「飲む赤の女」というタイトルの作品。
紙にクレヨンと鉛筆の作品。
サイズは、B4サイズ
そして、絵を描いた人「武内ヒロクニ」↓
74歳のお爺様
この人は、暮らしにくい人なのよ!!
結婚して22年になるのに、今だ正体がつかめない人なのです。
話していても、意味不明なところが今だあり、何を考えているのか分からん人。
「急に思慮深い良いこというなぁ」と思ったら、「思慮の浅さに」驚かされたり・・・。本当に驚いて「驚愕」という言葉がぴったりくるくらい、口をあんぐり開けてばかりのわたしは、呆れたり、怒ったりしてしまって心が休まる日がない。
雨の日は、性懲りもなく「ガスストーブ」を台所でつけているのを見て、「靴下と長袖を着てから、ストーブをつけろ!!」と一括しなければならず、こうやって生活と戦っているのです。(変でしょう?半そで、短パンで、梅雨にストーブ・・・)
食事が終わって話していた。
「俺、さほりと珈琲を飲んでいる絵を描きたいなぁ」と言う。「へぇー、どんな風な絵か、見てみたいヮ」とさらりと言った。
四、五日したら、この絵(上の絵)が、トイレに飾ってあった。
「この赤いのは、わたしかいな?」と思ったので、「ヒロクニセンセイ、この赤いのが、わたしと珈琲を飲んでる絵なの?」とアトリエ越しに大きな声を出していった。「そういう分けじゃやないんだけど・・・・」と言う。「そうなの?」「この赤いのが、わたしだと思った」と返事をした。そして、思ったのです。「どんな変な風に描かれても、痛くも痒くもないからいいわ」と・・・・。
何でも、絵にぶつけてくれていたら、それでいい。
だけど、この絵に人間関係が現れていて、怖い。
ヒロクニさんって、嘘つきのような感じもあるのですが、以外と正直で、無邪気です。
気取りを持っているつもりなのに、カッコ悪いことも平気でするから、横で見ていると「君には、プライドがないのか?」と言いたくなることが良くあります。プライドが高い人から一気に惨めな方向へ急転下できるのが、謎。
わたし以外の人には、とても愉快でユニークで、面白い人物です。
わたし以外の人には、我儘をいいません。