武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

めざしの巻

2008-11-08 15:22:06 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版) 2008年11月4日(火)掲載のえ

七輪で焼いためざし。わざと焦がしました。

女優の菅井きんさんは、朝はご飯とみそ汁、のりと目玉焼き、めざしを食べると言います。居候させてくれる娘さんが、栄養を考えて、焼くだけでいいように、朝、用意をしてくれるそうです。料理が苦手という菅井きんさんは、オーブントースターでめざしを焼くと、頭が落ちたり、焦げたりする。きれいに焼いてくれた親は、手間ひまかけてくれたんだと、今になって思うと語ります。

オーブントースターでめざしを焼くのは難しいだろう・・・。オーブントースターの中に入っためざしを描くのは、難しいだろう・・・。
そう思ったのか、ヒロク二さんは、炭を買ってきて七輪で焼くことにしたようだ。ガスコンロに網をのせ、上に炭を。ガスの火で炭に火をつける。
わたしは、ガスで炭に火をつけるのを見ていて矛盾しているようだと思いつつ、見ていた。ガスコンロがない時代に七輪は、活躍したものと思ってるからね。炭に火がついたようで、炭を七輪を外に出し、さらに新聞を入れてうちわで、あおぐ。いい具合になったところで、めざしをのせ、さらにうちわで、あおぐ。


なかなかさまになっている。さすが戦後の人。アプレゲールということにしましょう!!


めざしを手で被いながら、焼いている。


めざしの焼き上がり。めざしは軽くなって、焦げていた。

めざしは、ご飯にとても合う。めざしでご飯3杯食べた。おかずはいらない。
毎日、三度の食事をちゃんとしていると自負している。しかし、時々、わたしも手を抜きたいと思う。めざしがいっぱい残っていたので、焼いてだす。レモンを添えて。「今日はこれだけ?」と聞かれて、ヒロク二さんに「めざしでご飯無限に食べれるって。」とちょっと目をすわり気味な表情で言うと「ああ、そう。」とおとなしくなった。めざしはオーブントースターで焼くのは難しいと思う。めざしは、焦がさず、ゆっくり中が焼けて、じわじわと油が出てくるぐらいで、焼くのをやめなくては。焼きすぎはいけません。日本酒によく合う。

ヒロク二画伯曰く、
「現代人は、火の概念をなくしているんだよ。」
と言った一言が、このたびは、印象に残った。

猫のキタハマは、ただただ匂いで興奮していました。めざしをあげつつ「君は、いいところに貰われたね。」と言って、めざしを鼻に近づけたり、遠ざけたりすると、必死で獲ろうとするしぐさが、面白くてじらしてあげました。おいしかったのか、食べ終わったら片目に涙をためていてましたヮ。

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