この絵は、破れていて個展で発表することはない、作品。
鉛筆と色鉛筆
エロティックな作品は、最近発表しない。
時代は、エロスから離れているような気がして個展では、あまり並べません。
わたしは、よき妻でいようとしすぎて、ヒロクニさんのヒステリックな性格についても凄く我慢していた自分に気がついた。
常に、前向きな気持ちで、自分の自然な感情を押し殺してまで、前向きな心をもとうと努力していた。
我慢がどうにも出来なくなって、「離婚して欲しい」まで、心は思いつめた。
わたしは、目標があった。絵でなんとか生活が出来き、絵の保管が出来る広さの家で、画家らしい生活を共に送れる生活を夢みていた。広い家に移って、わたしは、一室で絵画教室もしたいなぁと夢を思うあまり、努力とひたすらヒロクニさんを励ましたり、甘やかせたりしていた。人間は、甘えれる場所があれば、外で強くなれる。と思ってきたのです。
その思いは、裏切られた。
わたしが、何でも何とかしてくれるという風になっていた。
何日もボ~~と過ごしているうちに、「何とかならんか?」と期待を持ったり、嘆息したり。そして、売り上げ等で一喜一憂したりするのにも、何か疲れた。ヒロクニさんの機嫌も大事と必要以上に我儘を聞くのに無理していたのかもと・・・・。
最近、自分を偽ったりして、気持ちに無理がありすぎることは、すっかりしたくなくなった。
雲の流れのように、あるがままの姿がいいなぁ~と。
今までの自分に、疲れた。そして、すっかり欲がなくなってしまった。
フリージアの花が咲きました。
花は、自然に咲くのですね。
季節が巡るのと同じように・・。
暫し、一日一日、淡々と送ります。
虎視眈々の日々は、さようなら~。