ヒロインを演じたアリエル・ホームズの実体験を基に、ニューヨークの路上で暮らすヘロイン中毒の若者たちの姿を生々しく描き、昨年の東京国際映画祭でグランプリと監督賞に輝いた『神様なんかくそくらえ』のジョシュア・サフディ監督にインタビュー。
弟のベニーと共同で監督したこの映画は、望遠レンズでの撮影を多用して劇映画とドキュメンタリーのはざまを表現しているが、究極的にはヒロインのアーリーと恋人のイリアとのピュアな愛を描いたのだという。
同じくニューヨークを舞台に、麻薬中毒の恋人たちの姿を描いたジェリー・シャツバーグ監督、アル・パチーノ、キティ・ウィン主演の『哀しみの街かど』(71)を思い出した。
「この映画の内容には「『Heven Know What』という原題よりも『神様なんか~』という邦題の方が合っているのでは?」と尋ねると、「アメリカの配給会社にタイトルを変えてほしいと頼んだがダメだった」と残念そうに答えたサフディ監督。現在31歳の彼は、日本文化を学んだこともあり、宮崎駿や園子温の映画に強く引かれるという。
詳細は後ほど。