武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

トビウオの巻

2008-10-24 18:46:35 | Weblog
毎日新聞夕刊 2008年10月21日(火)掲載のえ

波が打ち寄せる海の中トビウオを食べる人物は、白石康次郎さん?

海洋冒険家の白石康次郎さんは、トビウオはポセイドン(ギリシャ神話の海の神)からの贈り物といいます。ヨットレース中、トビウオが誤ってヨットのデッキに飛び込んでくる。そのトビウオは自然の中でお互い生きている「同士」という感じだそう。また、重要なたんぱく源。揺れるヨットの中で、料理して食べて、免疫力をアップして、レースを乗り切ります。

男が命をかけて何かに挑んでいるのはカッコイイ。ヨットレースは生きている醍醐味が味わえるのだろう。昔、「男のロマンは女の不満」と言ってましたが、近年は「共犯者になれる幸せ」と趣旨変えをしたわたしであります。夫は、命を懸けて絵を描いている。
「命を懸けて・・・。」というセリフをよく言う人なので、結婚当初は「そんなにたくさん命をかけてどうするんですか?そんなにたくさん命を使っていいのですか?寿命が短くなるよ。」と憎たらしい発言をいっていた。最近は「そうだね、ここまで貫き通して偉いわ。」とうなずくいい妻です。
さて、トビウオは季節はずれで、手元に入手出来なかったので、ちょっと不安。トビウオは、食べた事があるのにすっかりわすれているヒロク二さん。わたしは、淡白であっさりした味を記憶している。写真をたくさん渡しなんとかして下さいとアトリエで資料を渡す。後ほど、ふっとアトリエに行くと2点の絵が描きかけの状態で置いてあった。見ていてブルーの色にヨットらしき白い形が抽象的に描かれている絵を見ていて、「こっちの方を仕上げてみたら?」と何気なく言ったら「おい!来て見ろ。」と呼ばれて行くと、ブルーの絵に赤が塗られていてせっかくのブルーが台無しに。そして「キミ、君はどうしてこっちがいいと思ったのかその理由を言ってみろ。」と凄まれてしまったのです。「ブルーと白がきれいだなと思ったからです。」と返事。「それだけの理由でこっちがいいと言ったのか?」「女は雰囲気でしかものを考えない。」と怒られてしまった。昔のわたしであれば「女は・・・・。」で怒ったけれど「はい、すいません。確かに雰囲気で判断致しました。」と謝ったのでした。フェミニズムは人を幸福にしないという事が、薄らぼんやり解かってきたわたくしであります。

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