タイトルは、「town」と付けられています。
画材は、鉛筆と色鉛筆。サイズはB4
この絵の説明を少し受けました。
「この絵は、従来の自分の絵を編成させている過程の絵だから」と言われました。
すぐにピンとくればいいのですが、私には分かりにくい説明だ。
図頭や言葉は、男性と女性では、大いに違いがあるのでは?と考えてしまいます。
最近、意味不明の受け答えをするらしく、「君、大丈夫?」と、
ヒロクニさんに言われる毎日です。
考えている事が、全く違うようで、会話がかみ合わないことが多い。
そう、私は常に現実的なのであった。
引越しも気になるし、毎日の献立や、ニュースの分析(マスコミに騙されないようにね!)や、
ジル(猫)の病院通いや、小銭を稼ぐ思案などで忙しいのです。
そんなことで、夢想する世界から遠ざかっていくのです。
そんな中、忠臣蔵の話で、我家で会話が盛り上がったことがあり、なんだか変だった。
ヒロクニさんは、テレビはほとんど見ない人なのですが、息抜きに何気にテレビをつけていた。
私は、自分の部屋でぼんやりしていて、テレビの内容が聞こえてくる。
だから、見て無くても大体の内容は分かっていたのです。
番組が終わると、「浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が刀を振り回して切りつけたというのはなんやろねぇ~」と一言。
たぶん、その原因のところが終わってからテレビを付けたようです。
即座に、私は、「吉良上野介(きらこうずけのすけ)が、ことあるごとに浅野内匠頭をいじめていたから、
切れてしまったのよ」。と言う。
ヒロクニさん「いじめられていた?」
私「う~ん。もう少しいうと2人の相性が非常に悪かったから、起きた悲劇と言いかえてもいいかも?」
「江戸で洗練された人が無骨な田舎の人に無性にイライラして、小言や非難を言っていたが、浅野内匠頭には
さっぱりわからない。一生懸命にやってもかえってイライラされる。これが引き金になったといってもいいかも」。
「仏教でいえば、2人はそういう因縁があったと私は見ているんですけどね・・・」
ヒロクニさん 「ううむ」。
私 「さっきテレビで、『現代で考えたらただの殺人事件で、ひどいことですよね。』と言っていたけど、
現代の感覚で比べるのは、間違いだと思うよ。大石内蔵助以下47人は、自分達も仇討ちのあとは、
切腹する覚悟、死ぬ覚悟でいたのだから、ただの酷い行いと言うことは、間違いだと思うわ」。
「切腹する覚悟なんて、ヒロクニさん考えられる?切腹って一番苦しい死に方なんだよ。
中国の古典で自害する時は、大抵首に刃物をあててするけど、以外と苦しくなく楽な死に方なんだって」。
ヒロクニさん「痛いのはいやだねぇ~」。
私 「よく、戦争で木っ端微塵になって死ぬのは、意識がはっきりないから意外と苦しくないらしいよ。
写真なんかで見ると恐怖だけど・・・」
ヒロクニさん (聞いてない)
私 「仇討ちを終えて、忠義を果たした大石内蔵助の辞世の句がすごくいいから、教えてあげる」。
(本を取り出し読んで見てと渡す)
『あらたのし 思いは晴るる 身は捨つる
浮世の月に かかる雲なし』
なんともさっぱりしていて、死を前にしてあっぱれというか、潔い。
ヒロクニさん、もうこの辺になると、全然話聞いてくれてません。
いつも「僕が死んだら、さほり○○して、生きていくんだよ」とか、
「俺も、もういつ死んでもおかしくない年齢だから・・」とか、
最近は「もう、棺おけに片足が・・・」とか言うから、死についての心積もりの話の
参考になればと、いろいろ話したつもりなのですが、現実の死は考えたくないようでした。
でも人の事は偉そうにいえません。
私も今だ死について真剣に考えていないように思うから・・・。
昔の人、特に武士は常に死について考えざるを得ない立場おり、また考えていたのだと思います。
そのことが、凄いなぁ~と。
忠臣蔵の話しから、ヒロクニさんと若かりし日、赤穂の城に行った時の時間を思い出しました。
夜の赤穂城を歩きながら、ジョン・ライドンが結成した「パブリック・イメージ・リミテッド(PIL)」を
ウォークマンで聞いていた。ヒロクニさんに「何聴いてるの?」と言われ、「ハイ」とヘッドホーンを
ヒロクニにあてると「何か恐ろしい音楽きくなぁ~」と言われたのを思いだした。
今から考えると凄いミスマッチ。
我家の家族ジルくん、病院に到着です。
無理やり、顔を上げさせて写真を撮りました。
いつもリュックに入れて、通院です。
病院内では、ずっと下を向いてリュックから出てきません。
しかし、診察と注射が終わったとたん、自分で診察台からリュックに飛び込み、
こんな風に丸くなります。
最近太ってきているので、リュックが重い。