色が重なっているようで、重なっていない。
積み木のような頭部の絵。
古代遺跡の“モアイ像”のような。
武内のプリミティーブな感性が見られます。
古代と言っても古代ギリシャやヨーロッパのではなく、
南米やアジア、古代のインディアンに通じるスタイル。
当人は、ヨーロッパが好きなのに、
友人から、「インドネシア行ったら、武内さんみたいなんの何ぼでもおるで。」と言われたと。
「俺、そういわれてガックリよ。」と肩を落としながら話していました。
「所詮は、島民なんよ。」
という事に落ち着き、徳之島のことを思っていたようです。
話を戻します。
わたしは生まれ変わり、輪廻再生はあると思っているので、
「もしかしたら、前世でも絵を描いていたのと違う?
土器に絵付けをしていたり、レリーフを作っていたり、
古代の時代に大きな像を作る現場のアートディレクターだったりして。」と言うと、
「そういうことはあるかもしれない。」と、うなずいていました。
ちょっと否定して欲しかった。
野蛮な武内像を想像すると、あまりにも似合いすぎる。
普段でも文明の利器を壊すのが上手な人で、
家にあるCDラジカセのボタンを強く押しすぎて、
ボタンがめり込み奥に引っ込んでしまったことがある。
かなり激しくめり込んでいて、客人がそれを見て「信じられない。怖いな。」と。
使わない家電は、すぐに外の庭に出すし・・・。
わたしはその様子を見つけては、
「雨に濡れたら使えなくなるでしょ。」と言いながら、
家電を家の中に戻すのがわたしの役割。
ヨーロッパに憧れがあるというが、この調子なんです。
ただ、ヨーロッパ、フランスによく行かれる画家の方が言うには、
「武内さんは、フランスで受け入れられると思うよ。
フランス人こういうの好きよ。」と言い、
「フランスで個展をしたらいいのに。」と言ってくれる。
フランスには全く行った事がなく、美術事情も知らないので、
よく分らなくて頭がフワフワしていました。
その方が言うには、パリはもうフランス語が話せなくても何とかなるそうで、
ラーメン屋とかがあって、フランス人も食べているよ、と。
それはそれで、憧れのパリではないような・・・。
耳学問の深層はいかに?
まだまだ暑さは続くらしいが、
やっと朝が爽やかで、これが夏の感覚というぐらいの気温。
普通の夏の感じを味わっています。
そうなると、身体が緩み、疲れがでるのか、横になったとたん寝入っていました。
疲れが出る時は、身体がしんどくもあり嫌なのですが、
疲れを出してニュートラルな状態になる過程と思い、休みがちに過ごします。
寝ていたら、顔をペチペチ叩く奴がいて起されました。
「夜寝れなくなるよ。」という声が聞こえ、
横にヒロクニさんが・・・・。
もう少し寝たかったな、と思いながら起き上がった。
もう1人、いや一匹も顔をちょんちょんと触り、起す奴がいる。
猫のピーちゃんだ。
カリカリが空になっていると、夜でも起してくれます。
2人ともわたしを召使のように思っている。
それでいて、とてもわたしのことを好いてくれている。
起す時の顔が、嬉しそうだ。ニコニコしている。
ピーの場合は、喉が鳴っている。
ゴロゴロの嵐。
時々、ヒロクニさんもピーも同じようなものなのかも?という思いが過ぎります。
そういう思いが強くなると、
ヒロクニさんにふざけて「こっちへ来てごらん。」と言う。
そうしたら、来るのだ。
わたしはよくやっている「ピーちゃんにスリスリ」というのを、
ヒロクニさんの頭を持ちながらする。
「ヒロクニちゃん、お髭痛すぎ。」と言いながら。
「俺もピーも同じか?」とヒロクニさんは言いながら、苦笑しています。
「そう、よく似てるよ。」と言い、間をあけてから、
「ピーは可愛いけど、髭の人はどうかなぁ~。」と疑問にしておくのであった。
(猫の方が可愛いに決まっている)
近頃、頭が働かなくて困ったことに。
ちょっとボーとしています。
4月ぐらいから家を探し始め、5月は家を見に行き、
6月には引っ越しし、7月は移転に伴う各種手続きをして、
8月は暑さの中、日常の買い物の店めぐり、
9月に入り、猛暑が去り(去ったように思っている)、
今一息入れているという状態。
9月は、家も居場所ですが、
自分の密やかな居場所、喫茶店を見つけようと思っています。
都会なので、地下や路地の間、隣の筋といろいろな店があります。
外から今眺めているだけなので、冒険めいた気持ちで扉を開けて行ってみようと思っています。
暑いけれど、気持ちは秋。
思索できるような所を探しています。
今日は特に、子供っぽい気分が突出してしまい、
幼稚園の作文のような内容になってしまいました。
見かけは確実に歳を取ってきているのに、この調子。
そんな文章を最後まで読んで下さった方、心よりお礼申し上げます。
最後に。
わたしは輪廻転生はあると思っていると書きましたが、
この8歳の少女は、前世でジャズの歌姫の生まれ変わりかもしれないと密かに思っています。
3歳の頃からジャズが好きで、童謡なんて嫌いだったそう。
今現在は、若い歌姫として活躍中。
子供で「暗い日曜日」を歌う姿も見て、歌声からすでにもうそなわっていると思ったのです。
前世は黒人で、今世では白人のジャズの歌姫となった等と、勝手な考えを持っています。
成長が楽しみだなぁと。