暑くて、私は、こんな表情をしてるかも?と思う時がある。
そして、右には蜃気楼。
そんなことを思い浮かべ、今日はこの絵を選びました。
その蜃気楼が、水色の鼻からヒゲを生やしたネズミの顔に思え、
ひとりで受けて笑っていました。
以前、「ヒロクニさん、あなたはネズミと結婚するのよ。」
と、意味不明なことを言い、
大きなネズミに世話をされている武内の姿を思い浮かべ、爆笑していたのでした。
ついでに、ネズミと夕飯を食べている姿も想像し、可笑しくてたまりませんでした。
「ヒゲを俺に当てるな!」とか、言っていることも想像し、
事細かに細部や、会話、その様子を思い浮かべていると、滑稽で可笑しかったのでした。
大体は、ヒロクニさんの唐突な行為や変な行動に驚かされるのであるが、
時にわたしが、狂う時があるのです。
何がそんなに面白いのか、と思う人は多いでしょう。
普段はわたしがしていること、身の回りのこと、食事の用意、会話(話しを聞いていることが多い)は、
女性であるわたしがしているから当然で当たり前に思えるし、
人間が、人間を世話をしているから、なんだか武内が偉いような感じだと思うのです。
ところが、大きなネズミがエプロンなどをして、
かいがいしくヒロクニさんの世話をしている姿を想像すると、
ぜんぜん偉そうではなくて、悲しい感じすらしてきて、哀れな感じがするのが可笑しい。
ヒロクニさんが、怒ったりすると、
ネズミ奥さんは、エプロンの裾で目頭を押さえ、涙したりする。
わたしは新婚の頃は、泣くときもありネズミ奥さんのような感じになったこともあります。
ある意味、今から思うと新鮮な行為。
今では、「それだから、どうだっていうの?」と口答えすることを思えば、
初々しかったと言える。
ネズミ奥さんとヒロクニさんの姿を思い浮かべるに十分な月日が経ち、
数々のシーンを当てはめると、今までのことがママゴトのような生活に思え、
客観視されるのです。
何故ネズミに置き換えるのか?
それは、わたしの読んできたネズミが主人公の読物にある。
●『ナルニア国物語』C.S.ルイス著 (シリーズもの)
リープビーチというネズミが登場する。
ネズミの族長で優れた剣士で騎士道精神の持ち主。最後は、1人未知の世界へ旅立つ。
こちらがリーブピーチの挿絵↑
ナルニア国物語は、子供向けに「聖書」を語るという内容なのですが、
寓話で哲学が語られる部分もあり、大人にもファンが多い。
わたしもそのひとりという分けです。
●『ミス・ビアンカ くらやみ城の冒険』マージョリー・シャープ著(シリーズもの)
ミス・ビアンカという上品なネズミが登場。金の鎖を首にかけ、なんと!ネズミなのに詩を書く。
その他に、バーナードという勇敢だが食べ物のことが頭に離れないネズミ、
ニルスというアイルランド訛りのある荒くれものネズミがトリオになって、囚人を救い出す。
↑ミス・ビアンカとバーナード
●『ハードウッドホテル』 ケイリー・ジョージ著(シリーズもの)
孤児になったモナというネズミが、ひょんなことからハートウッドホテルで働くことになる。
そこでの動物従業員とホテルの客が繰り広げるドラマ。
↑これが、ねずみのモナ。ホテルの扉をノック
●『ネズミ女房』ルーマー・ゴッテン
ネズミの奥さんが、鳥と話をしているうちに外の世界に憧れる話しなのですが、
読む者は、少し身につまされるのですが、滋味深い読後が残ります。
↑奥さんネズミが鳥と話している様子
●『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』斎藤敦夫著
これは、アニメにもなっているけれど、本で読むとまた違う面白さがある。
ガンバをはじめ15匹のドブネズミ達が、イタチに挑みます。
わたしは、“イカサマ“というネズミがお気に入り。
「ぐだぐだ言うより、俺はこのサイコロの決めたことに従うぜ。」というノリが好きだ。
↑これは、ガンバが危機一髪というところで登場するシーン。いいシーンだな、と思う。
●『フレディ 世界でいちばんかしこいハムスター』ディートロフ・ライェ著(シリーズもの)


どうして裏にまで絵を描いてあるのか、分かりません。
鉛筆で描かれていて、その上に透明なメディウムがしっかり塗られています。
畑の畝のように思えるのですが、穴倉のようにも。
わたしは、上部に描かれた雲の形が気になります。
なんとも言えない形をしていて、武内らしいと思いました。
もう一度書きますが、どうして裏にまで絵を描くのかさっぱりわかりません。
好きな方を見ればいいということなのでしょうか?
相変わらず行動に謎が多い人です。
それでは、最後に神戸散策を。
今や、買い物と言えば、「神戸の台所」という東山商店街へ行く。
そして、ちょっとした楽しみがあります。
↑冷やし飴、と“レモン”と書かれた飲み物が楽しみです。
とても懐かしいというか、レトロ感が一杯なお店。
この店で初めて頼んだのは、“あめ”のほう。
生姜が効いていて、飴の甘ったるさが歩き回った身体にちょうど良く、美味しい。
次の時は、“レモン”のほうを。
レモンの爽やかさと甘さの加減が良く、溶けかけた氷が表面に浮いていて、
飲むとシャリシャリとした氷が口の中で溶けます。
これも病みつきになりそうです。
3回目は、どっちを頼もうか無茶苦茶悩みました。
本当に悩んで、苦しかった。
こういう苦しみを久々に味わい、子どものような感じに。
50円だから、2杯飲んだらいいと思うかもしれませんが、
楽しみに一杯というのがいいと思うのです。
思い込みなのですが・・・。
そして、結局、“あめ”の方にしました。
これで納得して、岐路についたのです。
買い物の仕上げの儀式になりそうです。
今日は、1枚の絵からネズミの話になりました。
わたしネズミの物語が好きなのです。
夏の暑さで、頭のネジが弛んでいるような気がします。
今日も、このような内容を最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
今年は、酷暑ですよね。
毎日、「あつ~!」と言って過ごしています。