武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

幾何学的な街(色鉛筆作品紹介770)と春のビオラ

2024-03-28 14:50:59 | Weblog

記号と幾何学模様が組み合わさった絵。

手前にある斜線が入った水色の部分がL字になっている。

手前にあるのは船なんだと思います。

そして、奥の目玉のある水色の部分と赤と黒の部分は、

対岸にある建物でしょう。

直線的な線で構成しています。

黒で描かれた線も太く、細く、その中間の線幅と、

はっきり区別するように描いていることから、

遠くから見ると空間を感じます。

モダンな街の絵ということか?

但し、目玉のある建物は蛙の顔のように見え、

モンスターのようでもあり、キャラのようにも思え、

何故か愛嬌を感じます。

当人は、普段、大真面目な顔をして描いているのが常なので、

この部分をキャラとは、まったく思っていなさそう。

ある意味くそ真面目だからこそ、出切るのかもしれません。

絵に対しては、異様に真面目で息苦しいところがあります。

言動は、人をからかったり、ふざけたりしますが・・・。

黒い部分も色鉛筆の黒色を使用。

鉛筆は使用せず、色鉛筆のみで描いています。

色鉛筆の黒というのは、

鉛筆と違い光らないので、重厚な感じの仕上がりになります。

この性質もうまく利用している作品だと思う。

 

 

 

やっと風が春めき、桜が咲くのを楽しみな季節になった。

ところが、どういうわけか頭がまったく働かない。

それは、昨日の27日がひどく、ブログを書こうと思っても、

ひたすら脳の中は白紙状態。

夕食のメニューすら決めかねるありさま。

こういう日って、とても珍しい。

1階のアトリエにいるヒロク二さんはというと、

↑いそいそと玄関の扉が開き、足音がしていたと思ったら、

ビールを買いに行っていたようだ。

鉛筆を握り締めていない時は、くつろぎモードのようで、

絵を点検していました。

近くに、おやつや飲み物、たばこ、酒、軽食、日用品を売っているショップがあるので、

病院の売店に行くノリで、よく行っている。

(入院したら、やたら売店に行くのがヒロク二さん)

ビールを買ってきたようです。

写真を見て気がついたというわたしもまぬけ!

このようにくつろぎムードでした。

わたしは、やっと花が咲いたビオラの点検へ。

↑毎年、「咲かせたい!」「種を継いで温存したい!」という黄色のビオラ。

黄色にグレーの部分があるのが、気に入っているのですが、

手前のは茶色と黄色の2色に分かれたものが混じっています。

↑こちらは、茶色のビオラと思って植えつけた鉢。

茶色のものにブッチ(花の中央の黒い部分のこと)が入ったのが咲きました。

真黄色の花と紫と黄色の2色に分かれた花が混じっています。

茶色の花は、継いだ種によっては、紫と茶色に分かれるのです。

↑ビオラをアップで。

同じタイプの種をまいてもいろいろな花が咲きます。

↑濃い赤茶と黄色のビオラ。

猿顔タイプのビオラ。

間が抜けたビオラなのですが、それなりに気に入っています。

↑アラカルトと称して、いろいろなタイプを植えつけた鉢。

黄色とブルー、白で爽やかな色合い。

↑こちらもアップで。

少しづつ違う花達。

今年は、どのタイプの花の種を採取しようかな、と考え中。

 

春の初めは、わたしは頭が真っ白。

ヒロク二さんはビールを飲んでくつろぎモード。

夕食のメニューの取り合わせが、おかしなことになりそうな予感。

来週は、桜が咲きそう。

近くの川沿いに桜並木があります。

それを楽しみに過ごすことにしようと思います。

花の美しい姿は、人の心をなごませてくれます。

だから、春は嬉しい。

 

嬉しい季節なのに、頭が働かないというのは悲しいような・・・。

はやく頭がまともになって欲しいと思い」ます。

昨日は冗談で、唐辛子のビンに、話かけました。

「あなたは唐辛子ですよね。

 こんにちは。

 今日は出番がなくって、悪かったですねぇ。

 わたしは、あなたのことが好きですよ。

 わざわざ、あなたを買いに成城石井にまでいったのよ。

 分かった?」

と、唐辛子の瓶に語りかけていると、ヒロク二さんが見ていました。

ヒロク二さんの顔を見ながら

「あっ、今ね。唐辛子に話しかけてたの。

 頭がおかしいのよ。

 もう、この家の住人は、すべておかしいのよ。

 そう思わない?」

と、言うとヒロクニさんは、ニヤニヤ笑ってました。

春なのでしょうか?

今日もブログにお付き合い下さりありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 


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3 コメント

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Unknown (ともりん)
2024-03-31 19:34:13
直線がインパクト有りで、街を感じる前に線と幾何学模様が強烈です。
蛙の目のような水色の部分の○に混ざってサインが入っていて、面白いと思いました。その部分は最初、蛙の涙のように見えましたが、街を意識すると人の足跡のようにも見えてきました。

アトリエでくつろぐヒロクニ先生、雰当たり前ですが、芸術の人なのだなあと思いました。こういう空気感というのは、私の周囲の人では感じることはできません。

ビオラの花々が華やかです。茶色で縁取られた花や花びらが違う色になっているもの、とてもすてきです。これは、さほりんのビオラ以外ではなかなか見ることができません。色々な花たちが寄せあっているビオラの姿、楽しそうでうきうきします。

急に暖かくなりました。体がついていきません。もちろん、頭も。思考がまとまらないのも仕方がないです。季節に体をゆだねて、ゆっくり馴らしていってくださいね。
唐辛子に話しかけた後、夫婦の会話でヒロクニ先生のニヤニヤ笑い。こういうやり取りの感じ、とても好きです。その場面の空気感を勝手に想像して、ひとりで楽しくなります。
成城石井の唐辛子、高級そうな味がしそうです。辛さの中にも芳醇なうまみと甘さがあるような。話しかけてもらった唐辛子は、次回の出番のときは張り切って辛さをアップさせてくれることだと思いました。


前回のコメントの追加です。
『狂気の「ルナ」』は「月が持っている(と言われている)狂気」の表現で書きました。英語で「狂気」の意味を持つ「ルナティック(lunatic)」「ルナシー(lunacy)」はラテン語で月を表す「ルナ(luna)」を語源としているようです。
怪しく美しい月を見ると、「これぞ、「ルナティック」「ルナシー」の語源になった「ルナ」の月だな」といつも思っているので、つい、書いてしまいました。

ゴリラの先生のこと、衝撃でした。そんなところまで追い込まれていた先生の心情は到底わかるはずはないのですが、彼女の心の中で渦巻き暴れてしまった負の感情を想像すると苦くつらい気持ちです。

ダブらない●印の本、お言葉に甘えて書いちゃいます。以下の3冊です。
H・G・ウェルズ著『透明人間』、アーネスト・ヘミングウェイ著『老人と海』、ジョン・スタインベック著『怒りの葡萄』


先週まで冷たい雨が続いていたのに、今日は一気に夏日です。眠いようなだるいような、暖かくなって気分が高揚してきたような。よくわかりません。
お互いに無理せず、ゆるゆるまいりましょう。
返信する
Unknown (ともりん)
2024-03-31 19:36:55
↑誤字の訂正です。

誤)雰当たり前
正)当たり前

さほりんはわかってくれるかな、と思いましたが、念のため訂正しました。
失礼しました。
返信する
今年の春は、調子が出ないわ。 (さほりん)
2024-04-02 19:35:53
コメントありがとうございます。
コメントの文末の「眠いような~よくわかりません。」の部分、今年の春は正しくこういう感じです。うまく言う。本当にわからない感じよ。
未だに、その感じが続いています。

絵は、直線でメリハリがある作品です。この絵を見ると目が一瞬覚めるのですが、また春の感じに頭が戻ります。私の場合ですが・・・。強烈との感想、ともりんも意識がはっきりしたのかもしれない・・、と思っております。

ヒロク二さんは、道を歩いていても一般人に見えないらしい。特に宝塚では目だっていたようです。今の神戸では、ヒロク二さんより変に見える人(私的に)が歩いているので、以前程目立たなくなったように思います。長年一緒にいますが、芸術家のオーラーは、消えない人なのかも。

唐辛子の話、面白かったという事で良かったわ。れいぞうこを開けて、おもむろに唐辛子の瓶をつかんじゃって、「何してるの~。わたし」と思ったとたん話しかけてしまったのですよ。こんな事始めてでした。唐辛子は、今いろいろ買って味見中なんです。どれが好きか?て。しかし、ヒロク二さんに見られているとは・・・。だから、頭のおかしい人の道連れにしてやった。

『狂気の「ルナ」』の解説、わざわざありがとう。分からないと書いたから、ともりんは、教えてくれると思っていました。「ルナ」人の名前ではなかったのですね。ゲームのキャラでもなく。そう思うと、ロマンティックな語源で、美しい響きがあります。月夜で変身する狼男のことも思い出されたりして、いい感じです。

ゴリラ先生には、苦痛を味合わされたけれど、とても嫌だったぐらいで、憎いという感情はないのです。結末のせいかもしれませんが・・。今では、その先生は、苦痛を耐えるという試練を与えてくれて、その時間をじわじわとやり過ごす忍耐力を培ってくれたのかもしれないと思う時があります。先生の恋愛での辛さの方が、辛いだろうなと。ともりんは、その先生に会ったことがないのに、文面でよく洞察しています。授業での行いはあれですが、暗いという感じはない方でした。だから、いっそうなんかねぇ・・なんです。

●印、興味深く見ました。ジョン・スタインベックの「怒りの葡萄」は、何度も本の背中を見ては通り過ぎています。嫌っていうほど、目につく本。ともりん、なかなか偉いわ!次読むとしたらヘミングウェイに決めています。名作そうで。

未だ、今年の春は変な感じが続いています。気持ちも高揚しているのですが、眠たいというか・・。

それと、誤字の訂正、打ち間違いすぐ分かりました。指がウロウロしていて、間違ってしまう事よくあります。時々、誤字脱字をそのままにしている私の方が、問題あるわ。老眼で見えていないという・・・。丁寧にありがとうね。

さて、まだまだ調子がでませんので、私もゆるゆるとやっていくことにします。いつも、コメントありがとうね!
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