わたしの書くもの(2011.1.15日作)
わたしにとって わたしの書くものが
現代詩の基準に照らして
詩であっても 詩でなくても
一向にかまわない
わたしは わたしの書くもの わたしの言葉によって
わたしの今ある心の中の真実
わたしの今を生きる思い
わたしの生きて来た過去
人の世への思いを
わたしの書くもの わたしの言葉を眼にした
その人の心 その人の胸の内に伝えてゆきたい
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もし わたしの書くもの わたしの言葉が 仮に
それを眼にした人の心 胸の内に伝えられたとしても
それで この宏大な宇宙 世界の中の
なに一つとして 変わるわけではない
時は永遠に過ぎてゆき
人の記憶は遠い遠い夢のように遠い彼方へと
すべてを連れ去り やがて
追憶の果ての闇の中に埋没してゆくだろう
そして わたしの影 わたしの形跡
わたしが歩いた足跡などは
砂浜に刻んだ足跡が波に洗われ
消えてゆくように
時の流れの中で洗われ
消えてゆくだろう
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すべては闇 暗黒 無の中へーー
人の生に待ち受けるものは絶対的無
それでもかまわない わたしは書く
わたしの言葉で
わたしが今を生きる思い
わたしの心の中の真実
わたしが生きて来た過去への思い・・・・
なぜなら それがわたしの今を生きる
わたしが今を生きている証しなのだから
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わたしにとっては わたしの書くものが
現代詩の基準に照らして
詩であっても 詩でなくても
一向にかまわない
言葉だけが わたし自身の真実の言葉だけが
わたしにとっては大切なのだ
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