそう低くはならない事が多いと思うからです。
 ただ太平洋側で深海魚が確認された時と言うのは南寄りの風の事が多く、その時は太平洋側では「吹き寄せ」効果で海水面(潮位)は高めになります。
 そう言った状況がいつまでも続くわけはなく、いつかは南寄りの風が弱くなったり北よりの風になり、潮位は北よりの風の時より低下気味となり、高めの潮位だった時に貯まり気味だった地殻やプレート境界の歪(ストレス)がその時に発散される事がどちらかと言えば多い、と考えています。
 このようなメカニズムで「海洋型の地震は深海魚の出現と僅かでは有っても有意な差でやや関連性が有る」、と見ています。
 尚、微振動を大型魚などが嫌いそれで深海魚が陸近くまで到達できる事があるケースも有りますが、微振動が必ずしも目立つ地震になるとは限らない事も有る為、これはケースバイケースと言った所なのかも知れません。


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