『愛情物語』(55)(1992.7.)
ピアニストのエディ・デューチン(タイロン・パワー)の生涯を描いた伝記映画。監督はジョージ・シドニー。
この映画は、デューチンが音楽家として成功しながらも、妻(キム・ノバク)を亡くし、失意の中入隊する前半と、戦後、息子との関係に悩んだデューチンが、第二の伴侶となるチキータ(ビクトリア・ショウ)に救われ、幸せをつかんだかに見えた矢先に白血病に倒れる、という後半に大別される。
で、当然のことながら、劇的な展開を見せる後半の方が昔から好きである。従って、この映画に限っては、我が贔屓のノバクよりも“幻の女優”ビクトリア・ショウの方が光って見えてしまうのだ。
さて、この映画、カーメン・キャバレロのピアノ演奏ばかりが話題になるが、パワーも、指の動きなどは一流ピアニストらしく見せるのだからたいしたものである。まあ、今の俳優は訓練して自分で弾いてしまったりもするけれど、果たしてそれがいいのか、というのはまた別の話だが。見た目では、ジョージ・クルーニーが少しパワーと似ているかなという気がした。
映画的な手法を生かした名ラストシーン。
https://www.youtube.com/watch?v=Tod-F_jdifM
このシーンも好きだ。
https://www.youtube.com/watch?v=61Se7MrKrpY
タイロン・パワーのプロフィール↓
キム・ノバクのプロフィール↓
名画投球術 No.11 いい女シリーズ1「妖艶な美女が観てみたい」キム・ノバク
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/754f3c9be228401cdcee37d2ef9add6c
パンフレット(56・外国映画社)の主な内容
解説/梗概/エディ・デューチンについて/キム・ノヴァク/タイロン・パワー/ヴィクトリア・ショウ