「男のオシャレは足元からと言ってね・・・」と靴を履くヒロクニさん。
今日は、神戸へお出かけです。
ヒロクニさんはオシャレな人と云われることが多い。そんなにオシャレにお金をかけている訳ではない。
写真に写っている靴はイギリス製の革靴。
それと、最近買った派手な靴下。
内訳を言うと、靴は、友人から頂いたらしい。靴下は、神戸のジャンクショップで750円で買いました。ジャンクショップでは、アーミー調のナイロンのコートを5800円を買ったこともある。それも、重宝してジャケットの上によく着ている。それが73歳のヒロクニさんによく似合っているのだ。その服装にあう帽子も、頂いたりして、映画「カサブランカ」のボギーに近づき、さまになっている。
最近、わたしは、1人で京都へ出かけた。
その帰りいつも寄る珈琲店があり、『六曜社』という珈琲店で考えごとをして帰る。
日曜日でいつもより混雑していたせいか、合い席の度合いが凄かったのです。
京都ならではの古い雰囲気を眺めていると「ここは、古い店だからねぇ~」。と言う声が。その初老の声は、それから一方的に話だしてとまらないのです。適当に話を合わしているうちに「ゴミ問題」に話は流れ、この席にいる限りのがれられそうになかった。わたしは、「この方は、何歳?ぐらいの方なのか」と思い「御幾つですか?」と聞いた。「72歳ですよ」と答えてくれた。
73歳の夫、ヒロクニさんとつい比べてしまい、わたしは幸せ者だと思ったのです。
だって、ヒロクニさんはいつも絵のこと(芸術のこと)を考えていて、まだまだこれからを語ってくれる。その初老の方は、昔のよき思い出ばかり・・・・。
わたしは、ヒロクニさんのことをいい男だと、心に強く思ったのです。
そんな思いで家に帰ると「しばらくは出かけるのはやめてくれ」と言われてしまいました。